iPhone15を買ってみた、そして使ってみた
2023.11.01
最近、これと言って欲しいモノもなく……正直このコーナーに掲載するネタがなくて困っていた。そんなとき待望のスマホが遂に発売! 発売から少したってようやく手に入れることができたので、その使用感をレポートしていこう。
iPhoneのニューモデルを発売日に入手する難易度の高さに心が折れる
iPhone15を購入した。このコーナーで以前、フォーカスを当てたiPhone12 mini以来となるから実に約3年ぶりのニュースマホだ。表向きはね……(汗)
えっ!? 表向き?? いきなりこいつは何を言っているんだ? と疑問符が付く人もいるだろう。いや、実のところ今年の頭にiPhone14Proを購入していたのです……(苦笑)
ではなぜiPhone14Proの記事を公開しなかったのか? 最初にお伝えしておくと、これにはきちんとした理由があって、本来の予定では発売日にiPhone14Proを手に入れて、速攻で使用レポを……と考えていたのだが、コロナ過の影響(半導体などの供給が足りないなど)に加え、予想以上の超人気が相まってiPhone14Proが慢性的な品薄状態=入手困難な状態が続くありさま。これにより世の多くのガジェット系ユーチューバーやインフルエンサーたちが予定していたiPhone14Proの開封動画や使用レビューなどの発信ができなくて、予定を狂わされたことだろう。
御多分に漏れず筆者もその一人で、発売日どころか9月に発売された端末を同年内に手に入れることもできず、結局筆者の手元にiPhone14Proが届いたのは年が明けた1月中旬。当然ながら世の中は開封&レビュー動画で溢れかえり、いまさらレビューしてどうなるの……という状況でお蔵入りとなってしまっていたのだ。
この反省を踏まえ、iPhone15Proは真っ先に予約バトルに参加したがあえなく撃沈……。正直、iPhone15ならもうちょっと早く入手できるタイミングがあったのだが、iPhone15Proを発売日に購入できなかったことのショックがデカすぎて、買い時を見誤ってしまう事態に……。
結果的に全てが後手に回ってしまっている感は否めないが、iPhone15も発売されてまだ2ヵ月弱。ギリギリ需要はあるだろうと判断。そこで今回の「買ってみた、そして使ってみた」はお蔵入りにあったiPhone14Proのことも取り入れつつ、iPhone15の使用感についてレポートしていきたいと思う。筆者の主観だらけの内容ではあるが購入時の指針となれば幸いだ。
完全に主観だが、小さくて軽いのが好み……
先述したように、筆者はiPhone14ProからiPhone15へ機種を変えたが、正直、機種変をした感じがしない(苦笑) 外観の色、そしてカメラレンズの数は確かに変わったけど、手に持ったときのサイズ感などスマホを変えたときの新鮮さはどこにもない。
当然ながら、iPhone12miniからiPhone14Proに機種変したときは、サイズが大きいな……といの一番に感じたが、iPhone14ProからiPhone15となるとそういった違和感は皆無。スペック的にはサイズがほんの少しだけ小さくなっているらしいのだが、ぶっちゃけ誤差レベル。ただ重量はiPhone14Proが206グラムなのに対し、Iphone15は171グラムなので体感的に軽くなったのは感じることができる。
ちなみにiPhone12miniは133グラムだったので、iPhone14シリーズ同様、iPhone15シリーズでもminiが発売されないことが個人的には残念でならない。
今更USB-Type-Cって……
世の多くの人が、USB-Type-Cへ対応したことを前向きに評価しているだろう。しかし筆者はその逆である。「今更、Lightningから変更するなよ根性なし!」と声を大にしてアップルへモノ申したい。充電器などさんざん、専用のものを買わせておいて、このざま。iPhone14シリーズ以前(iPadなども含む)の機種も同時に利用しているユーザーにとっては不便極まりない状況だからだ。「えっ!? 時代の流れ?」それなら最初からUSB-Cにしとけよ……というのが素直な感想だし、これについては共感してくれる人も少なからずいると思いたい。
ハイスペック化ではなく望むのは簡単なバッテリー交換!
あくまでも普通に日常で使用している分にはというのが大前提ではあるが、カメラ機能についても、ぶっちゃけここまでくるとiPhone14ProだろうがiPhone15だろうが体感的には全く変わらないというのが正直なところ。もちろんカタログスペックでの差は歴然とあると思うし、プロと無印の違いもあるでしょう。新旧の差もね。でもね、ここまで高性能になると使用感レベルで、そこまで違いなんて感じないんですよ。実際に2機種で写真や動画を撮影して比較しても、そこまで大きな差が出るとは考えにくい。
画面表示についても同様で、普通に見て十分すぎるぐらい美しい! 特に液晶については技術的にこれ以上進化することってあるの? と逆に考えさせられえてしまうぐらい美麗である。CPUの性能についてももはや日常使いとしては十分オーバースペックだし、ゲームだってほぼほぼ快適に遊べちゃうレベル。お財布機能も付いてるし、いまiPhone15を買ったらバッテリー問題はあれど、3年は余裕で使えるはずだ。
むしろカメラ機能や高速な処理能力といったスペックの進化よりもバッテリー交換が簡単に行えることを望んでいる人のが多いのではないかとすら思ってしまう。このバッテリー交換問題以外は特に、いや全く不満はないというのがiPhone15の正直な感想だ。念のためiPhone14Proにも不満はないことだけは付け加えておく。
毎年買い替える価値観に終止符!
価格も電話(iPhoneはスマートフォンだからね)とは思えないほど高額になってきたし、スペック面、コスト面の両観点から考えても、一昔前のガラケーのように新機種が発売されるたびに機種変をする時代は終わったのかもしれない。世はSDGs時代、良いものを長く使ってモノを大切にする。そういった観点から考えるとiPhoneは時代にマッチした魅力的な逸品なのかもしれない。
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