退屈な日常にちょっとだけ刺激を!!

H2O Style

一畳菜園【第2回・発芽編】

2018.05.25

農業の知識もない、時間もない、しかし野菜の栽培をやってみたい……。スローライフに憧れる40代が、負担にならない面積と手間のかからない野菜チョイスで挑戦する「一畳菜園」。約1.65平米のスペースで野菜は収穫できるのか……!?

無事に芽が出るのかドキドキの日々……。

庭の一角を開墾し、一畳分の畑とした前回。手前右側にはジャガイモを植え付けしてある。奥のビニールハウス内には、育苗ポットに種を植えたミニトマトとトウガラシが。

いくら農業の知識がなくとも、ミニトマトとトウガラシぐらいは食べたことがある。なので当然、種が小さいことを知ってはいた。しかしいざ自分が育てる立場になってみると、この小さな粒が育って実を成らせる未来が想像できない。

しかもまだ3月上旬という時期であり、ミニトマトとトウガラシの発芽気温には程遠い。百均のゴミ袋を利用したビニールハウスぐらいでどうにかなるものだろうか……?

というわけで過保護に家のなかへと移動させた。

朝夕に水をやり、火の当たる場所に置き続けて2週間、ミニトマトのポットからようやく一番乗りの芽が!

さらに2週間が経過、すべてのポットから無事に発芽!

左側のポット4つがミニトマト、右側の4つがトウガラシだ。ポットの大きさに差をつけたことに農業的な意味はなく、単にどっちがどっちかわからなくなるのを防ぐためである。ひとつのポットから複数の芽が出ているが、これらはいずれ間引いて1本にしないといけない。すっかり愛着が湧いているので、苦渋の選択となりそうだ……。

時同じくしてジャガイモサイドにも変化が……!

地面が妙に凸凹しているなと思ったら、ジャガイモの芽が出ようとしていた。

アスファルトに咲く花のような根性が感じられ、「がんばれ!」と思わずにはいられない。というわけで開墾から約1カ月、発芽は無事にオールクリアした。

ジャガイモの芽が地面を割って出てきてから、ほんの一週間でこの状態に。種芋を植えてから完全にほったらかしていたというのに、なんとも健気なジャガイモたちだ。

ひとつの種芋から何本もの苗が出てくるので、間引いて1~2本の苗にするといいらしい。別にこのまま放っておいてもジャガイモはできるらしいが、ひとつひとつの芋が小ぶりになってしまうそうだ。気の早いことを言うようだが、調理するさいに皮を剥くのが面倒になるのはイヤなので、近々、間引きをやらないといけない。

以上、一畳菜園の発芽の様子をお届けした。次回はジャガイモの間引きに挑戦!

STAFF CREDIT
Photography:Minoru Akiba
Writing:Minoru Akiba

Contents RELATED