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一畳菜園【第10回・支柱リニューアル編】

2018.10.01

農業の知識もない、時間もない、しかし野菜の栽培をやってみたい……。スローライフに憧れる40代が、負担にならない面積と手間のかからない野菜チョイスで挑戦する「一畳菜園」。約1.65平米のスペースで野菜は収穫できるのか……!?

まるで荒れ地の一畳菜園

気温の高さと意外と忘れない水やりにより、一畳菜園は大成長期。そして水やり以上のことはできない忙しさが加わり、雑草もかなり目立つようになってきた。……なんというか荒れ地感が漂ってきてしまった。

菜園内はそうでもないが、雑草が目立つ状態に。勢いよく生い茂るミニトマトのワイルドな佇まいも相まって、まるで荒れ地のようだ。

夜間に風が強く吹いた翌日の一畳菜園。荒れ放題のスペースが庭にある……といった状況である。これではご近所に家庭環境が疑われてしまう。

ミニトマトの支柱を作り直す!

シンプルな1本の棒には、ミニトマトの支柱は荷が重かったようだ。複数の棒が組み合わさった、枝を縛り付けやすい支柱が必要である。高さも1m程度ではぜんぜん足りないことがわかり、180cmを目標に作り直すことに。では作業スタート!

まずは従来の支柱を取り外す。ミニトマトは2本ともグニャリとその場に倒れ込んだ。

品種改良の結果なのだろう、ミニトマトという植物は自重を支えることがまったくできない。

竹を4本、グイグイと地面に突き刺して交差させる。竹は物置に転がっていたもの。

交差部にブリッジとなる竹を渡し、強度の向上を図った。台風にも負けない支柱を目指す。

交差部分を麻縄で縛り付ける。一畳菜園はビニール製、プラスチック製のアイテムを使わない方針なのだ。

支柱の中腹にも竹を水平に固定し、剛性アップかつミニトマトの枝を支えやすくした。作業時間は1時間半ほど。

支柱のリニューアル完了!

新たな支柱が完成し、ミニトマトの枝を再び縛り付けて作業完了。じつに頼もしい支柱となった。ちなみに作り方はまったくの自己流。いろいろな菜園をこっそり見学し、「複数の棒で構成されていること」「枝を縛りつけやすいこと」という支柱の条件を学んだのだった。最初からそうしろよ、という話ではある。

ベランダから眺めた一畳菜園。竹の古っぽさにより野暮ったくならないか心配だったが、これはこれで『となりのトトロ』や『サマーウォーズ』で見られるような、日本の美しさが感じられる。まあ自分でつくった料理は美味い、みたいな感じかもしれないが。

リニューアル前は地面にくっつきそう……というか実際に地面に触れているミニトマトもあったのだが、枝という枝を支えることに成功! 大量の実が重そうにぶら下がり、見るからに豊作となりそうだ。

トウガラシも順調!

前回、開花したトウガラシ。あれから2週間で見事な青い実が成った。青いうちに収穫しても青トウガラシとして成立するが、やはりトウガラシは赤い方が王道だろうと思い、完熟するのを待つことに。

葉っぱがしわくちゃになってしまい、頭を抱えた日もあった。しかし見事に克服! 成長! そして収穫間近!

ミニトマトもトウガラシも、いよいよ収穫が近づいてきた。次回からは2回連続で収穫の様子をお届けする。お楽しみに!

次回から連続で収穫回!

 

STAFF CREDIT
Photography:Minoru Akiba
Writing:Minoru Akiba

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