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ガスブロからトレポンへ
サバゲーマーの憧れ!? Professional Training Weaponってナニ?

2018.09.10

サバゲー(サバイバルゲーム)を楽しむために必要不可欠なのがエアガン。一言でエアガンといっても、エアコッキング、電動、ガスと大きくわけて3つのパワーソースの異なるタイプが存在する。そんな中で、いま最も主流なのが電気(バッテリー)をパワーソースにした電動タイプのエアガンなのだが、その電動ガンの中に他とはちょっと異なるエアガンの存在をご存知だろうか? 軍や警察機関などにおいて訓練用に開発された電動ガン、SYSTEMA社が手掛ける Professional Training Weapon(プロフェッショナル トレーニング ウェポン)、通称『トレポン』がそれである。ここではそんな『トレポン』の魅力と普通の電動ガンと一体どこが違うのか? 実際に所有し、使用した体験から語っていこうと思う。

真夏の炎天下! サバゲーの主役は間違いなくガスブロ!! だが……。

今年の夏は暑い! こんな暑さの中サバゲーをやるなんてナンセンスと思う人もいるかもしれない。でも、この暑さだからこそ快適に使えるエアガンがガスガンなのだ。中でもガスブロ―バックのエアガンは、ガス圧で弾を発射するだけではなく、実銃さながらのリアルなブローバックやリコイル(撃った時の反動)が楽しめるということもあり特に人気だ。
何を隠そう筆者も最初に買ったメインウェポンは東京マルイの「M4A1 MWS」。このM4(エムヨン)は東京マルイ、初のM4ガスブロモデル。その強烈なリコイルは本物を思わせる撃ちごたえ、東京マルイ製だけあって命中率などもなかなかのもの、このパフォーマンスがフルシーズン維持されるならきっと後述する『トレポン』に興味を抱くこともなかったことだろう。

レスポンスの良さ、迫力あるリコイル、テイクダウンはもちろん、チャージングハンドルを引けばダストカバーが開き、さらにはチャージングハンドルを引いてのボルトリリースまで実銃さながらのギミックも楽しめるとあって、許されるなら一年中、ガスブロを愛用したい。しかし、このガスブロはガスを充填して撃つエアガンなので、性質上その性能はモロに気温に左右されてしまう。真冬はもちろん秋に入り気温が下がりはじめると、ワンマガジン(たかだか30発前後)をフルオートで撃ちきることすら危うくなる始末。マガジンを温めながら使うことで、関東であれば秋ぐらいまでならなんとかなるものの、冬場のガスブロは屋外のサバゲーでは使い物にならないのが現実で、気温の低い初冬から春先シーズンまではガスブロをサバゲーに投入するには厳しいのが正直なところ。
サバゲーのマストアイテム、しかもメインウェポンが使い物にならないのではサバゲーを楽しめない。そこで冬場のメインウェポンを探すべく電動ありき(やはり気温が寒い時期は電動に限る)で色々と物色していたところで出会ったのが「HK416C」という銃だ。

コンパクトで、しかもかっこいい。コンパクトさを求めたのは「M4A1 MWS」を使っている時から、自分にとってはCQBフィールド(市街地や室内戦をイメージしたフィールド)では少々長い印象があり、その取り回しの悪さゆえ、取り回しの良い銃への“憧れ”と“飢え”が生じていたからだ。もう少しショートサイズ、例えば同じM4でもCQBRぐらいのサイズなら……と何度思ったことか。そんなとき東京マルイの次世代電動ガン「HK416C」の存在を知り、ついついそこに行きかけたのだが、後に『トレポン』にも416Cがあることを知り、以前から気になっていたトレポンの購入を決意することとなる。

実銃さながらのテイクダウンが楽しめるのもガスブロの魅力! テイクダウンピンは抜け防止対策がされているので、紛失の心配がないのも嬉しい。

 

レシーバーの左側にはボルトキャッチやセレクターが配置されている。

レシーバーの右側にはダストカバー(ポートカバー)やマグキャッチボタンなどが配置されている。

チャージングハンドル(通称チャーハン)を引くことでダストカバーも開く!

可変ホップアップダイヤルがここにある。テイクダウンをしないとホップの調整ができないのは正直不便。ダイヤルも小さくてちょっと回しにくい印象だ。

 

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