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OVER30で始める、まるっとお任せAIロボアド投資 Part10

2019.05.27

第二次ベビーブームに生まれ、受験戦争で疲弊し、バブルにありつけず、就職氷河期に凍え、老後は不安ばかりの不遇の世代。そんなOVER30(オーバーサーティ)の完全放置ロボアド投資録10回目。令和はなんかいいことあるといいなぁ。

THEOが何やら変わり始めた! 税金が安くなる? 手数料が安くなる?

いちばん初めにロボアド投資先を考えたとき、最後までTHEOと悩んだのが業界最王手のWealthNavi。結局は積極的にポートフォリオの入れ替えをするTHEOにしたのだが、この時に特に悩んだのがWealthNaviの自動税金最適化サービスの存在だ。これはザックリいうと取引で利益が発生する場合、ポートフォリオ内の含み損がある銘柄を一度売却し損失を出すことで利益を相殺させ、税負担を軽減させるというサービス。このちょっとうらやましいサービスが、ついに6月からTHEOでも『THEO Tax Optimizer』という名前で稼働することとなったのだ。さらに、THEOの一定対象期間内での利用状況により、手数料を最大35%OFFにしてくれる『THEO Color Palette』というサービスも開始された。これまで3000万円以上の運用資金でなければ受けられなかった割引サービスが、ぐっと身近になったのは素直に嬉しい。

◆表1

ほとんど動きのない4月、ただ懸念材料も……

今月はグロース、インフレヘッジは大きな動きはなし。グロースでの新キャラは新興国全体の株式に連動するVWO。インカムでは米ドル建のハイルイード社債に連動するJNKが姿を消し、残存期間10年超の米国債に連動するSPTLが減っている。その一方で、米国を除く先進国の国債に連動するBWXが登場した。ちょっと心配なのはグロースのVWO。なにせ直近で純資産総額の35%以上を中国市場の銘柄が占めているのだ。ゴールデンウィーク中にまたもや勃発した米中の貿易戦争、なんとか穏便に収まって欲しいものなのだが……。

◆表2

順調に右肩上がりに復活して欲しいが、はたしてどうなる?

間も無く運用開始から1年が経とうとしている。このまま順調にいけばプラスで1周年を迎えられそうだが、2週間で5%以上下落した年末年始の例がある。目下の悩みのタネはやはりトランプさんと習さんのにらみ合い。まぁどっちに転ぼうがあくまで投資は淡々と、ロボアドくんにまるっとお任せして、令和元年の夏休みの予定でも立てようかなぁ。

 

STAFF CREDIT
Photography:Takaaki Tsukahara
Writing:Takaaki Tsukahara
Illustrations:Uruma Tikara

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