丸3年に及ぶ作業が、ついに完結!
カナディアンカヌー作り第57回 ~最後のウレタン塗り、そしてカヌーが完成!~
2022.03.25
本日は、第5回目のウレタン塗り。そう、これがH2O Styleカヌー制作における最後の作業となる。寒い日も暑い日も、名栗湖のほとりにあるカヌー工房に通い続け、丸3年。ついに我々のカヌーが完成する。もちろん、最後のウレタン塗りがうまくいけば……の話だが、そんな野暮なことは言うまい。それでは、工房での最後の作業の模様をお届けしよう。
すべての作業が名残惜しくなる
2週間に1度のペースでウレタン塗りを重ねて、ついに5回目のウレタン塗りを迎えた今回。すなわち、この作業を終えればカヌーが完成することを意味する。カヌーが完成することを目標に、通ってきた工房も今回で最後(厳密にいうと進水式でも工房に来ます)。いろいろと思い出は浮かぶが、感傷に浸りながらもウレタン塗りを楽しんでやろうと誓うクルーたちであった。
◆ルーティーン化した作業を噛み締めながら行う
◆作業もクライマックス! 涙をこらえつつの作業!?
◆H2O Styleのカヌーがついに完成!
2019年の1月からスタートしたH2O Styleのカヌー作り。2022年2月をもって、ついに完成させることができた。人生でこんなにも長い時間をかけてモノ作りをする経験ができたなんて、本当に幸せなことだな……と、作ってみて実感。カヌーを作る経験をしたことがある人を数えても全人口の5パーセントにも満たないだろうと考えると、この体験はお金では買えない、まさにプライスレスなもの。これをやったかやらないかで、今後の人生の豊かさや人生観でさえ変わってくるのだろうと思う。
この貴重な経験をさせてくれた、名栗カヌー工房理事長の山田直行さん、そして作業工程をレクチャーしてくれた工房長の町田さん、副工房長のミキタさん、記事の確認や作業日程のやり取りをしてくれたソルベグ店長の山田理さん、そして協力していただいたカヌー工房のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
あとは進水式を執り行うのみ。とにかく、今回をもって我らがカヌー作りは最終回となる。これまで記事を読んでくれた読者の方にも感謝です。感動の涙は、とりあえず進水式までとっておこう(笑)
作業の様子をYouTubeチャンネルでCheck!
カナディアンカヌー作りのコーナー(過去記事)はこちらから!
http://h2o.tokyo/tag/make_canoe/
STAFF CREDIT
Photography:Natsumi Kakuto、H2O Style、Yasuyuki Ushijima
Writing:Yasuyuki Ushijima
Movie Photographer:H2O Style