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明日どこ行く? 何を釣る? フライフィッシング体験記 06

2018.08.31

好きこそ物の上手なれ! フライフィッシングに心を魅了されたOVER30(オーバーサーティ)の釣り日記。実際に釣りにいった釣果報告はもちろん、ギア紹介やフライ作り(タイイング)まで四季を通してフライフィッシングの魅力をお伝えしていきます。

2度目の渓流釣りへ! 少ないチャンスをものにできるよう準備も念入りに!!

目指すは福島県! 道中、いろんな川の近くを通るもことごとくスルーしていきます(パッと見、どれも魚が釣れそうな川ばかりに見えましたが……)。今日のポイントがこの川より良い川なのか……と考えると期待値もグンッと高まっていきます。

渋滞もなく順調に移動。車の中から見る流れる景色も美しい!

朝の気温は20度、日中は30度くらいまで上がる予定!

東京から約4時間、本日のポイントにようやく到着。周りの美しい自然も気になりますが、日帰りということもありのんびりとしている時間はないので、早々と釣りを始めます。
友人たちのシークレットポイントということもあり具体的な場所は教えられませんが、今回のポイントはとにかく水が綺麗で、水面のフライに向かって魚が出てくるのが肉眼でもはっきりと分かります。

本日のフィールドはこちら! 見ての通りとても美しい場所です。

川の水がとにかく綺麗!

岩の陰や泡の切れ目付近の魚の居そうな場所にフライを流すと、岩の陰から黒い影がスーっとフライに向かって浮上してきます。ここからほんの一瞬(1、2秒)の出来事ですが、“食いつくかor偽物だと見切って引き返すか”緊張の瞬間、心臓がドキドキしてきます。
ファーストヒットはヤマメ。水面を割ってフライに食いついてきたところをしっかりアワセると、ビビッと魚がヒットしたときの、あの力強い引きが竿に伝わってきます。ばらさないよう竿をしっかりと立て糸を張りラインを手繰り寄せると、左手にもヤマメの力強い引きが伝わってきます、この瞬間がとにかく最高で、何度味わっても飽きることがない感覚、何度やっても魚釣りは面白いな……と思う瞬間なのです。
釣り上げたヤマメはとても綺麗な色と模様、飴色のヒレとうっすら朱色のライン、少し写真を撮らせてもらったらリリース。

ヤマメがヒット!

こんなに綺麗な水なのに、それでも濁っているって……オドロキです!

2日前が台風だったのでこれでも少し濁りがあるそうですが、東京の川と比較すると桁違いに綺麗。
先に進んで少し深くなっているところ(プール)へ、壁沿いにフライを落とし流すと水しぶきと共に魚がフライに食いつきますが、なかなか合わせる事ができません。もし魚が他の場所に移動したり、警戒されていなければ、まだワンチャンが! きっと同じところで反応するはずなので同じ川の流れにフライを乗せてみると……。
きたー! まだ食い気がまだ残っていたようで見事にアワセることに成功!! 先程のヤマメに続いて、今度は渓流の王様と言われるイワナを釣り上げることができました。
オレンジがきれいなイワナです。魚が火傷しないよう水に手を浸け冷やしたあと、魚を触ってみるとふっくらとした柔らかい感触。あまり触っていると魚が弱ってしまうので、イワナとのコミュニケーションもほどほどにして放流。

こんなに綺麗な水なのに、昨日の雨の影響でこれでも濁っているとのこと。

水位はいつもより高めだそうです。

なかなかいいサイズのイワナを釣り上げることができました。

昼になり気温が一気にあがってきたようで、釣りをするには少し暑くなってきたため予定よりも少し早めに切り上げて、近くのお蕎麦屋さんへ昼休憩。さらに帰りは近くの温泉へと立ち寄って一日遊んだ汗と疲れを流します。
これもまた渓流釣りの楽しみの一つ、時間を贅沢に使った大人の休日といったところでしょうか。
釣果もいい感じでしたし、なによりも素晴らしい自然の中で過ごせたことで、たまっていたストレスも発散でき、最高の一日(休日)となりました!

 

Photo Gallery

 

富森浩幸(トミモリ ヒロユキ)
フォトグラファー。アパレルのカタログを筆頭にファッション誌やライフスタイル誌まで幅広いジャンルで活躍中。フライフィッシングに出会い“趣味に生きる愉しみ”に目覚めたとか。

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