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【H2O Farmプレイバック 11】 H2O Farmで野菜作り! ~育成期間の長かった玉ねぎ~
2023.02.24
そろそろ梅雨に突入しようかという5月末の「H2O Farm」。気温も上がり、野菜も雑草もすくすくと成長中だ。今回は、前年の晩秋に植え付けた玉ねぎを収穫する。冬を越えて半年以上育ててきた、虎の子の玉ねぎだ。
※【H2O Farmプレイバック】 は、過去(2020年夏から2022年3月)の活動内容を振り返りまとめたものです。
冬を越えた作物も残りあとわずか
もうすぐ梅雨――。5月末のH2O Farmでは、前回植えた夏野菜たちが順調に育っている最中……なのだが、前年の秋に植えて冬を越した作物が、まだ2つ収穫を控えている。それは、葉ネギと玉ねぎのねぎねぎコンビ。今回はそのうちの1つ、玉ねぎを収穫することに。
玉ねぎを植え付けたのは前年の11月上旬。約7ヵ月の育成期間を経て、ようやく収穫にこぎつけた。
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すっかり気温が高くなり、夏野菜が順調に育っている。と同時に雑草もすごい勢いだ。
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現在のH2O Farmの様子。夏野菜を植えてだいぶ賑わっているが、葉ネギと玉ねぎは前年の秋に植えたもの。今回は玉ねぎを収穫する。
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ようやく収穫期を迎えた玉ねぎたち。土からこんもりと盛り上がってきている。
育成期間はたっぷり7ヵ月弱
収穫の様子をお届けする前に、玉ねぎの成長を振り返りたい。ひょろひょろとした苗を植え付けたのが11月上旬、そこから冬を越し、2月いっぱいまではそれほど動きがなかった。
「だいぶ大きくなったなあ」と思えるようになったのは、3月も終わろうかという頃。そのぐらいからラストスパートをかけるように見る見る茎が太く、長くなり、6月を目前とした今日、収穫日を迎えた。
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受付から1ヵ月ほど経過した、12月上旬の様子。根は順調に張ってくれたようだ。この後、たっぷり2ヵ月はこれといって動きがなかった。
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2月下旬の様子。透明マルチの内側に雑草がめだつように。
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このままでは雑草に覆われてしまうので、マルチは剥がすことに。
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マルチを剥がして雑草を抜き、ついでに追肥を行った。鶏糞を苗の周辺に埋め込む。
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追肥から1ヵ月後の3月下旬、一気に茎が成長していた。
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4月上旬の様子。茎はますます勢いに乗り、膝の高さを超えてきた。
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4月下旬には、立派なネギといった様相。ここからラストスパートをかけ、玉が盛り上がってくる。
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そして5月末の今日、玉は半分ほどが地上に露出し、収穫待ったなしの状態に。
テニスボールのような可愛い玉ねぎが
それでは収穫スタート。メンバーが片っ端からボコボコと引っこ抜いていく。茎が強いので抜きやすく、玉ねぎの収穫はとても楽ちんだ。抜き終わったら、その場で茎と根っこを切り取り、あとは持ち帰るだけ。
カブや大根のように「収穫したけれども食べられるものではない」という個体もなく、少人数のメンバーにとっては大量の玉ねぎをゲット。ただサイズだけはテニスボールのように小さく、スーパーで見かけるものとは一線を画した。しかし味は絶品で、辛味の少ないシャキシャキとした新玉ねぎを味わうことができた。
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玉ねぎの収穫は引っこ抜くだけ。簡単で楽しさしかない。
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あのヒョロヒョロで弱々しかった苗が……と思うと感慨深い。
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テニスボールほどの小さな玉ねぎだが、その分、旨味がギュッと詰まっているように感じた。気のせい、あるいは贔屓目や親バカ的な感情かもしれないが。
夏野菜に欠かせないアイツも植えた
前回植えた夏野菜からは、夏のド定番であるナスを外していた。理由は、採っても採っても実がついて、少人数のメンバーでは消化しきれないからである。しかしほんの数株だったら植えたいのが本心。やはりナスのない夏野菜は寂しい。
……と、そんな心境を見抜いたかのように、お世話になっている『ひより農園』の白土さんが、ナスの苗を4本提供してくれた。1畝に植えてしまうと持て余すナスだが、4本なら少人数のメンバーにちょうどいい。ご厚意に甘え、玉ねぎの収穫後にナスを植え付けた我々だった。
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ハウスで育成してきたと思しき『ひより農園』製の苗。葉が水々しく、イキの良さが素人にもわかった。
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ポットの土ごと埋め込んで、支柱を設置。近い将来、実の重さで茎が倒れてしまうためだ。
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玉ねぎを収穫し、ナスを植え付けたH2O Farm。これから梅雨を迎え、作物がグングン成長することだろう。
■ひより農園 https://hiyorifarm.com
Photography:H2O Style
Writing:Minoru Akiba