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明日どこ行く? 何を釣る?
2020年(令和2年)シーズンが遂に解禁!

2020.03.30

3月1日いよいよ渓流釣りのシーズンが開幕しました。オフシーズンの間、渓流好きの皆さんは一発目の釣り初めはどこにしようか悶々としていたのではないでしょうか?

新天地か? それとも勝手知ったエリアに行くか?!

待ちに待った渓流釣りのシーズンがついにやってきました。年明けからネットや専門誌、行きつけのフライショップの仲間たちから関東周辺の渓流の情報を収集して、ニヤニヤしながら悩んだ末、今年は山梨県全域を攻めることに。屈指の渓流エリアを誇る山梨県ですが、昨年行けたのはほんの一部なので、まだ見ぬ未開のエリアに挑戦してみよう思ったのです。まぁ、心意気だけは立派ですが、すこしでも勝手がわかるエリアを選んだのはここだけの秘密(笑)

山梨県全域の遊漁証。これでいつでも県内のどの川で釣りをしてもへっちゃらです。

まずは初めの1匹を狙い調査遡行開始!

せっかくの釣り初めなので、とにかく1匹は釣りたいものです。まずは昨年行った支流の未開拓の流域の様子を見てみることにします。一歩支流に入ると川の様子はガラリと変わり、支流ごとに特徴があるのが渓流の面白いところ。入渓地点こそフラットで歩きやすく癒される川ですが、遡行するにつれ倒木や大岩が増えて進むのが困難になってきます。それでも腰まで川に浸かりめげずに進んでいくと目の前に両側が急斜面で、水深が背丈ほどある深みが現れました。ここを迂回するために高巻きをするのですが、これが大失敗でした。

リサーチにリサーチを重ねた末で今年の渓流釣り初めはこの支流に決定。

しばらく進むと岩や倒木が増えてきてザ渓流の趣きが強くなってきます。

まさかの高巻き失敗……あわや遭難寸前に!? 

急斜面の足場を確認しながら慎重に進んだのですが、嫌がらせのようにどんどん木々は生い茂り、斜面はいつのまにか壁のようにそそりたってくる始末。気持ちはどんどん焦るばかりで、頭に浮かぶのは『遭難』の二文字と、可愛い子供たちの笑顔に鬼の形相のカミさんの顔……。必死の努力もむなしく、ついには右にも左にも進むことができなくなりギブアップ。最後は対岸で農作業していたおじさんに笑われながら助言してもらい、なんとか脱出しました。あの時のおじさん、本当にありがとうございます。さて、気を取り直して遡行を続けるものの、結局この支流でのアタリはゼロ。自分の腕はさておき、この川にお魚さんはいない認定となりました。

いかにもお魚さんがいそうな落ち込みですが、ここも生体反応は無し。

これが問題の場所。左の斜面から上流を目指してみたけれどあえなくギブアップ。

遂にきた! 待望のファーストキャッチ!!

午後は支流をあきらめ昨年未開拓の本流下流部へ移動することとしました。魚を探しながらテンポよく移動していると深場に魚影を発見。オフシーズン中にタイイングした早春用の新作フライをキャスティングしてみます。するとワンキャストで水中から突き上げるようにフライにアタック! 頭を振りながらグリグリ深場に逃げていくヤマメに久しぶりに緊張します。3番のグラスロッドを大きくしならせながらも、無事キャッチ。さきほどの高巻きの失敗を全て消し去る達成感! この色白のヤマメくんで、ようやく僕の令和2年の渓流釣りがスタートしました。

次はどこへ行こうかな?

本流に移動して瀬や深場のお魚さんのいそうなところをチェックしていきます。

ファーストキャッチは放流魚らしき色白のヤマメ。全体的にヒレが丸いです。

今回ファーストヒットした個人的新作フライ。いかにも虫っぽいでしょ?

続けてヒットのヤマメは赤いグラデーションが色濃く残り、ヒレも尖っています。

昨年購入した限定のグラスロッド。柔らかく、6本継のため山岳釣行にぴったりです。

小雨が降り、気温もだいぶ冷え込んできたので早めに退散。遠くの山々が幻想的です。

 

STAFF CREDIT
Photography:Hiroyuki Tomimori
Writing:Hiroyuki Tomimori

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