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【H2O Farmプレイバック 14】 H2O Farmで野菜作り! ~巨大なズッキーニ~

2023.05.26

前回、どんなふうに記事にしようか困っていた葉ネギをクリアし、後顧の憂いなく夏野菜の収穫をお届けできる「H2O Farm」。まず1発目は、夏野菜のなかでもひときわ成長の早かったズッキーニ。えげつない大きさになる茎と葉は、何度見ても大迫力だ。
※【H2O Farmプレイバック】 は、過去(2020年夏から2022年3月)の活動内容を振り返りまとめたものです。

夏野菜収穫の一番手

H2O Farmでは、いよいよ夏野菜の収穫が始まる。一番手はズッキーニ。4月の下旬にピーマンや茶豆、バジルの種と同日に植えた野菜だ。苗の状態で植え付けたため、他の作物よりも一足早く収穫を迎える運びとなった。
ズッキーニは、40代以上にとって子供の頃に聞いたこともなかった野菜だが、それもそのはず、日本で栽培されるようになったのは1980年代から。それが今では夏野菜の定番となり、煮てよし焼いてよしの汎用性で親しまれている。
さて、H2O Farmのズッキーニはどんなふうに育ったのか……?

ズッキーニはピーマンと同じ畝で育ててきた。ピーマンをはじめ夏野菜の種を蒔いた日、我々を指導してくれている『ひより農園』の白土さんが苗を2本、分けてくれた。

4月下旬に苗を植え付けてから2ヵ月後、葉はご覧の大きさに。ドラクエのモンスターのように襲いかかってきそうな勢いだ。

同日、根本の中心には立派なズッキーニが確認できた。

まったく手のかからない順調野菜

収穫前に、ズッキーニの成長記録を振り返りたい。とはいっても、マルチを張ったために雑草に埋没することもなく、まったく手間はかからず勝手に育ってくれた。メンバーがやったことといえば、H2O Farmを訪れるたびに写真を撮ったぐらいのこと。しかも植え付けから2ヵ月と短期間で収穫が始まったので、本当に楽ちんだった。苗の状態まで丈夫に育ててくれた、白土さんのおかげである。

4月下旬、植え付けた直後の1枚。葉は大きなものでも握りこぶし程度の大きさだ。

5月下旬、意気揚々と葉が広がりはじめた。そう、ズッキーニは仰々しいばかりに葉が広がり、基地や要塞のような様相となる。

6月上旬にはこの状態。なにやら「気軽に近づくな」的なオーラを感じるし、実際に雑草も距離をとっていることがわかる。収穫までもう少しだ。

収穫を大きく手を延ばして

ズッキーニの収穫は、体勢的にそこそこツラい。要塞のような葉っぱを避けて、中心部の根本に大きく手を伸ばす必要がある。葉はサイズのわりには茎がポキッと折れやすいので、触れないようにすると腰を曲げて上から覗き込むような恰好となり、葉全体の半径の大きさもあって運動不足の体には少々堪える。とはいえ植えたのはたったの2本。本職の人には読まれたくない弱音である。
なぜ葉をいたわるのかというと、ズッキーニは1度収穫しても次々とまた実ができる野菜。できるだけダメージを与えず、次のズッキーニを育てるためだ。実際、H2O Farmでは3回ほど収穫できた。

6月下旬、1度目の収穫。葉を回避して手を伸ばし、切り取る。

20cmほどの立派なブツを収穫。この調子で収穫は7月下旬まで続いた。

ズッキーニは豊作で、2度3度と収穫できた。大きいものは内部に種とワタができつつあるが、普通に食べられる。

ズッキーニと同じく、『ひより農園』の白土さんに苗を分けてもらったのが、ナス。次回はナスの収穫だ。

Special Thanks
■ひより農園 https://hiyorifarm.com

 

Photography:H2O Style
Writing:Minoru Akiba

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