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H2O Style

カナディアンカヌー作りに挑戦 ~第2回~

2019.03.04

今回で第2回目のカナディアンカヌー作り。少し慣れてきたのもあり作業は順調に進んでいます。一回目の記事を読んで木製カヌーが気になっている方も少なくないのでは? ということで今回は、お世話になっているカヌー工房さんのアクティビティーサービスの内容と、H2Oクルーのカヌー体験を紹介します! 今作っているカヌーと同じモデルのカヌーに乗って気分も上々! 作業効率もアップ!?

見て触れて本物を知ることが大切! カナディアンカヌーに初乗船!

カナディアンカヌー作りに挑むH2Oクルーたち。自分たちがいったいどんなカヌーを作っているのか? 実際に目で見て、手で触れて、体で感じることで、カヌー作りにより磨きがかかるはず。そこでカヌー工房さんのご厚意でH2Oクルーたちが手掛けているカヌーと同モデルに初乗船できることに!  

◆カヌーに乗ってみよう

今回はせっかくなのでクルーもカヌー体験させてもらうことに。しかも自分たちが今制作しているカヌーと同じ、2~3名が乗ることの出来る4,8メートルのカナディアンカヌーだ。

カヌー作りでもお世話になっている町田さんがこれでもかというほど丁寧にレクチャーしてくれる。漕ぎ方だけではなく、カヌーの動く仕組みも併せて教えてくれるので安心。

安全のためにライフジャケットをしっかり着用。もちろん無料で貸してくれる。カヌーやカヤックで何度か転覆したことのある筆者は念のためスマホをクルーに預けました。名栗湖は山間にあるため、急な天候の変化に備えてレインウェアーも用意しておくと安心ですよ。

◆いざ乗船!!

桟橋と船体をパドルで固定させると安定して乗船することができる。基本的に体重のある方が後ろに乗った方が浮力のバランスが取れて安定した漕艇ができるそう。

慣れない手つきでえっちらおっちら漕いでみるがなかなかまっすぐ進まない。カナディアンカヌーは船首に乗る方がエンジン(力強く漕ぐ)、船尾に乗る方が舵取りと役割がしっかり決まっている。息がなかなか合わず船体が斜めになったまま進むという謎の現象に戸惑いを隠せない二人。

風に流されたりと四苦八苦するうちに徐々に慣れてきた。漕ぐことだけで精一杯だったのが、湖上からの美しい景色とキラキラした水面にしばしチルアウト。

うっかり時間を忘れそうになりましたが作業を進めなければいけないので桟橋に戻ります。ちょっと漕ぐ姿も様になってきたかも!?

思っていたよりも難しかったですが、今まさに乗ったカヌーを作っていると思うとモチベーションがさらにアップ! 適度な運動と自然に触れることでリフレッシュにもなり、作業が捗る予感。

 

不安と期待を胸に、いざ湖へ!

カヌーからみた飯能

 

◆サクサク進むカヌー作り

初めてのカナディアンカヌーを体験したクルーたち。その経験を生かすべくカヌー作りを再開。基本的に前回やった作業の繰り返しということもあり、作業は順調に進んでいきそうだ。

15mm幅の杉材をつないでいくボディー作りの続きから。勝手がわかっているのでカヌー体験とは段違いの阿吽の呼吸を見せるクルー。

杉材に塗ったボンドのはみ出た部分は早めにふき取らないと固まって後々苦労することになってしまうので、面倒くさがらずに一本終わるたびにしっかりふき取るようにしよう。

◆ランチタイムに散策

平日にもかかわらず名栗湖にかかる橋にはライダーやダム見学の方がちょこちょこ訪れる。ランチでお腹を満たしたところで美味しい空気も吸いたいということで、橋上でパシャり。自分たちのペースで楽しみながらカヌー作りを出来るのは本当に豊かなことだと実感した。

とはいえのんびりもしていられないので作業に戻ります。

ある程度本数が組み上がってくると船体にカーブがついてくるので杉材同士にずれが生じる。今まで積み上げてきた杉材を動かすのではなく、新しくセットした杉材を古い方に合わせるという具合で調整していく。

時折現れるりんごちゃんをモフモフしたいという誘惑も断ち切って作業を進めるクルー。

カーブが強くなってくる船体の中央部分からはタッカーではなく仮釘を使用して固定する。

前回何度も失敗したが今回は仮釘をあまり無駄にすことなく作業を進めることができた。

 

工房に響き渡る作業音がまた心地いい!

 

◆今回の作業はここまで

グッジョブ! 町田さんの「バッチグー」ももらって安心感と達成感がこみ上げるてくる。「次回からはカーブがよりキツくなってくるので今日ほどサクサクは進みませんよ」と町田さん。難しいほどに挑戦のしがいがあるので次回も楽しみ!

船体の進み具合をチェック

Before

After
前回から比べるとかなり船っぽくなってきた。作業途中で困ったことがあるとすぐに町田さんが駆けつけてくれる体制も心強い。安心して作業を進めることができるカヌー工房さんの温かいサポートに感謝しつつ工房をあとにする。

心地よい疲労感は、子供の頃に夢中で遊んだ帰り道の夕暮れ時の感覚に似ている。時間を忘れるほどに遊ぶというのは大人になっても必要なものだ。次回からちょっと難しくなるとのことなので張り切っていきましょう! 第3回目に続く。次回もお楽しみに!

 

カヌー工房でワカサギ釣りとカヌー体験を!

名栗カヌー工房ではカヌー体験の他にワカサギ釣りも出来る。ボートは2,500円(1艇)、桟橋釣りなら1,500円だ。この他に入間漁協の入漁券700円(1人)がかかる。ボート希望であれば人数で金額が上がるわけではないので二人で体験するのがオススメだ。

もちろんカヌーやカヤック体験も1艇(2,000円~)からできる.。9:30~16:30の内であれば1日どれだけ乗っても同じ料金なので、思う存分名栗湖の景色と漕艇を楽しむことができるぞ。カヌー体験やワカサギ釣りは完全予約制になっているので事前にWEBサイトから予約しよう。
ご予約はこちら↓
http://naguri-canoe.co.jp/form/

 

STAFF CREDIT
Photography:Minoru Akiba,H2O Style
Writing:Shoichi Yamada
Special Thanks:THE NORTH FACE

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