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H2O Style

【H2O Farmプレイバック 22】 H2O Farmで野菜作り! ~春パルの種を蒔く~

2023.12.29

夏~秋に収穫する野菜がすっかりなくなり、空き地となった「H2O Farm」。気分も新たに秋植えの野菜を植え付けていく。前年とはまた違った秋植え野菜の種を用意し、意気揚々と畝づくり&種蒔きに励むメンバーたちであった。
※【H2O Farmプレイバック】 は、過去(2020年夏から2022年3月)の活動内容を振り返りまとめたものです。

耕したスペースに畝をつくる

11月、夏季に栽培した野菜をすっかり収穫したH2O Farmは、さっそく次のステージが始まる。冬を越して育成し、春に収穫する野菜を植え付けるのだ。我々の先生である『ひより農園』の白土さんが、半分ほどのスペースをトラクターで耕してくれたので、まずはそこに畝をつくる。
メンバーたちは「三角ホー」と呼ばれる農具を駆使し、4つの畝をつくった。そうして棒を押し当てて細い溝を掘り、種を蒔いていく。蒔くのは、意味がわからないとは思うが「春パル」だ。

『ひより農園』の白土さんが、トラクターを入れて土を耕してくれた。白土さんのトラクターさばきは見事で、ふかふか土のスペースがキレイにできあがった。

現時点でのH2O Farmの様子。まあ白紙である。これが今回の種蒔きによってどう変容するのか……!?

耕した後のふかふかの土には、獣の足跡が残っていた。狸あたりだろうか……?

三角ホーを使って、畝をつくっていく……とは言うものの、掘り起こした土を盛って畝にするわけではないので、実は通路を掘っているに過ぎない。「ここからここまでが畝」という区割りをしているようなものだ。

棒を押し当てて溝をつくる。この溝にパラパラと種を蒔いていく。

4畝にわたって「春パル」を

さて用意した種は、春菊とパクチー、それにルッコラ。略して「春パル」である。読みは「はるぱる」でも「ちゅんぱる」でもどっちでもいい。
なぜこのようなしょうもない略称を使うかというと、芽が出て、それがある程度大きくなるまでは、どの畝も似たような見た目だからである。どこに何を植えたのか……がスッと出てくるように、略称をつけておくと40代の脳にやさしいというわけだ。
さてそれぞれの種はというと、春菊は蕎麦の実のようなゴツゴツした種、パクチーはいかにも種らしい感じのTHE・種、そしてルッコラは老眼泣かせの小さい種だった。
それらを棒でつくった溝にパラパラと撒き、土を被せて水をやった。季節はこれから寒くなる一方であり、うまく育ってくれることを願うばかりだ。

植えるのは3つの野菜、略して春パルだ。種はホームセンターで購入した。

これが春菊の種。ゴツゴツとしていて、蕎麦の実のよう。葉物の種はこういうパターンが多く、前に植えたほうれん草にいたっては、マキビシのようだった。

こちらはパクチーの種。球形で、いかにも「種!」といったルックスだ。香草なので虫に食われる心配がなさそうだ。

そしてルックらの種。非常に小さく、老眼にはキツいものがある。気つけ薬「救心」のようだと感じた。

棒を押し当ててつくった溝に種を落としていく。パラパラと適当に蒔いて、育ってきたら間引きするスタイルだ。

種を落としたら、溝の両側の土をつまむようにしてかぶせ、上から軽く圧を加えて完了。ルッコラは1畝に2列、他は3列とした。

細かく地味な作業だが、いちいち腰を落とすのでそこそこ疲れる。後半は無言になるメンバーたちだった。

最後に水をやって種蒔きは完了。水圧で種が掘り起こされないよう、じょうろの位置は低く、低く。

春菊は種が多く、2つの畝を使うことになった。収穫まで、春パルが4本の畝を占有する。

現時点のH2O Farm。秋植えを予定している野菜はまだまだあるので、どのように埋まっていくのか乞うご期待!

Special Thanks
■ひより農園 https://hiyorifarm.com

 

Photography:H2O Style
Writing:Minoru Akiba

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