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H2O Style

H2O Farmで野菜作り!
~水菜はやっぱりダメでした~

2020.03.27

埼玉県飯能市にある「H20 Farm」では、冬でも元気に野菜たちが育っている(寒いのでいたってゆっくりだが)。しかし、去年からどうしても上手くいかない野菜がある。それは、水菜。去年の春もダメだったし、この冬も発芽すら……という状況だ。

順調じゃない畝(うね)が……

まだまだ小さい芽ではあるが、全体的に冬野菜の生育は順調。間引きしたり追肥したり……という段階なのは前回お伝えした通りだが、すべての畝が上手くいっているかというと、そうでもない。チンゲンサイの畝と水菜の畝は、発芽状況が芳しくないのだ。特に問題なのが水菜。2019年の春も全滅だったし、この冬も厳しい状況だ。

我々の師匠、『ひより農園』の白土さんと、発芽状況のよくない畝を見て回る。チンゲンサイの発芽がまちまちなのと、水菜にいたっては一本の芽も確認できなかった。

チンゲンサイの畝がこちら。なんとも寂しい発芽状況だ。水菜の畝はのちほど。

追加で種を植えてしまおう

ほぼ2畝が空き地になってしまう危機に際し、白土さんが「芽が出てこないところには、種を追加で植えてしまいましょう」と提案してくれた。なるほど、そんな手があるのか……! まずはチンゲンサイから種の追加スタート!

種まきは機械で行ったチンゲンサイだが、追加は人力で。空いている部分に溝を掘り、種を蒔いていく。

指先でなぞって溝を掘る。悲惨な発芽状況から、畝のほとんどのスペースをなぞることに。

そういえばこんな種だった。一定間隔で蒔いていく……のだが、種が小さくてとても難しい。

水菜は諦めることに……

もっとも発芽状況の悪いのが、水菜。状況が悪いというか、1つたりとも芽が確認できないのだから、手に負えない。こちらも種の追加を……と思ったが、話し合いの結果、思いきって水菜は諦めることに。そう、しれっと別の作物にチェンジしてしまう作戦だ。白羽の矢が立ったのは、ホウレンソウである。

まるで何事もなかったかのような水菜の畝。本当に1つの芽も確認できなかった。というわけで水菜のことは忘れ、ホウレンソウの種を蒔くことに。

これがホウレンソウの種。恥ずかしながら生まれて初めて手にした。エッジが鋭く尖っている。

チンゲンサイと同様、一定間隔に蒔いていく。まるで忍者のマキビシのような種なので、指先が痛い。

OVER30というかOVER40のメンバーがせっせと種まき。仕事の愚痴などをこぼし合いながら作業を進めた。楽しい。

以上で今回の作業は終了。しっかり戸締まりをして帰宅しよう。

解散間際、白土さんからある提案が。それは「H20 Farmの看板をつくってはどうか」というもの。なるほど、小洒落た看板のひとつもあれば、Farmの見栄えはグッとよくなりそうだし、訪れたときのテンションも上がりそうだ。というわけで次回は看板づくり。

 

◆お世話になっている『ひより農園』さん

埼玉県飯能市の「メッツァビレッジ」内、ひより農園直営ショップ「VEGE TOWER(ベジタワー)」では新鮮な固定種野菜を販売。無農薬、化学肥料不使用のこだわり野菜をどうぞ。
「VEGE TOWER(ベジタワー)」
https://metsa-hanno.com/guide/167/

ひより農園公式サイト
http://hiyori-farm.goodplace.jp/

 

STAFF CREDIT
Photography:Minoru Akiba,H2O Style
Writing:Minoru Akiba
Special Thanks:HIYORI-FARM,ヘインズブランズ ジャパン

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