退屈な日常にちょっとだけ刺激を!!

H2O Style

行ったつもり、やったつもり?! 『つもり活動』しませんか?

2020.04.08

新型コロナの影響で外出自粛をせざるを得ない状況の昨今。外に出てワイワイ楽しみたい気持ちもわかるけど、ここはグッと我慢するタイミング。そこで『H2O Style』が提案したいのが、過去の思い出を振り返り、“行ったつもり”“やったつもり”になってイマジネーションの世界に浸ってみる「つもり活動」だ。記録した写真や動画を観返しながら、当時の楽しい思い出を振り返るのもなかなか良いもの。ということで、ここではちょっと前に行った芋煮会の様子について振り返る。

山形県出身のメンバーが今回の主宰!

東北出身以外の人にはあまり馴染みがない、芋煮会。だからこそ、今回主導になるのは必然的に東北出身のメンバー。実は地域によっても入れる具材や味つけが微妙に異なります。今回は山形県の内陸地方でメジャーとなっている醤油ベースで牛肉をいれる芋煮を作ることに。

畑作業終了後、「H2O Farm」近くの河原にて芋煮会を決行。天気も良く、ベストなシチュエーションだ。

◆まずは火おこしから

今回の焚き火台は、ソロストーブのレンジャー。内部に薪を入れて着火すると底部の通気口から取り込まれた空気が燃焼し、効率よく薪を燃やすため、火力がかなり強い。

材料は牛肉、サトイモ、ニンジン、長ネギ、しめじ、こんにゃく、といたってシンプル。サトイモは柔らかく煮るのに時間がかかるため、水煮されたものを用意。もちろんニンジンや長ネギ、しめじは一口大に切ったものをフリーザーパックにいれて持参。さすが芋煮の本場出身だけあって、用意もぬかりなしで手際もいい。

まずは根菜であるサトイモとニンジンを水の状態からいれて沸騰させる。

沸騰してきたら、豪快に牛肉を投入!

地域によっては豚肉を入れて、味噌ベースにするところもあるが、牛肉も美味しいのだ。

◆芋煮には欠かせない秘密兵器が!

ここで秘密兵器が登場! 実は醤油ベースの芋煮にはかかせない山形で絶大なる人気を誇る「味マルジュウ」だ。詳しい人からツッコミが入りそうなので先に断っておくと、正式名称は「しょうゆ」ではなく「しょうゆ風調味料」。実はダシ入り醤油でなのである。しかし、山形で醤油といえば“味マルジュウ”というほどメジャーな存在であり、県内どこのスーパーでも手に入る代物だ。もちろん、山形県人だからこそ、この「味マルジュウ」を手に入れられる。持参したこれを豪快に目分量で投入。

「味マルジュウ」の魅力を熱弁する山形出身の埼玉県民。

男の料理=もちろん調味料は目分量だ!

ここでしめじを入れる。ひと煮立ちさせた後、黒糖を数個入れて味を整えた。味マルジュウだけでも十分甘みがあるのだが、黒糖を入れるとコクが増す。

こんにゃくも男らしく豪快に手でちぎって投入。このほうが味がしみ込むし、なにより芋煮会という雰囲気も出る。早く食べたい(笑)。

ひと口、味見をして沸騰させる。

ソロストーブの火力が強いので、ほんの数分で出来あがるのだが、お腹もぐうぐう鳴っているのでこの時間も惜しいほど……。

最後にもうひと煮立ちさせたら完成だ!

とにかく美味しそう。紙皿にいれたが、汁が熱すぎて入れられないので、とりあえず具を楽しむ(笑)。

普段はあまり食べることのない芋煮に舌鼓を打ちつつ、2杯ほど空っぽの胃袋にかき込んだ。味はいうまでもなく、本場の芋煮味だ(奥様が山形県人のメンバー談)。腹が満たされ、しばし放心状態に(笑)

締めは、うどん。これも市販の麺だが、だしの効いた芋煮の汁とアウトドアというシチュエーションがマッチして何倍も美味く感じた。

この後はお酒を楽しんだり、簡易的な焚き火を楽しんだりして、思い思いの時間を過ごした。郷土料理でお腹を満たし、自然に癒されて大満足で帰路についたメンバーたちであった。

 

STAFF CREDIT
Photography:Miki Sato
Writing:Yasuyuki Ushijima

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