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フォトグラファー藤巻健治、今月のベストバイ/マイクロトーチ コンパクト

2021.02.26

THE BLUE HEARTSの「夢」じゃないけれど、いくつになっても「あれも欲しい、これも欲しい」と思う気持ちは変わらない。そんな買い物が大好きなOVER30(オーバーサーティ)の皆さんに読んでほしいのがこのコーナー。フォトグラファー藤巻健治が実際に気になるアイテムを自費で購入! 実際に手にして、使ってみたアイテムの中から、本当に良いと思ったアイテムだけを厳選してご紹介。今月のベストバイアイテムはコレだ!! 商品名:SOTO マイクロトーチ コンパクト ¥1,640円+tax

100円ライター感覚で至るところに忍ばせておける万能ライター

今回は、僕のキャンプ道具になくてはないらないアイテム、スライドガストーチのコンパクト版という表現がピッタリのアイテムにフォーカスを当てたいと思います。

スライドガストーチを使い始めてもうかれこれ10年。現在三代目(3個目)になるのですが、とにかく使い心地が最高で、まさに“名作”という表現がピッタリ! 先述したように、いまでは僕のアウトドアライフの相棒的存在なわけですが、先日、スライドガストーチの買い増しを検討していたところ、更にコンパクトになったマイクロガストーチの存在を発見し、その性能が気になって迷うことなく購入。 

すぐにそのポテンシャルを確認すべく、キャンプ場で使ってみたところ従来のスライドガストーチと変わらずの使いやすさにビックリ。100円ライターなどでは苦労するであろう料理や暖を取るための焚き火への火付けもスマートに行うことができ、小さくなったボディーサイズながら頼もしい存在であることを再認識させてくれる逸品でした。

これがあれば、キャンプ場などで焚き火などで火を起こせない……というアウトドア初心者にありがちなトラブルも、嵐など余程の悪天候でない限り回避できると思います。なんといっても炎温度は、耐風機能がついた約1300℃ですからね。小枝でも一瞬で着火するほどのパワーです。

もちろん、ブッシュクラフトなどの、不便(手間)を楽しむ玄人向けのソロキャンプなどでは、火をおこす行為を何回も失敗したりする事も楽しみのひとつとなりますが、そうでない友人や家族とのキャンプの場合は、火の確保は簡単で早い方が良いはず。

焚き火はキャンプ時の一大イベント。火をつける=準備に時間をとるのではなく、焚き火の時間をスマートに愉しめることが重要ですよね。そういった点からも火おこしがスマートに行える、このアイテムはアウトドアユースの方には本当にオススメです。

愛用中のスライドトーチ(左)と比べても驚異的な小ささ。

炎温度1300℃の極細集中(ターボ)炎が様々な環境で安定した着火を可能にしています。

本体はコンパクトながら、ガス調節つまみはしっかりと大きく使いやすい。

カセットガスやライターガスなど様々なガスに対応しているところも魅力のひとつです。

キャンプバッグに忍ばせていると、いつの間にか細かい草や砂が入っていたりするので、キャップ付きは嬉しいです。

しっかりとしたフック穴も付いているので、長めの紐を通して首から下げたり、カラビナを付けたりと拡張性も高いと思います。

SOTO(ソト) マイクロトーチ COMPACT(コンパクト) ブラック ST-485BK
サイズ、色、機能、デザイン、価格。どこを取っても素晴らしいの一言……圧巻です!!

 

藤巻健治(フジマキ ケンジ)
フォトグラファー。アウトドア雑誌からアパレルのカタログまで幅広いジャンルで活躍中。趣味はボルダリングにキャンプ。百聞は一見に如かず、何事も自分でチェックして納得したものを手に入れたい、そんな思いからこの連載をスタート。
http://kenji-fujimaki.com

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