湾奥シーバスに効果覿面! BlueBlueのブローウィン! がスゴイ
2021.07.26
2020年の秋からソルトルアーフィッシングをはじめたH2O Styleのウッシー。そんなウッシーが使ってみたいルアーやロッド、リールなどのフィッシングギアを独断と偏見で紹介していく新連載。第3回は、入荷のたびに即完売という現象が続いている、BlueBlue(ブルーブルー)のBlooowin!(ブローウィン)を紹介する。
パイロットルアーとして超優秀なフローティングミノー
釣果の厳しい時期を経て、ようやくシーバス釣りの本格的なシーズンがやってきた。シーバスの活性も上がってきて、ホームの旧江戸川ではランカーシーバス(80cm以上のサイズ)の他、チヌやキビレ、マゴチなどの釣果も報告されている。そんなハイシーズンで武器になるのが、BlueBlue(ブルーブルー)のルアーだ。
ブルーブルーは日本シーバス界のパイオニアにして、東京湾奥のシーバス釣りの魅力を世に広めた第一人者でもある村岡昌憲さんが代表を務めるメーカー。今回紹介するBlooowin!(ブローウィン)はもちろん、チヌ釣りに使えるリップ付き樹脂バイブレーションのNarage(ナレージ)や食わせる力抜群のジグヘッドワームのJOLTY(ジョルティ)など名作ルアーを多数展開している。
改めてBlooowin!(ブローウィン)に話を戻すと、このルアーはフローティングミノーながら、とにかく飛んでくれる。陸っぱりからの釣りでは何といっても飛距離が重要だ。というのもシーバスが生息するエリア=沖や川の流心までダイレクトにアプローチできるからだ。それだけにルアーマンからの信頼も絶大で、ショップに入荷されると即日完売する状態が続いている。筆者も入荷情報を聞きつけて、ショップにいくが買えないルアーのひとつである。
絶妙なアクションで食い渋ったシーバスを誘い出す
なぜ、飛距離が出るのかというとミノーにしてはスリムなボディに加え、特許技術でもある飛行中にタングステンウェイト球が状況に応じて安定移動するように精密設計されたことで失速を防いでくれるから。筆者は初心者ゆえ、ラインの垂らしの長さ、テイクバックの取り方、リリースのニュアンスなどが安定していないにもかかわらず、飛距離を出してくれるので、安心して使えるルアーとなっている。
またブローウィンはアクションもすごい。ルアーの形を見ればわかるが、スリムなうえにリップも小さいので、もちろん引き抵抗は少ない。潜航深度は30cmくらい。早巻きでブルブル感をかんじるところからリトリーブ速度を落としていくと、ミディアムリトリーブくらいから振動が感じられないが、ルアーは潜っているというアクションになる。この時のルアーはウォブリング(ルアーが左右に振れるようなアクションのこと。上から見ると大振りに尻尾を振るように動いている)は弱めでロールが強調されたアクションをしている。陸から確認すると“にょろにょろ”とか“ゆらゆら”ぐらいの動きに見えるが、このにょろにょろ、ゆらゆらの動きが魚を誘ってくれるのだ。
とにかく釣行でポイントに入ったら、まずこのブローウィンを投げてみるほど頼りになるルアーだ。最近はブローウィン140J ジャーキングエディションなる新作も発売されているが、こちらも入荷後即完売の品薄状態が続いている。いつかこちらも手に入れて、シーバスの釣果報告をしたいところ(淡い期待)。
STAFF CREDIT
Writing:Yasuyuki Ushijima