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一畳菜園【第7回・トウガラシのピンチ編】

2018.08.17

農業の知識もない、時間もない、しかし野菜の栽培をやってみたい……。スローライフに憧れる40代が、負担にならない面積と手間のかからない野菜チョイスで挑戦する「一畳菜園」。約1.65平米のスペースで野菜は収穫できるのか……!?

トウガラシの様子がおかしい

ジャガイモもミニトマトも順調という状況で、つい注意を払うのがおろそかになっていたトウガラシ。ある日、どうも様子がおかしいことに気がついた。葉っぱが……葉っぱがしわくちゃなのである。

トウガラシもミニトマトと同様、2本植え付けてある。そのうち比較的元気な方(大きい方)がこちら。葉っぱにシワが寄っており、農業知識がなくとも健康な状態ではないと予想できる。

そんなに元気じゃない方がこちら。明らかに発育が悪く、背が低い。1カ月ぐらい前にホームセンターで売られていた苗の方が大きいぐらいだ。

葉っぱもこの小ささ……。その上しっかりシワも寄っている。小さいこと自体は個体差と考えることもできるのだが、シワが寄っているのは問題だ。


ちなみにベランダのプランターで育てているトウガラシはこの健康体。ポットから植え替えるときは小さく、落ちこぼれ感すらあったのだが、今や威風堂々とした佇まいだ。子供を持つOVER30(オーバーサーティ)の皆さん、成長スピードというものは人によってさまざまです。どっしりと構えて子育てしましょう……とそういう話はともかく、トウガラシのシワを何とかしないといけない。

原因は何なんだ……!?

作物間の距離が近すぎる、ジャガイモもミニトマトもトウガラシもすべて同じナス科……と後ろ暗い不安要素は揃っており、何か深刻な病気も覚悟した。しかしちょっと調べてみると、どうも栄養不足が原因らしい。そしてトウガラシは植替えから2週間程度で「追肥」をしないといけないらしい。よし、遅いかもしれないがとにかく追肥だ追肥!……追肥って何だ!?

「追肥」とは肥料を追加することだった。植えるとき、もしくは植える前に土に混ぜ込むのが「元肥」。じゃがいもは元肥だけでもOKらしいのだが、トウガラシは追肥が必要とのこと。周囲の土を軽く掘って、肥料を撒いて埋めた。

ジャガイモの収穫が近い

トウガラシは油断できない状況ではあるが、ジャガイモとミニトマトはいたって順調だ。特にジャガイモは葉が黄色く色づき、枯れはじめている。これは収穫が近いことを知らせるサイン。種芋を植えてから約3カ月、はやくも収穫のときが来た。

葉が黄色くなりはじめたとき、恥ずかしながら「水が足りないのでは?」などと思ってしまったが、心配はいらなかった。土を掘ったらどれくらいのジャガイモが出てくるのか、楽しみでたまらない。

次回、ジャガイモを大量収穫!

 

STAFF CREDIT
Photography:Minoru Akiba
Writing:Minoru Akiba

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