何が起きてもすぐ対応できる動きやすいパンツスタイル

トレンド感をおさえつつも個性的なブランドやアイテムを展開するスペシャリティストア、バーニーズ　ニューヨーク。そのメンズPRを担当しているのが藤枝さん。現在、1歳7か月になる息子さんを保育園に預けながら、仕事と育児を両立させている真っ最中だ。保育園行事への参加はまだないが、自分がもし参観に行くならという視点から色々とお話を伺った。
「自分が想像する参観というとパパはジャケットを着て、ママも少し小ぎれいな着こなしをして……というイメージが強いです。ただ、前回登場した竹原さんなど、子供がいらっしゃる諸先輩方のお話を聞くと、保育園や幼稚園の参観は、子供と一緒に参加する内容が多いということを聞き、あえてパンツスタイルを選びました。もちろんスカートとかワンピースのほうがフォーマルに見えるのですが、まだ子供が小さくて動き回るので、自分がすぐ動けるようにパンツスタイルのほうが機能的という側面もあるかと思います。
先ほども話したように、保育園や幼稚園の参観では子供と一緒に動くような参観が多いので、パンツスタイルかつ“動きやすく”をテーマにすると、デニムなどで参加するママも多いかと思います。ただ、そこは少しTPOを考えて、ブラックを選んだのもポイントですね。素材は再生繊維のリヨセルなのですが、非常になめらかで柔らかく、子供を抱っこした時、肌に触れても柔らかいので子供にも優しいと思います。程よい落ち感とツヤもあるので、ラクしながらキチンと感は損なわないんですよ」

親だからこそさりげないオシャレを楽しむべき！

今回、披露していただいた着こなしのパンツ……実は、セパレートに見えるトップスとくっついたオールインワン。今回はフロントで結んでいるが、アイデア次第でさまざまなアレンジが可能となっているところも見逃せない。
「今回は胸元を大きく開けるので中にTシャツを着ましたが、フロントを大きく開けず着物のように前合わせにすれば、インナーを着なくても十分着こなせます。また袖が長くヒジまで隠れるようになっているので、過度な肌の露出も避けることができるのも大きなポイントかもしれないですね」
女性ならではのアクセサリー使いも是非参考にしたいところ。首元にインパクトのあるチョーカーを合わせたり、ピアスやイヤリングなどでフェミニンな部分もプラスするなど、土曜参観に出席するママがサンプリングできる箇所も多く見受けられる。
「本当に想像でしかないですが、これから子供が小学校に上がる際も、公立に行くのか私立に行くのかで、また参観での着こなしやスタイルが変わってくるような気がしています。例えば私立の小学校に行くことになったら、ママたちからのカバンなどの持ち物チェックも厳しくなると思います。そう考えると、これ見よがしなブランドを着たり持ったりするのではなく“さりげなくオシャレ”だったり“どこか上品”という見え方にするほうが、ベターなんじゃないかなと思いますね。女性同士だと見る目は厳しいですから（笑）。とにかく、そういった場は、あくまで“子供が主役”なので、悪目立ちしないように、さりげないお洒落を心がけたいと思います」
まだ、実体験がないものの、周りの話やイメージから、参考になる話をしてくれた藤枝さん。ママ同士の評価も気になるが、あくまで子供が主役という目線を忘れないところこそが、親としての在り方だということを再認識させられた。

●おすすめコーディネイト

バーニーズ　ニューヨーク メンズPR 藤枝理紗さん

シャイナ モートのジャンプスーツ（オールインワン）　￥78,000＋tax
ポール アンドリューのポインテッドヒール　￥70,000＋tax
サスキア ディアスのチョーカー　￥38,000＋tax
バジックの別注バッグ　参考商品
マルコム ベッツのバングル　￥330,000＋tax

（すべてバーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター☏0120-137-007）

●コーディネイトポイント

セパレートに見えるが実はオールインワンというジャンプスーツ。「今回はフロントを大きく開けて前で結んでいますが、アレンジは自由自在なので見え方も異なり、着こなしの幅も広がります。バーニーズ　ニューヨークでも2019SSから取り扱いが始まったL.A.のイチオシブランドなんです」

着こなしがモノトーンでモードっぽい印象なので足元はポール アンドリューのピンクのヒールを合わせた。「動きやすさで行くとスニーカーとかサンダルになりますが、あえて女性っぽさをアピールしています。バックスリングのタイプなので、脱ぎ履きしやすいし、急な動きでも脱げにくいんですよ」

◆おすすめのアイテム紹介　藤枝さんおすすめのアイテムはこちら！

フォンタナ ミラノ 1915のバッグ　左から￥210,000＋tax、￥228,000＋tax、￥320,000＋tax

イタリア随一の卓越した技術と厳選された素材を用いたレザーアイテムで、ラグジュアリーブランドのOEMも手掛ける世界的セレブリティも愛用するブランド。「これ見よがしなバッグを持っていると、いやらしさが出てしまう場合もありえます。名の知れたブランドじゃないけど、さりげなく上品でちゃんとしたバッグを選ぶことも、女性にとっては重要だと思います。その点、フォンタナ ミラノ 1915はうってつけのブランドですね」

ダイアナ ブロスのピアス　各￥16,000＋tax（2つセット）

キューブ型のフォルムがキュートなピアス。カジュアルな着こなしでもフェミニンな印象をプラスするのにピッタリ。「バッグやアクセサリーはプラスするだけで女性らしい印象に仕上げてくれます。例えば、Tシャツにデニムというごくシンプルなカジュアルスタイルでもピアスをつけることで、グッとフェミニンな雰囲気が漂います。だからこそ普段使いでも重宝しそうですね。また耳にぶら下げるデザインだと、抱っこしている子供が思わず、いじっちゃいますが、これなら揺れたり動かないので気にならないかも」

STAFF CREDIT
Photography：Kenji Fujimaki
Writing：Yasuyuki Ushijima