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【H2O Farmプレイバック 25】 H2O Farmで野菜作り! ~雑草が枯れてるうちに大掃除~

2024.05.31

秋植えの野菜が一段落した「H2O Farm」には、やらなくてはならないことがある。それは、大掃除だ。夏の間に取りきれなかった雑草は立ち枯れ、畝の周辺に散らかり放題。また、つるタイプの雑草は鉄柵に絡みついたまま枯れていて、なんとも見苦しい。そこで今回はH2O Farm内の大掃除を行う。
※【H2O Farmプレイバック】 は、過去(2020年夏から2022年3月)の活動内容を振り返りまとめたものです。

鉄柵を突き抜けて伸びた木も

今回の副題は「雑草が枯れてるうちに大掃除」である。くしくも5・7・5となり、声に出して読みたい気持ちのいい副題だが、内容はけっして気持ちよくない。
やるべき作業は、夏の間に大暴れし、そのまま枯れて散らかっている雑草の除去。特に鉄柵に覆いかぶさるようになっている、ツルが伸びるタイプの雑草は厄介だ。また鉄柵の外側の木が内側に突き抜けている箇所もあり、その場合は木を切らなくてはならない。
我々はのこぎりやナタ、草刈り機まで動員して、H2O Farmの大掃除を行った。炎天下の草取りで苦しめられた雑草は、真冬になっても面倒くさい存在なのだった。

秋植えの野菜が静かに成長を続けているH2O Farm。畝のあるスペースは小綺麗だが、その周辺は枯れた雑草がちらかっている。

奥の方はこの有様。鉄柵がどこにあるのかもわからないような、カオスな状態だ。

鉄柵の外側から、木が内側に突き抜けている。鉄柵が傾いたり破損したりすると獣害に遭うので、鉄柵のケアも野菜づくりの一環だ。

枯れても抜けない頑固な雑草

雑草は枯れていてもしぶとい。植物としての名前は知らないが、放っておくと2mを超える雑草があり、それらは簡単には抜けないし、茎も固くてなかなか切れない。草刈り機をフル活用し、ときにはナタを振るって雑草のゾンビと格闘するメンバーたちだった。
真冬だというのに大汗をかいて1時間ほど、掃除の終わったH2O Farmは「こんなに広かったっけ?」という状態に。夏の間、畝から遠い場所の草取りは手が回らなかったため、いつの間にか外側から雑草にスペースを占拠されていたのだった。

エンジン式の草取り機を駆使するメンバー。チュイィン、チュイィン!……と小気味よい音とともに、雑草をバッタバッタと切り倒していく。

こちらはナタを使って雑草を刈り取るメンバー。手にしているのが、2mを越えてくる強敵の雑草だ。

雑草を除去すると、思いのほか広いスペースが現れた。知らず知らずのうちに、雑草に1~2mほど侵食されていたらしい。

鉄柵に害を及ぼしそうな木は、該当する枝をのこぎりで切り落とした。写真のように鉄柵を支えてくれる木もあったので、完全に切り倒さずに利用することにした。しかしすごいめり込み方である。

新たな畝をつくることに

雑草の除去を終え、スッキリとしたH2O Farm。気持ちも新たに畝を追加することにした。まずは我々の師匠、『ひより農園』の白土さんがトラクターを入れて土を掘り起こし、ふかふかの状態に。ここに肥やしを撒き、再度土をかき混ぜて畝をつくる……のだが、これらの工程の間は1~2週間ほど空ける必要があるそうで、今回はここまで。

前回の記事から変化はないが、大掃除によってルッコラの左側がぐんと広くなった。そして耕すのは、右側の大きな空きスペース。かつてじゃがいもが全滅したスペースでもある。

燃える男のオレンジのトラクター。白土さんが巧みな操縦技術で土を耕してくれた。

野鳥が飛んできて、掘り起こされた虫がいないか探していた。土を耕すと必ずといっていいほど、トラクターの音に反応するレベルで野鳥がやってくるそうだ。

Special Thanks
■ひより農園 https://hiyorifarm.com

 

Photography:H2O Style
Writing:Minoru Akiba

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