退屈な日常にちょっとだけ刺激を!!

H2O Style

H2O Farmで野菜作り!
~第10回・引っ越し野菜に追肥~

2019.07.22

埼玉県飯能市にある「H2O Farm」は前回、引っ越しを敢行した。植え替えをすることで作物へのダメージが懸念されたが、野菜たちは新天地で順調そのもの。ちょっと目を離すと大きくなっており、食べ盛り。そろそろ追肥が必要だ。

引越し後の生育は順調!

お世話になっている『ひより農園』の白土さんの提案により、思い切って引っ越しをしたH2O Farm。環境が変わると人間だって体調を崩すことがあり、作物の生育が心配されたが、それは杞憂に終わった。トウモロコシ、枝豆、ナス、どれも順調に根を張っているようで、訪れるたびに背が伸びている。成長期とも言える彼らに、そろそろ追肥をする必要がありそうだ。

引っ越しから2週間ほどが経過したH2O Farm。手前からトウモロコシ、枝豆、ナスの順に植えてある。

まずはトウモロコシをチェック。葉の一部が枯れているものもあったが、問題はない。

つづいて枝豆。豆類は丈夫な印象が強く心配していなかったが、やはり逞しく育っていた。

そしてナス。大きく葉を広げ、ぐいぐいと成長している。茎の色からしてナス感が強く、期待が高まる。

さあ追肥をしよう

H2O Farmは無農薬・化学肥料不使用で野菜づくりを行うため、肥料は牛ふん、豚ぷん、鶏ふんのいずれか。今回は牛ふんと鶏ふんを混合した「まぜた君」を使用することにした。ネーミングセンスがすばらしく、きっと効果抜群だろう。

しっかり完熟させてあるようで、ニオイはほとんどなかった。

植え替えもそうだったが、いちいち腰を落とすのでライトな作業ではない。

マルチの穴から肥料を注ぎ、揉みほぐして土と混ぜ込む。根を傷つけないよう気をつけた。

マルチ越しの土いじりは、やはり難しい。しかし天気もよく、気持ちの良さからついつい笑顔に。

そういえばトマト……

引っ越し完了!……のつもりでいたが、トマトをすっかり忘れていた。というのも旧H2O Farmで直まきした分の育ちがいまひとつで、引っ越し対象ではなかったからである。しかし直まきをしたのはあくまでも保険。ハウスで無事に育った分を運び出し、植え付けることに。

この春の気候の乱れのため、生き残ったトマトのポットはほんのわずか。我々の師匠、『ひより農園』の白土さんが見かね、慈悲の心でミニトマトの苗を分けてくれた。ありがとうございます!

植える部分にたっぷりと水を染み込ませ、穴を掘って埋め込む。

トマトには支柱が必須だ。交差するように立てていくのがポイント。

支柱の交差した部分を麻ひもで縛って固定する。

残った支柱を梁のように渡して、それも縛り付ける。

トマトの茎と支柱とを、麻ひもでゆる~く固定。上から見て8の字になるように縛り付ける。

本日の作業終了! 青空の下での農作業は本当に気持ちがいい。スカッとした気分で帰路についた。

 

◆お世話になっている『ひより農園』さん

埼玉県飯能市の「メッツァビレッジ」内、ひより農園直営ショップ「VEGE TOWER(ベジタワー)」では新鮮な固定種野菜を販売。無農薬、化学肥料不使用のこだわり野菜をどうぞ。
「VEGE TOWER(ベジタワー)」
https://metsa-hanno.com/guide/167/

ひより農園公式サイト
http://hiyori-farm.goodplace.jp/

 

STAFF CREDIT
Photography:H2O Style
Writing:Minoru Akiba
Special Thanks:HIYORI-FARM

Contents RELATED