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H2O Style

H2O Farmで野菜作り!
~第11回・支柱、支柱、そして鉄柵!~

2019.07.26

作物によってはぼちぼち支柱が必要……と思っていた矢先、事件が発生! 野生動物がうろうろしていることは聞いていたが、せいぜいイモ類が掘られるぐらいだろうと思っていた。しかし成長中のうら若き葉っぱがやられていた!

トウモロコシの葉が……

埼玉県飯能市にある「H2O Farm」。野生動物が出没して作物に被害を及ぼす可能性は耳にしていた。まあイノシシからイモ類を守る必要はありそうだな、ぐらいに思っていたのだが、ある日、トウモロコシの葉っぱが食いちぎられるという事案が発生! 犯人はシカだろうか、イノシシだろうか……。ともかく柵をつくって対策を!

ばっさりと食いちぎられたトウモロコシ。畑への出入りがフリーな状態はダメのようだ。

旧H2O Farmでジャガイモを囲んだように、畑全体を鉄の柵で防御。3辺はすでに鉄柵が設置済みの畑だったので、残る1辺に鉄柵を張った。

これでもう何者かにかじられることはないだろう。トウモロコシたちも心なしか安心しているように見える(?)。このまま順調に大きくなれよ!

 

トウモロコシに支柱を

野生動物対策をしてまずは一安心。支柱の設置にとりかかることに。支柱が必要となるのはトウモロコシ、ナス、トマトの3作物。トマトは植え替えたときに同時に支柱もつくったので、今日の作業はトウモロコシとナスへの支柱設置だ。根本に支柱を突き刺し、麻ひもで茎を縛って固定する。

トウモロコシの支柱は人間の身長以上の長さ。身長よりも高いトウモロコシ畑に分け入って、収穫するのが愉しみだ。

麻ひもで茎を固定していく。腰を落とす、地味につらい作業。

上から見て8の字になるように。茎が太くなるのを見越して、ゆる~く。

支柱の設置作業から1週間後。個体差はあるが、どれもグングンと空に向かって突き進んでいる。

ナスにもまた支柱を

次はナスに支柱を設ける。生育具合をチェックすると、どれもが複数の花をつけ、小さな実が育ちつつあった。ナスは花が咲いて、そこに実がなる野菜。「親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない」ということわざがあり、ナスはすべての花がしっかりと実をつけるらしい。花が咲けば、収穫までの道のりは順調ということだ。

ナスの育ち具合を確認。固定種とF1種を分けて植えてあるのだが、まだ両者に大きな差は生じていないようだった。

これがナスの花。茎といい花びらといい、どこまでもナス色である。

こちらが花のつぼみ。開花前の花を覆っているのは、いわゆるヘタだ。

トウモロコシよりもだいぶ短い支柱でOK。茎の根元に突き刺していく。

麻ひもで茎を固定。例によって8の字になるように結びつける。もちろん緩めに。

すべての茎をこのように縛りつけた。炒めてよし、味噌汁の具材によし、漬物にしてもおいしいナスは、夏野菜の主役級。早く収穫したい!

枝豆とトマトは?

他の作物の様子も確認。枝豆はすでに枝豆的な房がついていて、何の心配もいらないと感じた。ミニトマトは花が咲き乱れ、中にはすでに青い実がなっているものも……。成長を促すため、芽かきをしておいた。

いつの間にか完全に枝豆である。収穫時には「畑ですぐさま茹でる」ということをやってみたい!

家庭菜園の定番、ミニトマト。「わき芽」という枝を取り除いて、成長を促した。すぐに赤い実が登場しそう。

サツマイモの生命力

引っ越しをしたときに追加で植え付けたサツマイモは、一度は枯れても復活してくるという驚愕の生命力により、ほとんどすべての苗が順調に育っていた。2畝(うね)にわたってたくさん植えたので、盛大なイモ掘り大会を開催できるだろう。

植えてから約2週間後。「茎を地面に突き刺しただけ」としか思えない植え方だったのだが……。

植えてから1カ月とちょっとでここまで成長してくれた。地面の中で何が起こっているのか興味津々。

 

◆お世話になっている『ひより農園』さん

埼玉県飯能市の「メッツァビレッジ」内、ひより農園直営ショップ「VEGE TOWER(ベジタワー)」では新鮮な固定種野菜を販売。無農薬、化学肥料不使用のこだわり野菜をどうぞ。
「VEGE TOWER(ベジタワー)」
https://metsa-hanno.com/guide/167/

ひより農園公式サイト
http://hiyori-farm.goodplace.jp/

 

STAFF CREDIT
Photography:H2O Style
Writing:Minoru Akiba
Special Thanks:HIYORI-FARM

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