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一畳菜園【第8回・ジャガイモ大成功編】

2018.09.05

農業の知識もない、時間もない、しかし野菜の栽培をやってみたい……。スローライフに憧れる40代が、負担にならない面積と手間のかからない野菜チョイスで挑戦する「一畳菜園」。約1.65平米のスペースで野菜は収穫できるのか……!?

いよいよ迎えたジャガイモの収穫日

ジャガイモの葉が黄色く色づき、いよいよ収穫時期を迎えた。ほんのちょっとしか花が咲かなかったジャガイモたち、はたしてどのぐらい収穫できるのか……!?
※冒頭のメイン写真で思いきりネタバレしていますが、見なかったことにしてお付き合いください。

種芋を植えてからちょうど3カ月が経過。あちこちで葉っぱが黄色くなり、一部には枯れてしまった葉っぱも。

休日の夕方、日差しのやわらいできたタイミングで収穫作業を開始。まずは数本の茎を握って、引き抜いてみることに。

「抜いてしまったらこのジャガイモたちともお別れ」……的な寂しさを感じつつ、思いきって茎を引っこ抜いた。するとそこには、5~6個ほどの見事なジャガイモが!

こうして写真で見ると、「まあジャガイモが付いているな」ぐらいの感想かもしれないが、腕に感じる重さ、ひしめき合うジャガイモのビジュアルは感動的だった。

ジャガイモがザクザクと!

どの茎を抜き取っても、ボコボコとジャガイモが成っている! まるで宝の山を掘り当てたような気分だ。大した世話をしたわけでもないのに、ジャガイモ恐るべしである。

片っ端から引っこ抜いて積み上げていった。まだ小さいものもあり、収穫時期がドンピシャだったかどうかは疑問が残る。

すべての茎を抜いたら手で掘り起こし、残っているジャガイモを回収。おいおい、まだ出てくるよ! とテンションMAXだ。

ジャガイモ畑は大成功!

すべてのジャガイモを掘り起こした筆者は、夕暮れの住宅街で余韻に浸っていた。芝生に直に座り込み、丸々とした収穫物を飽きることなく眺めていた。そしてさまざまな積み方や並べ方をして、嬉々として写真を撮りまくった。

収穫したジャガイモを満足気に眺めながら、大成功の余韻に浸っている。「お、これは大きいな」「こいつはまだ小さかったかな」……などなど呟きながら、ぜんぜん飽きない。

山のように積んでみて記念撮影。最大級のものは成人男性の拳ほどもある。

全ジャガイモを並べてみた。食べごたえのある量であることは、おわかりいただけると思う。3ヶ月前までただの芝生だった一畳菜園が、これだけのジャガイモを生み出したのだ。感動!

一畳菜園の農産物を実食

ひとしきり収穫の余韻に浸り、いよいよ食べてみることに。まず最初に食べる方法はかねてから考えていた。それは「じゃがバター」である。ジャガイモそのものの味がシンプルに、ダイレクトに楽しめるからだ。
というわけでフランス産の発酵バターとヒマラヤの岩塩を用意し、茹でたジャガイモを実食!

味は……想像を遥かに超えて絶品だった! ジャガイモといえば保存がきくというイメージを誰もが持っていると思うが、新鮮さゆえの美味しさがあることを初めて知った。ジャガイモ特有の香りが強く、ホクホク感がまろやか!

以上、ジャガイモの収穫から実食までの様子をお届けした。まだ一畳菜園にはミニトマトとトウガラシがある。今後うまくいけば、これらも収穫して食べることができる。いやはやたった一畳の畑が、こんなに楽しい思いをさせてくれるとは……。

次回、トウガラシの花が咲いた!

 

STAFF CREDIT
Photography:Minoru Akiba
Writing:Minoru Akiba

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