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H2O Style

カヌー×キャンプ×フライフィッシング 道東/釧路川編
旅の仲間たちと釧路湿原を目指す Part1

2020.02.03

H2O Styleのクルーたちも目下製作中のカナディアンカヌー。その魅力はなんといっても自然との一体感。雄大な景色の中、仲間たちとのんびり川を下りながら釣りをする。OVER30(オーバーサーティ)ならそんな贅沢な時間の過ごし方もいいのではないだろうか?

釧路湿原国立公園を行く二泊三日のリバートリップ

秋の連休を利用し、またしても北海道へ。今回は2018年の秋に天塩川でお世話になった「リバートリップキャメル」(http://camel-trip.biz/)の辻さんが主催するイベントツアー『カヌーキャンプ&フィッシング~釧路川の陣~』に友人と参加してきた。自分たち以外にも2人の参加者がおり、辻さん含めて5人のリバートリップだ。舞台は道東の釧路川。当初は屈斜路湖&釧路川中流域の予定だったのだが、天候の都合で塘路湖&釧路川中流域へと急遽変更しての開催となった。

前回の天塩川でのリバートリップは辻さんとバディを組んだが、今回はカヌー経験者の友人と組むこととなる。いくら気心が知れたカヌー経験者の友人とはいえ、いきなり釧路川に乗り出すわけには行かないのでまずは釧路湿原の北東に位置する塘路湖で練習する。スラロームに平行移動、そして急転回。ぎこちない動きながら必死でパドルを振り回す。一年ぶりのカナディアンカヌーに戸惑いながらも、辻さんのレクチャーの元、友人の助けもあり徐々にカヌーに慣れることができた。

集合場所は釧路駅。ハイエースに乗せたカナディアンカヌー3艇はなかなか迫力がある。

まずは辻さんのレクチャーの元、みんなでカヌーの扱いに慣れるところから始まる。

今回は北海道在住でカヌーも所持する友人との参加。気心の知れた頼もしいバディだ。

ベースキャンプを設営し、早速キャスティング

パドルの扱いに慣れたら今夜のキャンプ地、釧路川中流へと向かう。各々思い思いの場所にテントを張り、足早に目の前の川でタックルを組む。狙うのはアメマス、そして幻の淡水魚、イトウだ。奇しくも自分と友人はフライフィッシング、もう二人の参加者がルアーフィッシングでの参戦。フライフィッシャーとしてこれは負けられない(笑) みんなで各々の場所で釣り始める。この辺りの川幅はそれほど広くなく流れも早くないのだが、とにかく水が重い。気温のせいであろうか。

どれほど釣っていただろう。気がつくと、とっぷりと日が暮れていた。お目当の魚には出会えなかったが、辻さんご自慢のディナーが待っている。テーブルを囲んであたかも旧知の仲のように五人で騒ぐ。これもすべてはカヌーと釣りのおかげであろうか。お腹が満たされると、誰ともなく酒を片手に焚き火の周りに集まり始める。まだ見ぬ魚への思いを語っているうちにいつの間にか椅子の上でうたた寝をしていた。明日の朝は早い。皆で明日こそはと胸に誓い、寝床へと向かった。

テントを張ったら早速目の前の釧路川へ向かう。ここが今回のツアーのベースキャンプとなる。

早速ヒットしたが、今回も大ウグイ。どうやら自分はウグイに好かれているらしい。

なんといっても一番の楽しみはご飯。次から次へと出てくる料理でテーブルの上はいっぱいに。

腹いっぱいに食べて明日のリバートリップに備える。はたして大物は釣れるのだろうか?

秋雲に遮られた柔らかな満月の光が、道東の大地を照らす。焚き火を囲んだ会話も弾む。

 

STAFF CREDIT
Photography:Takaaki Tsukahara、Ryota Tsuji
Writing:Takaaki Tsukahara

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