コーヒーを淹れる過程も楽しめる革新的コーヒーメーカー
2022.02.11
OVER30(オーバーサーティ)の皆さんの中には、朝、一杯のコーヒーを飲んで一日をスタートさせる人も多いだろう。もちろん、いつ飲んでも気分をリフレッシュさせてくれるコーヒーは、我々にとってなくてはならない嗜好品のひとつとなっている。今回は独自の技術で、画期的なプロダクトをリリースするバルミューダが、満を持してリリースしたコーヒーメーカー「バルミューダ ザ・ブリュー」の魅力を紹介していきたい。
開発から6年の月日を経て、開発されたコーヒーメーカー
バルミューダといえば、トースターやケトル、スピーカーなど画期的な機能とデザインで、ファンも多いメーカーだ。そんな同社が、昨年までコーヒーメーカーを出していなかったことには驚きだが、本製品が誕生するまで開発に6年の月日を経たそうだ。実は、プロジェクト自体は2015年のトースター発売直後からスタートしたのだが開発は難航し、プロジェクトは2度も頓挫した。紆余曲折を経て、コーヒーマニアの社員が発案したのがドリップ方式、そして独自の温度制御によって早期に高濃度のコーヒーを抽出するということだった。そこから試行錯誤の末、生まれたのが「バルミューダ ザ・ブリュー」だ。
ストロングな味わいと、クリアな後味を両立する独自の抽出方法
「バルミューダ ザ・ブリュー」の特徴は、オープンドリップ式になったこと。そして、従来のドリップコーヒーを変える革新的な抽出法を生み出したことだ。
まず、従来のコーヒーメーカーにはないテクノロジーで注湯温度をコントロールし、蒸らし・抽出・仕上げと、過程ごとに最適な温度のお湯を瞬間的に沸かすことを重視。この徹底的な温度制御と管理を行うことで、理想的な味わいを実現することに成功。
そして、香りと味わいをしっかりと感じられるコーヒーを淹れるためには正確なドリップの技術が不可欠だが、そこにもこだわった。蒸らし時間や注湯の量、速度を自動観測し、的確な間隔で適量の湯を落とす……という正確なドリップの再現性も実現。その0.2㎖単位の丁寧なドリップが、豊かな香りや味わいを凝縮してくれるというわけだ。
また、本製品で淹れたコーヒーが力強くも飲みやすい理由は、雑味のない後味にあることを忘れてはならない。抽出時間の経過に伴って、豆から溶出する雑味成分。このタイミングを見計らい、ドリッパーへの注湯をストップ。そして、サーバーに抽出されたコーヒーの凝縮された成分と温度を調節するため、ドリップ時の注湯口とは異なる第2の注湯口から仕上げの加水を行っている。この新しいアイデアが、力強い味わいとクリアな後味の両立を実現している。
“心地よい体験”を再現するプロダクトが真骨頂
バルミューダのプロダクトが優れているのは、デザインや機能だけじゃない。今回、紹介した「バルミューダ ザ・ブリュー」にしろ、トースターにしろ、今まであったものを“心地よい体験”に落とし込むまで追求し、ユーザーに届けたい体験として再定義する姿勢が素晴らしいのだ。バルミューダでは、これを“コアバリュー”と呼んでいて、ユーザーが何を求めているのかを追求している。だからこそユーザーは、バルミューダの商品に魅力され、ファンとなっていく。
本製品ではコーヒーを淹れること、そしてコーヒーを飲むことの楽しさを五感で味わうことができる。これまでのコーヒー体験を180°変えてくれる「バルミューダ ザ・ブリュー」を一度試してみてはいかがだろうか。
■BALMUDA The Brew(バルミューダ ザ・ブリュー)
STAFF CREDIT
Writing:Yasuyuki Ushijima