購入の決めては亡くなった祖父の苗字と同じ名前

本当のことを言うとランクル（60か80）が欲しかったんです。ランクルといえば四駆の代名詞的存在。四駆好きなら誰でも憧れますよね。でも、実際にランクルの旧車に乗っている人たちにお話を伺ったところ、日本車とはいえ、古いクルマだけにさすがにメンテナンスフリーとはいかないとのこと。さらに長く乗るつもりなら、こまめにメンテナンスするのはもちろん、保管場所も屋根付き（理想はガレージ）にするべき！　という話になり、正直、維持するだけでも大変（お金がかかる）だな……と（苦笑）

その上ランクルは、年式や車種を問わず全てのモデルが人気車輌。とくに年式の古いモデル（60など）ともなるとタマ数の問題もあり、20万、30万キロといった過走行車や修理歴あり、と言ったコンディションがあまり良くない車輌ですら、販売価格が年々高騰している状況で、今の自分には高嶺の花。

「どうしよう！？　他の四駆にしようかな……」と悩んでいるときに、祖父（名字が村野）が亡くなってしまい。バタバタしてクルマの購入のことなどすっかり頭から離れてしまったのですが、祖父の葬儀の直後、ふとしたきっかけで『MURANO（ムラーノ）』という名前のクルマがあることを知り、調べてみると憧れていた四駆！　直感ですが、何かの縁を感じたんです（村野→ムラノ→ムラーノ）。運よく、リーズナブルな価格で状態が良い車輌にもめぐり逢えたこともあり、迷わず購入を決めました。

同じクルマを街で見かけることがないのが、逆にいい！

嫌なところは燃費があまりよくないところかな！？　リッター8.4キロぐらい。排気量2.5リットル、四駆で車重もあるから仕方ないかもしれませんけど。ただ、近年のクルマってメチャメチャ燃費が良いので、友人のクルマなどと比較する機会があるたびに、燃費の悪さだけが気になります。でも、その分、トルク感溢れる余裕な走りをしてくれますけどね。

他に嫌なところではないけど……しいてあげるならコンパクトカーブームの昨今、あまり人気がないのかな……っていう不安ぐらいです（苦笑）
自宅近所でも同じクルマとすれ違うことがあまりないので、購入当時は変な意味で不安になりました。でも、今では逆にそれがいい！　って思えるようになりましたよ。だって同じクルマとすれ違いまくるのも嫌じゃないですか！？　個性がないというか……そういった意味で他の人とは違ったモノを所有している満足感が満たされているので、結果オーライだったと思います（笑）

車中泊仕様を目指す

今後は車中泊仕様にカスタマイズしていく予定です。キャンプなどのアウトドア仕様というよりも、クルマで生活をして仕事はもちろん、プライベートも充実させていく……そんなカーライフに挑戦したいと思っています。バンライフならぬ、クロスオーバーSUVライフとでもいいますか。YouTubeも視野に入れていきたいので、ユーチューバーデビューをしたらチャンネル登録、よろしくお願いいたします！（笑）　

もともとスクエア（四角い箱型）なデザインのクルマに憧れていたのに、まさか自分がこんな曲線美のクルマに乗るなんて夢にも思ってなかったですが、実際に乗ってみると室内も広くていい感じ。大人5人でも余裕をもって乗車できるのがいいですよね。

タウンユースも意識したSUVということで、マフラーも2本出し（標準）。クロカン仕様の四駆にはないスタイリッシュさが魅力。

近未来的なデザインのメーターパネル。タウンユースを意識した四駆らしいスタイリッシュなデザインへと仕上げられている。

125kW (170PS) /5,600rpm、245N·m (25.0kgf·m) /3,900rpmを叩き出す心臓部。排気量2.5リッターのガソリンエンジンから生み出されるパワーで、街乗りから悪路、高速道路での巡回までキビキビとした走りを実現。

オーナープロフィール
金井 蓮さん／フリーカメラマン　乗車歴：約1カ月
フリーランスのカメラマンとしてWEBや雑誌など多岐の分野で精力的に活躍中。『H2O Style』でも「カヌー作り」や本コーナーなどの撮影を担当している。

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STAFF CREDIT
Photography：Ren Kanai，H2O Style
Writing：H2O Style