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明日どこ行く? 何を釣る? フライフィッシング体験記 05

2018.08.22

好きこそ物の上手なれ! フライフィッシングに心を魅了されたOVER30(オーバーサーティ)の釣り日記。実際に釣りにいった釣果報告はもちろん、ギア紹介やフライ作り(タイイング)まで四季を通してフライフィッシングの魅力をお伝えしていきます。

多摩川でウェットウェーディング(川の中に入っての釣り)に挑戦!

釣りをしている人なら、誰にでも相性のよくない川があるはず。ボクにとって相性の良くない川=それが多摩川だ。何度も足を運んでいる川なのに、いまだに1回も魚を釣り上げたことがなく、ある意味、自分にとっては鬼門の川。それだけに、なるべく釣りに行くのを避けたい川なのだが、娘の習い事の大会会場の近くに多摩川がある。目の前に川があるのに魚釣りをしないというのも釣り人らしくないし、正直釣りをしないのはもったいない(笑)
というわけで、大会が始まる前=早朝に釣りをしてから娘の応援に向かうことにした。

今日のポイントは、調布付近の多摩川。僕の持っている遊漁券の最上流だ。初めてくるポイントなので河川の様子が全くわからないので、とりあえず近隣のコインパーキングにクルマを停めて河原へ降りてみると、既に釣りをしている人が沢山いてビックリ! みんな早起きですね(苦笑) と感心している場合じゃないので、こちらも急いでクルマに戻りさっそく釣りを始めることに。

今回の仕掛けですが、確実に獲物を仕留めたいのでウェットフライを流す作戦に。先述したように自分にとって相性が悪い川なので、大河川でのウェット用の#1 8ft11inchの道具立て。負けられない釣りがそこにありました(苦笑)

まず一匹確実に釣り上げたい。そんな気持ちから赤シマシマ模様ソフトハックルでスタート。フライを流し始めるとすぐにコツコツっとアタリが! 魚がフライに反応している事を確認。チョイスしたフライに魚が反応してくれるのがわかれば、あとはしっかりと食いつけるサイズのオイカワがヒットするのを待つだけです。オイカワは群れの生き物なので色々なサイズのオイカワがアタックしてきます。小物にあわせてフライを選ぶとフライのサイズを小さくしないといけなくなるし、大物にあわせてフライを選ぶと当たり前ですがフライのサイズが大きくなります。つまり割り切りがとても大切な釣り。自分がどのぐらいのサイズのオイカワを釣り上げたいのか? これを最初にきちんと決めてから挑むことが重要というわけです。希望のサイズよりも小さいor大きい獲物は相手にしない事も必要なのです。

などと自分に言い聞かせているうちに、あっさりとオイカワを釣り上げることに成功! 狙いどおり、いつものサイズのオイカワです(笑)

その後も順調にオイカワを釣り上げ、ボクにとって鬼門だった多摩川が、オイカワの穴場スポットへと激変! 午前9時過ぎ、気温もあがり蒸し暑くて釣りをしているのも辛くなってきたので、予定よりも早めに切り上げて娘たちが待つ大会会場へ……。それにしても川の中に入って釣りを楽しむウェットウェーディングは最高でした。早朝という事もあり30度近い気温でもかなり快適に釣りが楽しめましたからね。滑り止めが付いた靴をしっかり履けば浅瀬であればそれほど危険ではないので機会があれば是非一度試してみてください。川の水に足をつけながらの釣り、どことなく懐かしく童心にかえって魚釣りが楽しめますよ。

早朝の多摩川。都内近郊とは思えない美しい景色!

早起きは三文の徳!? この美しい風景を眺めているだけでも幸せな気持ちになれます(笑)

オイカワがヒット! 竿が気持ちよく曲がります……大物の予感!?

夏は比較的簡単に釣れるオイカワ。これから釣りを初めたいという人にもオススメです。

次は多摩川でも夏色を探して釣り上げたい! ボクにとって相性の悪い川でしたけど、この調子なら次回も釣果がありそうです!

休憩!? 釣りを止めてSNS用の写真を撮影……。

川の水に足をつけながらの魚釣り。川に入るのは子どもの頃以来?! 少しだけ懐かしい気分になりました。

 

富森浩幸(トミモリ ヒロユキ)
フォトグラファー。アパレルのカタログを筆頭にファッション誌やライフスタイル誌まで幅広いジャンルで活躍中。フライフィッシングに出会い“趣味に生きる愉しみ”に目覚めたとか。

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