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H2O Style

カナディアンカヌー作り第12回 ~FRP前の研磨が大事~

2019.10.07

カヌー工房は夏、ハイシーズンを迎える。カヌーに乗りにくる家族連れや、周辺を歩いて散策するハイカー、有閑ダム周辺にツーリングに来るバイカーたちで、平日ながら人出が多くみられるからだ。H2O Styleのカヌー制作も大きな山場を迎えようとしている。FRPコーティング前にやらなければいけない作業を早く終わらせて次回はFRPに進みたいところ。第12回目の今回もパテ埋め作業と研磨を継続してこなしていく。

FRP前の研磨とパテ埋めを継続

今回こなす作業は、仕上げの研磨とパテ埋め。パテ埋めはかなり重要。というのもボディに隙間があるとFRPをコーティングする時に、空気が入って気泡ができてしまうから。ボディの研磨も同様で、ボディに凸凹があるとFRP際に気泡ができてしまうのだ。クルーたちは、はやる気持ちを押さえつつ、パテ埋めと研磨に挑む。

パテは前回も説明したが、杉材の木くずと木工用ボンドを混ぜて作る。粘り気があって色味はベージュで、少しツノが立つぐらいで調合するのが肝。

 

◆バウとスターン部を丸みが出るように滑らかに研磨していく

まずは研磨するために外の作業場へとカヌーを運んでいく。まだ木型が入っているので結構、重量があり二人でも運ぶのも一苦労。

ボディの研磨は十分なので、バウとスターン(船首と船尾)部分に丸みを出して滑らかに研磨していくのが本日の作業。まずは前回、接着が剥がれていた部分を補修したタッカーを外していく。

バウとスターン部はディスク・グラインダーで削っただけなので、まだ表面がカクカクしている。今回は研磨することで丸みを出して、滑らかにしていくのだ。

前回も使ったミニサンダーで表面を研磨。地味に体に負担がかかるが、休憩をはさみながら研磨を継続する。

Before
凸凹だったバウとスターン部も……。

After
研磨で表面も滑らかになり、美しい造形に。まぁ自画自賛です(笑)

 

◆午後は怒涛のパテ埋め作業

工房のアイドル・りんごちゃんもこの暑さにバテ気味の様子。涼しい場所を見つけてゴロゴロしている姿もまたカワイイ。

午後はパテ埋め作業に。まずはパテを入れる容器に木くずを入れて、木工用ボンドを用意。

先ほど研磨したバウとスターン部もよく見ると穴が開いている箇所が……。

その穴をパテで埋めるとこんなにもキレイになる!

ボディもパテで埋めていくが、パテ埋めしたあとは濡れタオルで拭いても、汚れのような跡になってしまう。このままFRPのコーティングをしてしまうと表面がまだらになって、木目が浮かび上がらない。これは研磨で落としていくべし。

ミニサンダーで研磨すると表面もキレイになって、滑らかに。ただ、削りすぎるのはボディの厚さが薄くなってしまうので厳禁!

 

◆今日の作業はここまで!

研磨すると先ほどの汚れが嘘のように落ちて、木目がキレイに浮かび上がる。

バウとスターン部の丸みも惚れ惚れするぐらい美しい……(自分で自分を褒めるスタイル)。

実は、午後からFRPができるかもという期待をいだいていたが、湿度が高いため断念。FRPは気温や湿度との闘いで、天気が良いだけではダメなのだとか。この時期、基本は晴れているが、突発的な台風もくるので、天気予報とにらめっこになりそう……。恒例の一枚はカヌー工房代表の山田さんとパシャリ。早くFRPのコーティング作業へと取り掛かれることを祈りながら、カヌー工房を後にした。次回へ続く!

 

STAFF CREDIT
Photography:Ren Kanai、H2O Style
Writing:Yasuyuki Ushijima
Special Thanks:名栗カヌー工房

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