退屈な日常にちょっとだけ刺激を!!

H2O Style

視覚・聴覚・味覚……五感で心に潤いを
旬を実感する野菜を満喫

2019.05.20

好きなコトやモノに囲まれて生活するのも幸せですが、あえてこれまで慣れ親しんだことがない世界に身を投じてみることで新しい発見もあるはず! そこで、デザイナー宇留間能力が“五感への刺激”をテーマーに野菜を中心にピックアップ! 改めて触れてもらいたい食材を紹介していきます。

春先から初夏に向けて野菜も移り変わる

今回は野菜の顔ぶれも少しづつ変わってきたので、再び一堂に並べてみました。
左手前からキャベツ、左奥ハンサムレッド、あやめ雪かぶ、青梗菜、赤水菜、ジャガキッズレッド、スナップエンドウ、アスパラガス、のらぼう菜、スティックブロッコリー、人参、ブルームきゅうり。キャベツは頂けるのが大体5月ぐらいからなので、春キャベツが届いたのはうれしい限り。スナップエンドウはもうシーズンも終わりなので貴重な一品。シャキシャキとした歯ごたえが魅力的でたまらない野菜ですよね。

そんな中、今回ピックアップするのは他の周年の野菜に混じって届いた「のらぼう菜」。
たぶん産地に近くなければ、ほとんどの人は耳慣れない野菜だと思います。かくいう自分も頂くまでは見たことも聞いたこともなかった野菜。見た感じは、黄色くかわいい花が咲いて菜の花みたいな野菜ですが、茹でておひたし、というには茎が若干歯ごたえがあるので、自分の場合は下茹でしたのを豚肉と一緒に炒めるのがオーソドックスですが美味しいしおススメです。

頂けるのが4~6月(産地によっては2月くらいから)の間で、まさに旬の真っ盛り。萎れやすいらしく、流通にあまりむいてないとのことなので全国的になってないのはそのせいなのかなと想像。それだけに結構貴重? レア野菜なのかな?? と思ったり(笑)
春先から初夏にかけて、新たな旬野菜と出会えて、得した気分! ごちそうさまでした!!

[のらぼう菜]
アブラナ科
産地:西多摩、埼玉県飯能・小川・比企郡など
江戸初期には栽培されていたとか。
耐寒性に優れているらしく、家庭菜園でもいける野菜なのかも。

茎がしっかりしているのでそのまま歯ごたえを楽しむか、柔らかく茹でるかは好みの分かれるところ。

アブラナ科らしいこの黄色い花が季節感を感じさせてくれる。葉っぱは柔らかくて調理しやすい。

 

宇留間 能力(ウルマ チカラ)
グラフィックデザイナー。現在は電子配信のエディトリアルデザインを中心として書籍装丁など小型グラフィック、雑誌広告、美術展パンフレント等のデザインもこなす。趣味はジャンルを問わない音楽鑑賞、読書など。

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