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H2O Style

H2O Farmで野菜作り!
~夏野菜の収穫時期がやってきた~

2019.08.19

埼玉県飯能市にある「H2O Farm」には、夏野菜の収穫シーズンが訪れた。野菜たちは全体的にすくすくと成長しており、毎日のように何かしら収穫できる状態に……。これからしばらくは、待ちに待った収穫のターンだ。

ナスは大量収穫の予感!

特に順調なのがナス。ナスは固定種とF1種の両方を植え付けることに成功し、収穫量を比べることができる。実の成りがいいとされるF1種の方は、どんどん実がついて大量収穫の予感! 一方の固定種は、やはり簡単ではなかった。

まずはF1種の収穫から。重そうにぶら下がる立派なナスを次々と採っていく。

ハサミで切り取って収穫する。ヘタの部分にはトゲがあるので、収穫時は注意が必要。

こちらは固定種。この日は2つしか収穫できる実がなかった。サイズも小ぶり。

貴重な固定種ということで、なんだか緊張してしまった。味はどうなのだろうか?

ケースの右側に寄せた8つがF1種、左に寄せた方が固定種。収穫量の差は歴然だ。

固定種とF1種を食べ比べ

固定種とF1種は、収穫量だけでなく大きさもだいぶ違うのだが、はたして味はどうなのだろうか? さっそく焼きナスにして食べ比べてみた。

左が固定種、右がF1種。カット面を見る限りでは、サイズ以外に大きな違いはなさそう。

それぞれを焼きナスに。味はといえば固定種の方が濃厚に感じられ、また食感もよかったが、それはサイズによる差異かもしれない。しかし「土地の伝統を受け継いできた野菜」だと思うと、口にしたときの満足感が大きかった。

トウモロコシを芽かき

トウモロコシの収穫時期はもうちょっと先になりそうだ。我々を指導してくれている『ひより農園』の白土さんの指示のもと、この日は脇芽を除去することに。メインの実に栄養を集中させるための処置だ。

皮に包まれた実はまだ細~く、収穫まではもう何週間か待つことになる。

メインの実に栄養が届くよう、脇芽を取り除いていく。暑い……。

脇芽にも実が成っていて、もったいない気がした。しかし小さな実は無駄にならない。

そう、脇芽に成っていた小さな実は、ヤングコーンとして食べられるのだ。ヤングコーンはスーパーで買うと地味に高い。こいつは得した!

脇芽に付いていたヤングコーンの皮を剥いていく。その場でムシャムシャと食らいついたメンバーによると、「ちゃんとトウモロコシの味がする!」とのこと。

帰宅後、茹でてマヨネーズをつけ、美味しくいただいた。育ち具合に差があって大ぶりなものは芯が固かったが、爽やかな初夏の味! ちなみに緑色はインゲン豆。もちろんH2O Farmで収穫したものだ。

トマト陣の育ち具合は?

ナス、トウモロコシの次はトマトの畝(うね)に移動。大玉は順調に大きくなってきており、赤く熟したら収穫OK。ミニトマトの方は赤くなったものも多く、順次収穫していける。枝にぶら下がった状態で熟したミニトマトは、驚くほど甘い!

大玉は順調に大きくなってきている。あとどのくらいで赤くなるのか……!?

家庭菜園の人気者・ミニトマトは熟したものが続々と仕上がっていた。

まだまだ青いものも多い。これから実のつく花もまだ咲いており、豊作となりそう。

トマトは成長に合わせて、まめに支柱に縛りつけてやる必要がある。「誘引」という作業だ。それにしても暑い……。

枝豆も収穫OK!

枝豆もすっかり収穫できる状態。根っこごと、欲しい分だけ引っこ抜いて収穫した。一般的にイメージされる枝豆よりも背が低く、ついている実の数が少なく感じられたが、きっと化学肥料を使わなかったからだろう。しかしその分、旨味が凝縮されているのではないかと期待された。

茎ごと引っこ抜き、葉っぱを切り落として持ち帰った。夜、さっそく茹でてみると味は濃厚にして絶品! 鼻に抜ける風味が最高だった(最高すぎて写真を撮るのを忘れた)。

本日の作業はここまで。夜に茹でて絶品だった枝豆を、この場ですぐに茹でたらもっと美味いのでは……? というわけで次回、採れたての枝豆を茹でてみることに。

 

◆お世話になっている『ひより農園』さん

埼玉県飯能市の「メッツァビレッジ」内、ひより農園直営ショップ「VEGE TOWER(ベジタワー)」では新鮮な固定種野菜を販売。無農薬、化学肥料不使用のこだわり野菜をどうぞ。
「VEGE TOWER(ベジタワー)」
https://metsa-hanno.com/guide/167/

ひより農園公式サイト
http://hiyori-farm.goodplace.jp/

 

STAFF CREDIT
Photography:Minoru Akiba,H2O Style
Writing:Minoru Akiba
Special Thanks:HIYORI-FARM,ヘインズブランズ ジャパン

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