昨年末に最後の仕上げ作業であるウレタン塗りまで漕ぎつけたクルーたち。ようやく、最後の作業に進んだことで、テンションも爆上がり！

前回、ようやく着手したウレタン塗り。年末年始を挟んで久々にカヌーを見ただけに、ウレタンの光沢で、自分たちのカヌーがわからなかった。こんなにキレイだったのか（自画自賛）。

2回目のウレタン塗り作業の前に、ボディに軽くペーパーをかけていく。ウレタンを塗った箇所に傷をつけて、その隙間にウレタンを流し込み、重ね塗りしていくというわけだ。まずは工房長の町田さんに見本を見せてもらう。

みんなで手分けしながらペーパー掛けを行う。今回もFarmから助っ人を招集。ウレタン塗りは簡単な作業だが、助っ人（本職がデザイナー）を呼んだのには訳がある……。

ペーパー掛けはものの30分ほどで終了。目の細かいペーパーでボディに傷をつけたことで、全体が白っぽくなっていることがわかる。

今回はウレタン塗りだけではない。実は「H2O Style」のロゴを入れるという作業も行う！　そのために手先が器用な助っ人を招集したのだ。

まずはロゴの位置を決める。ロゴは2か所入れるので、カヌーの先端からの距離やガンネルからの距離を測り、2か所のロゴの位置バランスを等しくしていく。ここでは細かい性格の代表が大活躍！

まずは複写式のカーボン紙を下に敷いて、ロゴを下書きしていく。不安だが、不器用なウッシーが先陣を切る。直線は定規を使っていくチート技を駆使する。

次は角戸ちゃんが、ロゴの下書きを行う。「O」の部分など定規が使えない部分を器用に下書きしていた。今日は角戸ちゃんの日になりそう！？

ロゴがしっかり複写され、このドヤ顔！　流石です（笑）

下書きが終わったら、いよいよ色入れ。ロゴはアクリル絵の具を使用する。まずは手先が器用な仲間（本職デザイナー）がみんなに見本を見せる。

平筆を使い、スーッと色を入れていく。やはり器用な仲間を呼んで正解だった。

ここからは角戸ちゃんの独壇場に！　色入れは「メイクに近い」と話していたように、サクサクと色入れを進めていく。

反対側のロゴは、なんとウッシーが担当！　任せて大丈夫か……心配だ。

ウッシーが苦戦する間にも、角戸ちゃんはガンガン色入れを進めている。自ら「画伯と呼んでください！」と言うように、自信をもって作業していた。

名栗湖に位置する工房内は天井も高いし、かなり冷え込む。薪ストーブは暖をとるために貴重なものなのだ。そして風情もありますね。

そんなこんなで、ロゴの色入れは重ね塗りを施すため、計2回色を入れた。仲間のデザイナーも、ウッシーの作業したあとをカバーするため孤軍奮闘！

そして、ロゴの色入れが完成！　なんということでしょう！　爽やかなロゴによりシンプルだったカヌーがこんなのにもキレイに輝いて見えます！

ここで2回目のウレタン塗りを開始。内側を塗っていくのだが、ウレタンの光沢で塗り残し部分がわからなくなるので、ブロックに分けて塗っていくのがコツとのこと。

内側を塗った後はパドルにも2回目のウレタンを塗っていく。パドルはFRPコーティングしていないので、ウレタンを塗る刷毛がひっかかり、実は塗りにくいのだ。

カヌーを反転させて、外側のウレタン塗りへ進む。外側の方が塗りやすいが、今回はロゴがあるので慎重に作業する。

ロゴ部分は刷毛をなでるように動かさず、ロゴの上にウレタンをのせていくような感じで塗っていく。ここは垂れても後でリカバーできる。

外側も手分けして塗っていくが、左側右側で分担し、ブロックに分けると塗った箇所がわかりやすいのだ。

今回はロゴ入れも無事成功し、2回目のウレタンもキレイに塗ることができた。とにかくロゴの発色が美しい！　ロゴ入れをやったおかげで、1日があっという間に終わってしまった。

あまりにも船底が美しかったので、記念にパシャリ！