退屈な日常にちょっとだけ刺激を!!

H2O Style

H2O Farmで野菜作り!
~悲しい出来事~

2019.10.28

埼玉県飯能市に位置する「H20 Farm」では、無事に夏野菜の収穫を終えた。これから秋冬野菜をスタートさせるわけだが、もうすぐサツマイモの収穫という大きなイベントもある。……とそんな矢先、「H20 Farm」は悲劇に見舞われた。

久しぶりの活動日に事件発覚

炎天下での草取りから1カ月が過ぎた。気持ちも新たに土を耕し、秋冬野菜をはじめようという頃合いだったのだが、運悪く天候不順が続いたのだった。そして迎えた久しぶりの活動日、我々はとんでもない事態を目の当たりにする。

この日はコスモスが咲き乱れる気持ちのいい快晴。足取りも軽くH20 Farmに向かう。右の人物はいつものメンバー、左はお世話になっている『ひより農園』の林さんだ。

久しぶりの畑に到着。ん……奥の方の景観に違和感が……。

生い茂った蔓(つる)によりわかりにくいが、柵が外側に倒れている!

まさかと思いつつサツマイモ畑を確認すると、明らかに掘り返された形跡が……!

試しに茎を抜いてみると、あるはずのモノがない。サツマイモがついていない!

ちょうどこの先がイモ、というところで食いちぎられていた。イノシシの仕業である。

呆然と立ち尽くすメンバーたち。抜いても抜いてもサツマイモはなく、1つ残らず奪われていた。サツマイモ、全滅……!

ひより農園の白土さんによると、同農園のサツマイモもイノシシにやられて全滅したそうだ。「たった一晩の出来事でしたよ」とのことで、被害が出なかったのは、電流を流すタイプの柵を設置している農家だけらしい。イノシシ対策は簡単ではない。強いショックとともに思い知らされた各メンバーだった。

楽しみにしていたサツマイモ

ここでサツマイモの成長を振り返ってみる。順調に育ってきて、いよいよ収穫間近というタイミングで全滅させられた……その無念を知ってほしい。今年のH2O Styleの忘年会は猪鍋にしたい。

5月初旬に植え付け。地面に穴を空け、茎を斜めに突き刺すという植え付け方法。

5月下旬。強い生命力ですくすくと成長してきた。

6月中旬。次々と葉が増えて、順調に育っていると安心。

7月中旬。試しに掘ってみたい気持ちをこらえて収穫を待った。

8月下旬。いつ収穫するか検討を開始。子どもたちが喜んで掘ることだろう。

そして今日、乱暴に掘り返された傷跡だけが残った。

柵を修復

一同落胆したものの、ともかく柵を修理しないといけない。大量に絡みついた蔓の重さにより、イノシシが柵を倒しやすかったのかもしれないので、まずはカマで蔓を取り除く。そうして鉄柵を引き起こし、再び針金で固定した。

柵に絡みついた蔓をカマで切り落としていく。蔓の勢いは凄まじく、柵はがんじがらめの状態だった。

ひより農園の林さんも加勢してくれた。林さんもイノシシに恨みを持つ仲間なのだ。

鉄柵を引き起こし、針金で固定。これで安心……とは言えないところがイノシシの怖いところ。

もうファーム内にイノシシが狙うような作物はないのだが、ともかく修理完了。自然が相手なのだから、天候不順も害獣被害も避けられないことではある。くじけずにやっていきたい。

 

◆お世話になっている『ひより農園』さん

埼玉県飯能市の「メッツァビレッジ」内、ひより農園直営ショップ「VEGE TOWER(ベジタワー)」では新鮮な固定種野菜を販売。無農薬、化学肥料不使用のこだわり野菜をどうぞ。
「VEGE TOWER(ベジタワー)」
https://metsa-hanno.com/guide/167/

ひより農園公式サイト
http://hiyori-farm.goodplace.jp/

 

STAFF CREDIT
Photography:H2O Style
Writing:Minoru Akiba
Special Thanks:HIYORI-FARM、ヘインズブランズ ジャパン

Contents RELATED