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H2O Style

H2O Farmで野菜作り!
~採れたての枝豆を茹でてみた~

2019.09.02

『ひより農園』さんの指導のおかげで、無事に収穫シーズンを迎えた「H20 Farm」。しばらく夏野菜の収穫が続くのだが、メンバーにはやってみたいことがあった。それは「採れたての枝豆でビールを飲む!」である。

トウモロコシに惨事が……!

「さあ今日は枝豆をその場で食うぞ~」と上機嫌でH20 Farmに到着したメンバーが目にしたのは、トウモロコシを襲った惨事だった。何本かがへし折られ、実をかじられていたのである。犯人はおそらく、というか絶対に野生動物。厳重に柵で囲ってある農園なのだが……。

H20 Farmは鉄の柵で畑全体を囲ってある。野生動物に破られる可能性は低く、この日に行った再点検でも、柵に破損箇所はなかった。

トウモロコシが無残にも倒されていた。寒い時期から手塩にかけてきたのに……。

実が食いちぎられていた。凶暴な野生動物もいたものである。猟友会の連絡先が知りたい。

いい感じに実のついたものが狙われていた。残さず食えばまだ許せるのだが……。

この日は我々の先生である『ひより農園』の白土さんが不在。代わりに白土さんの同僚である林さんが様子を見に来てくれた。トウモロコシの惨状を伝えると「たぶんシカだな」とのこと。シカは1m程度の柵なら、飛び越えてしまうのだそうだ。

林さん(オレンジ色のシャツ)が様子を見に来てくれた。ヒゲの茶色いものは収穫した方がいいとアドバイス。

シカに食われる前に収穫するべく作業開始。強い日差し、そして35℃を超える気温が続き、帽子が必需品となったH20 Farmである。

 

今日も採れたて! ナスを収穫

さて気を取り直してナスを収穫。ナスはH20 Farmのエースとも言える豊作っぷりを見せている。採っても採っても次々と実が育ち、実家の味噌汁が夏の間はナスばかりだった理由がわかった。さあ今日も元気に持ち帰ろう。

ナスの優秀な収穫量には眼を見張る。化学肥料不使用でも充分に豊作だと感じた。

農業従事者には甘っちょろいと笑われてしまいそうだが、畑仕事には道具を使う喜びがあると感じている。写真の道具は『LEATHERMAN』のマルチツール「FREE P4」。

豆類も豊作!

前回、欲しい分だけ収穫した豆類。たっぷり2畝(うね)にわたって植え付けたので、まだまだ無くなりそうにない。豆類は丈夫で育てやすいと聞くが、本当にその通りだった。

インゲン豆。茹でてサヤごと食べられる。というかサヤが美味い。

まだまだ残っている枝豆。ある程度残しておいて、大豆として収穫してもいいかも。

枝豆は茎ごと引っこ抜くが、インゲンはサヤをひとつずつ切って収穫。ちなみに白いネットは虫よけだ。無農薬で育てるための措置であり、収穫後はまた畝全体にかぶせる。

枝豆とミニトマトも収穫し、本日の成果はこちら。この日の参加メンバーは2人だったので、お土産として充分な量だ。

さっそく枝豆を茹でよう

この日の活動はここからが本番。採れたての枝豆を茹でて、ビールを飲む! キャンプ用のバーナーでお湯を沸かしつつ、プシュ……グビビビ……! 炎天下での作業後、氷でキンキンに冷やされたビールは異次元のうまさだった。

実を言うと帰りの運転があるのでノンアルなのだが、ここはビールと想定して読んでほしい。直射日光で火照った体には、ノンアルでも申し分なくうまかった。

さっき地面から抜いたばかりの枝豆を茹でていく。

もうもうと湯気の立ち上る、茹でたての枝豆。不味いはずがない。

採れたてにして茹でたて、プリップリの枝豆である。歯ごたえにフレッシュ感があり、鼻に抜ける風味は、かつて体験したことのない濃厚さ! 爽やかなビールののどごしと相まって、至高の味わいだった。

枝豆を堪能しつつ、しばし談笑。思い返せば初活動は1月9日、北風に吹かれながら畑を耕したものだった。そして真夏の今日、木陰で涼んでいるのだから感慨深い。

 

◆お世話になっている『ひより農園』さん

埼玉県飯能市の「メッツァビレッジ」内、ひより農園直営ショップ「VEGE TOWER(ベジタワー)」では新鮮な固定種野菜を販売。無農薬、化学肥料不使用のこだわり野菜をどうぞ。
「VEGE TOWER(ベジタワー)」
https://metsa-hanno.com/guide/167/

ひより農園公式サイト
http://hiyori-farm.goodplace.jp/

 

STAFF CREDIT
Photography:Minoru Akiba,H2O Style
Writing:Minoru Akiba
Special Thanks:HIYORI-FARM,ヘインズブランズ ジャパン

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