一畳菜園【第3回・ジャガイモ間引き編】
2018.06.13
農業の知識もない、時間もない、しかし野菜の栽培をやってみたい……。スローライフに憧れる40代が、負担にならない面積と手間のかからない野菜チョイスで挑戦する「一畳菜園」。約1.65平米のスペースで野菜は収穫できるのか……!?
密集しまくりの苗を間引き
一畳菜園の開墾から1カ月とちょっと、勢いよく密集しているジャガイモの苗たち。このままだと収穫するジャガイモが小さくなってしまうので、間引きをすることに。
天気のいい休日、間引きを決行した。素手でも取れるらしいが、勢い余って種芋を抜いてしまったら……と不安になり、ナイフで切りとることに。種芋や他の苗を傷つけないよう、慎重に刃先を当てる。太くて強そうな茎を2本だけ残し、他はすべて取り除いた。
取り除かれた苗たちがこちら。なんだかもったいないので食べられないかどうか調べたが、有毒な成分を含んでいるとのこと……。そういえばジャガイモに芽が出てきたら、取り除いて食べる。あれはそういうことだったのだ(今さら)。
ところでこれ見よがしに置いてあるナイフ。これは超老舗のナイフブランド『オピネル』のナイフである。歴史ある農業国・フランス生まれのブランドだけあって、菜園によく似合う。タイアップでもステマでもないのでリンクを貼りはしないが、菜園のお供に欲しい1本だ。うむ、かっこいい。
ひと仕事して昼ビール!
間引きが終了し、ジャガイモサイドがすっきりとした。ところで苗同士の間隔が、種芋を植え付けた間隔から微妙に変化していることにお気づきだろうか。種芋の四方八方から芽が出るので、種芋の真上に苗が伸びるとは限らないのである。「お気づきだろうか」などと偉そうに言ったが、筆者はこのときに気づいたし、間隔の近すぎる苗もあって一畳空間内のバランスが悪くなってしまったことに頭を抱えた。
まあ気にしたところでどうなるわけでもないので、作業後に昼ビール! アテは缶詰、アウトドア用のバーナーで温めて。庭先で真っ昼間からビールを飲むなど普通ならご近所の目が気になるところだが、一畳菜園を前にしているので「ああ、畑仕事をしたのなら飲むのも当然だな」と思ってもらえるハズである(と思いたい)。
以上、ジャガイモの間引きの様子をお伝えした。この間、ミニトマトとトウガラシは家のなかですくすくと成長している。次回、それらの苗をいよいよ一畳菜園に植え付けます!
STAFF CREDIT
Photography:Minoru Akiba
Writing:Minoru Akiba