明日どこ行く? 何を釣る? COVID-19により動き方を模索した2020年の釣り事情
2021.01.29
COVID-19により新しい生活スタイルを迫られた2020年。趣味の釣りもコロナ禍に合わせた楽しみ方を要求され、自分なりに模索した2020年。緊急事態宣言の発動もあり、こと遊びに関しては自主ムードが高まるシーズンとなってしまったが、自分なりにせいいっぱい釣りを楽しんだ2020年シーズンを写真で振り返る。
好きな場所で、好きな時間に魚が釣れなくなるなんて……
◆1月は上野村の冬季釣り場にてハコスチ釣り
一般渓流が禁漁になると管理釣り場、冬季釣り場、海へ魚を求めます。
◆解禁が近づき落ち着かない2月
山梨県全域をさまよう決意で県下共通遊漁証を買う。この時はまだ全域の効果がフルパワーで発揮できなくなるとは実感していませんでした。
◆待ちに待った3月の解禁、山梨の秋山川の支流へ入る
久しぶりのヤマメを釣り上げ大興奮。プチ遭難しそうになりながらも感動と美しさに浸る。
◆緊急事態宣言が発動された4月
再び渓流魚と逢う日を夢見ながら道具のメンテナンスとタイイングで準備。大物を釣り上げる妄想をしつつフライを巻けば釣り気分になれるのもフライフィッシングの魅力。
◆GWが明け緊急事態宣言も解除された5月
しかし世の中はピリピリムード、無理せず自宅でカップケーキを焼いてみたりして過ごす。
◆イワナが釣れるようになった6月
密を避け、人と合わないように山の奥(上流)へと向かうようになる。ドアto川、川toドアで年券のある山梨の川一択。おにぎりと水筒を持っていく遠足スタイルの釣りを楽しむ。
◆COVID-19との付き合い方がわかり始めた7月
日光の湯川へブルックトラウト釣り、ピンク色の斑点がありとても奇麗。2019年の台風の影響がまだ残っており遊歩道は少し荒れてましたが、川は静かに流れています。
◆行った事のない川や桃源郷を探しまわった8月
川へ下りると水が無かったり、魚の気配すら感じない空振りに何度もあいながらも30cmを超えるイワナをキャッチ! 山奥でひとり静かに喜びに震える。
◆禁漁間近の9月は東北へ遠征(放流されていない川へ)
川へのアプローチは片道2時間の徒歩、その甲斐あってか丸々と太った淡い色のヤマメと逢う。
◆渓流のシーズンが終わり舞台を近場の川に変えた10月
オイカワを求め多摩川へ。普段行かない時間で少しのんびり釣り。
◆オイカワの修行シーズン(ハイシーズンは6月)を迎えた11月
オイカワの色を確認する為にお魚観察水槽をもって川へ。オイカワはいつでもその川で元気に泳いでいます。
◆12月は自然から管理釣り場にフィールドを変更
としまえんの閉園によりおしまれつつ終了した冬季釣り場がなんと西武園ゆうえんちにて復活。プールに泳ぐひときわ目立つ存在のアルビノのニジマス。
一言も言葉を発しないまま釣りをして帰ってくるシーズンだった
振り返ってみると、釣り場で誰とも感動を共有することが無かった一年でした。
でも、釣りとはそういうもの(釣りはチームプレイではなく、一人で楽しむものなので)かもしれない!? と思ったそんな一年でもありました。
一日でも早く、COVID-19に汚染される前の日常に、世界が戻る事を祈りつつ今日もフライを巻いています。
STAFF CREDIT
Photography:Hiroyuki Tomimori
Writing:Hiroyuki Tomimori