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一畳菜園【第11回・ミニトマト収穫編】

2018.10.15

農業の知識もない、時間もない、しかし野菜の栽培をやってみたい……。スローライフに憧れる40代が、負担にならない面積と手間のかからない野菜チョイスで挑戦する「一畳菜園」。約1.65平米のスペースで野菜は収穫できるのか……!?

トマトの完熟が止まらない!

種をポットに植えてからちょうど4カ月後、ミニトマトは収穫の時期を迎えた。真っ赤な実があちこちにギッシリとぶら下がり、その一方で、これから大きくなる青い実もまだまだ存在している。

こんなジャングル状態になっているのに、苗はたったの2本。ミニトマトが家庭菜園の人気品種なのも納得だ。

たわわに実ったミニトマトが重そうにぶら下がっている。支柱は過剰なぐらいに設置した方がいいことを知った。

ぶどうのように房ごと収穫、というのをやってみたかったのだが、完熟具合にタイムラグがあるので、赤いものからこまめに収穫しないといけない。完熟状態で放ったらかしておくと、ブヨブヨになって腐ってしまうからだ。

「さあ獲れ! 今でしょ!」と言わんばかりのミニトマト達。赤色の深いものを吟味して収穫していこう。

連日、飽きるほどの大量収穫!

ヘタを残すべきなのか、実だけを取っていいのかわからず、てきとうに収穫した。1リットルサイズのザルが山盛りになる収穫、それがたっぷり4回行われ、かつ家族もちょいちょい収穫していたらしいから、大変な豊作である。

たった2本の苗で、4人家族には過剰な量が収穫される……それがミニトマトなのだと40代にして知った。あと真っ赤っ赤になるまで完熟させたミニトマトは、びっくりするほど甘い!

ここで春先のミニトマトの状態を思い出したい。種を植えてから半月、ようやく芽が出てきた状態だった。うーむ、じつに感慨深い……。

3カ月半前に撮影した写真。この弱々しい芽が、まさか個数を数える気にもならないほどの、大量の実をぶら下げることになるとは……。

「え、ミニトマトわざわざ買っているの?」と誰かに言いたい衝動に駆られた大豊作。スーパーで購入するミニトマトよりも、かなり甘く感じた。

冷製パスタにしてみた

サラダでは見たくもなくなるほどさんざん食べたので、何か他の食し方はないかと考えて冷製パスタに。オリーブオイルでにんにくをじっくり、ミニトマトをさっと炒め、冷ましておく。で、冷水で締めたパスタにからめて完成!

男のシンプル料理ではあるが、存外に美味かった。ブロッコリーやバジルを使えば、彩りはもっとよくなったかも。そういやにんにくは一畳菜園でできないだろうか。ちょっと調べてみよう。

次回、トウガラシも大量収穫!

 

STAFF CREDIT
Photography:Minoru Akiba
Writing:Minoru Akiba

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