退屈な日常にちょっとだけ刺激を!!

H2O Style

H2O Farmで野菜作り!
~第5回・ラディッシュを間引き~

2019.05.03

埼玉県飯能市に位置する「H2O Farm」。無農薬野菜で知られる『ひより農園』さんの協力のもと、いっちょ前に無農薬・化学肥料なしで野菜づくりにチェレンジしている。今回の活動は育ってきたラディッシュの間引きだ。

順調に育ったラディッシュ

H2O Farmでは予め考えていたメイン作物のほか、『ひより農園』の白土さんの提案により、収穫の早いラディッシュと水菜をオマケ的に追加で育てている。これら2作物はおかげさまで順調に大きくなってきており、そろそろラディッシュの間引きをしないといけない。

ラディッシュの畝(うね)が3本、水菜の畝が1本で構成されるオマケ栽培スペース。トンネルで保護され、育成は順調だ。

丁寧に種を植えたつもりだったが、間隔にバラつきが出ている。

ハート型の葉っぱが可愛らしい。間引きするのは心が痛むのだが……。

 

断腸の思いで間引きを

せっかく育った芽を引っこ抜くのは、なんとも心苦しい。しかしラディッシュ同士にある程度の間隔がないと大きく育たないので、間引きは必要な作業。育ちのいいものを残すのではなく、ラディッシュ同士に一定の距離ができるように間引きしていった。

可愛らしい小さなラディッシュを断腸の思いで引き抜いていく……。

育ちのいいものは、このように成長していた。ひょいと口に入れれば、一応は初収穫となる(?)。

黙々と作業を続けるスタッフたちが、いつしか間引き以上に夢中になったのが、雑草の除去。ラディッシュに比べて非常に抜きづらく、驚くほど野太い根っこを持っていた。正直、スギナなどは抜いても抜いてもキリがないのだが、見過ごせなかったのだった。

ほんの1cm程度のスギナでも、こんな図太い根っこを備えている。

間引きしたラディッシュと除去された雑草たち。雑草は根のボリュームがすごい。

 

間引き完了!

間引き作業が完了し、密集していたラディッシュはすっきりとした状態に。今年は気温が不安定で収穫時期が読みにくいが、ナスやトマトといったメイン作物で忙しくなる前には、収穫できるはずである。

◆before

◆after

 

追肥をしよう!

間引きの完了した畝に、追肥(ついひ)を行うことに。追肥とは、文字通り肥料を追加すること。畝に溝を掘り、そこに肥料を埋め込んでいく。化学肥料を使えば効果てきめんなのだが、『ひより農園』直伝のこだわり栽培をするため、熟成させた豚糞(とんぷん)を使う。

ラディッシュの列は1畝あたり3列。その間に溝を掘っていく。

畑全体を耕したときに土に混ぜ込んだ豚糞。残していた分を追肥として使用する。

豚糞を溝に流し込んでいく。以前に畑全体に撒いたときに比べ、だいぶニオイがなくなっていた。

肥料を埋め込んだらたっぷりと水をやって完了。大きくなれよ~。

ジャガイモも順調!

前回の活動で植え付けたジャガイモには変化なし……と思いきや、白土さんが掘り起こして様子を見ると、しっかりと芽が出ていた! さすが手間いらずのジャガイモ。土の中での進捗状況はバッチリのようだ。

前回、種芋を埋め、イノシシ対策の柵を設置したジャガイモスペース。

1つだけ掘り起こして様子をチェック。芽が出てきており、順調のようだ。

我々の師匠である『ひより農園』の白土さん(中央右)と作業終了後に記念撮影。柵ありトンネルありで、H2O Farmもだいぶ“らしく”なってきた。

地面からはつくしが顔を出していた。春をしみじみと感じていたこのとき、ハウス内では非常事態が……!

 

◆お世話になっている『ひより農園』さん

埼玉県飯能市の「メッツァビレッジ」内、ひより農園直営ショップ「VEGE TOWER(ベジタワー)」では新鮮な固定種野菜を販売。無農薬、化学肥料不使用のこだわり野菜をどうぞ。
「VEGE TOWER(ベジタワー)」
https://metsa-hanno.com/guide/167/

ひより農園公式サイト
http://hiyori-farm.goodplace.jp/

 

STAFF CREDIT
Photography:H2O Style
Writing:Minoru Akiba
Special Thanks:HIYORI-FARM

Contents RELATED