そろそろ収穫も一段落

トウモロコシや枝豆、ミニトマトなど、夏の味覚をたっぷりと味わわせてくれたH20 Farmだが、ぼちぼち夏の収穫も一段落しそうな雰囲気（ナスを除く）。この日も育ちきった作物を収穫し、メンバーそれぞれが欲しいだけ持ち帰った。

この夏、こうした量の収穫を何度も繰り返すことができた。ナスとミニトマトは本当に優秀な収穫量だった。

大玉トマトはちょっと目を離すとと雨でヒビ割れしてしまう。成っている実も少なくなってきて、そろそろ収穫も潮時。

ナスの収穫はまだまだ止まらない。浅漬け、煮浸し、麻婆ナス、味噌汁……もう食べる手段が思いつかないレベル。

「大きくなるのを待って……」とタイミングを測ることもなくなった。どうせたくさん成るので、目についたら収穫！

ここにきて固定種の方がどんどん育ってきた。左がF1種で右が固定種。収穫量に差がない。固定種からは種が採れそう。

我々を指導してくれている『ひより農園』さんが苗を分けてくれたズッキーニ。無事に収穫時期を迎えた。

仰々しい茎の根元に、色鮮やかな実がなっている。ぜんぶ収穫してしまおう。

地面に触れていたことで傷んでいるものもあったが、おおむね豊作。どうやって調理しようか。

以上で夏の収穫はほぼ終了。ナスだけはまだまだ採れそうな様子だが、そろそろ秋～冬の野菜を育てる準備を進めたい。あと楽しみなのがサツマイモの収穫。メンバーの家族を招待し、楽しいイモ掘り大会になることだろう。

順調に育っていると思われるサツマイモ。畑を囲む柵のおかげでイノシシ被害もなく、収穫が楽しみだ。

さて今日の本題は……

ざっと本日分の収穫を終え、本題へ。今日はボウボウに生い茂った雑草を除去しようと思う。トウモロコシを撤去してから20日、すでにその跡地は雑草だらけになっているし、夏野菜に使わなかった畝は、歩くのも困難なほどの雑草畑に……。

手前にある2列の畝がトウモロコシ跡地……といっても、雑草により何だかよくわからない。

20日前にトウモロコシの茎を抜いた畝。はやくも雑草が我が世の春を謳歌している。

こちらは夏野菜に使わなかった畝。畝の存在すらも目視できない状態だ。雑草恐るべし。

手作業でせっせと雑草を抜いていく。気温の高さもあり、過酷な作業だ。

あっという間に汗だくに……。汗っかきなメンバーは大げさでなく全身びしょ濡れ。

作業も終盤。軽量なウェアのおかげで汗だくでも動くことはできるが、もうふらふらだ……。

［before］
こちらが作業前。ただのヤブである。

［after］
そして作業後。なんとか畑らしい見栄えに。

感情を失って立ち尽くすメンバーと疲れ切っているメンバー。手作業で取り掛かるには、無謀な広さだったかもしれない。炎天下での草取りは命がけであった。

H2O Farmでは、これから秋～冬野菜の栽培がスタートする。その前にサツマイモの収穫という一大イベントもある。夏が過ぎても楽しいことがいっぱい……と思いきや、この草取りから1カ月後、H2O Farmは信じがたい悲劇に襲われることになる。

◆お世話になっている『ひより農園』さん

埼玉県飯能市の「メッツァビレッジ」内、ひより農園直営ショップ「VEGE TOWER（ベジタワー）」では新鮮な固定種野菜を販売。無農薬、化学肥料不使用のこだわり野菜をどうぞ。
「VEGE TOWER（ベジタワー）」
https://metsa-hanno.com/guide/167/

STAFF CREDIT
Photography：H2O Style
Writing：Minoru Akiba
Special Thanks：HIYORI-FARM、ヘインズブランズ ジャパン