火を使わずとも楽しめるフレグランス感覚のお香

「今回ご紹介するのは「アルメニアペーパー」です。イタリアのフィレンツェにある、世界最古の薬局Santa Maria Novella（サンタ・マリア・ノヴェッラ）の手掛けるお香なのですが、火を使わずとも楽しめるお香なのです（もちろんお香なので火をつけて楽しむこともできる）。
いまや僕の常備薬的存在の一つになっていて、鞄や財布の中はもちろん、名刺入れなどにも必ずこれが入っています。気に入っている理由は、香りのバランスはもちろんですが、なんといってもその使いやすさですね。普通のお香と違って火を使わなくてもいいので、財布やカバンの中にそのまま入れておけばＯＫ！　クローゼットやシューボックスなどに入れて芳香剤感覚で使うことができるのも魅力です。
仕事柄、出張が多く、宿泊先などで気持ちを切り替えたり、気分をリラックスさせたいときなどにも重宝していますよ。お香は煙臭くて苦手という方に、特にオススメしたいですね」

18枚入り。

名刺に香りが移り、名刺交換の時に気付く方も。「アルメニアペーパーですか？」と聞かれた事も何度か。

焚くと匂いが強くなるので、僕は半分に切って焚く事が多いですね。

焚く時は、蛇腹状に折って火をつけます。

藤巻健治（フジマキ ケンジ）
フォトグラファー。アウトドア雑誌からアパレルのカタログまで幅広いジャンルで活躍中。趣味はボルダリングにキャンプ。百聞は一見に如かず、何事も自分でチェックして納得したものを手に入れたい、そんな思いからこの連載をスタート。
http://kenji-fujimaki.com/