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一畳菜園【第6回・ミニトマトに支柱編】

2018.08.02

農業の知識もない、時間もない、しかし野菜の栽培をやってみたい……。スローライフに憧れる40代が、負担にならない面積と手間のかからない野菜チョイスで挑戦する「一畳菜園」。約1.65平米のスペースで野菜は収穫できるのか……!?

ミニトマトの勢いがすごい

ミニトマトの花が咲いたのはいいのだが、このミニトマトときたら勢いがありすぎる。「風で暴れるジャガイモになぎ倒されたら……」などと心配していたのが嘘のようにグイグイと力強く伸び、密集するジャガイモを避けるようにトウガラシ側を侵食しはじめた。

トウガラシに覆いかぶさろうとしているミニトマト。トウガラシもずいぶん大きくなったのだが、成長スピードが違った。

密集しているジャガイモ側には行きたくないようで、まだ背の低いトウガラシ側に攻め込んでいる。植物界も弱肉強食なのだ。

支柱を立てよう

ミニトマトが四方八方に突き進むのを防ぐべく、支柱を立てることにした。というかミニトマトは支柱を必須とする作物なので、いつかはやらないといけない作業なのであった。ホームセンターの家庭菜園コーナーに行けば「ミニトマト用」と親切に支柱セットが売られているのだが、色や材質が気に入らなかったので、木材を買ってきて自作することに。

清潔感のある丸い棒、長さ182cmのものを1本買ってきて半分にカット。埋め込む側をナタで削って尖らせた。ミニトマトは1mほどの高さになるそうなので、まあ妥当な長さだろう。

茎から15cmほど離してガツンガツンと埋め込む。棒1本では強度に不安が残るが、シンプルでかっこいい一畳菜園にしたいので、不安要素には目をつぶった。

麻ひもでゆる~く縛り付ける。茎を触ると緑色の粉のようなものが手に付着し、すでにトマト的な青い香りがした。花が無数に咲いていることもご確認いただけると思う。

支柱の設置完了!

2本のミニトマトに対して2本の丸棒を立て、支柱の設置が完了した。トウガラシに向かって大きく傾いていた茎がシャキッと天に向かい、トウガラシをなぎ倒す心配がなくなった。あとはミニトマトが伸びるに従い、麻ひもによる縛り付け箇所を増やしていけばいいだろう。

トウガラシに覆いかぶさっていたミニトマトの姿勢を矯正し、まずは一安心。ビジュアル的にも悪くない一畳菜園となり、満足している。

実が、実が成った!

支柱を設置してから1週間後、実が成っていることに気がついた。花が咲いてからは約2週間である。小さく青いが、形状は立派なトマト! 花は無数に咲いており、その花の数だけ実ができるので、大収穫が期待できそうだ。

トマトの実が! 成長と収穫が楽しみ!!

ジャガイモは地中で育っているようだし、ミニトマトもどんどん実ができているしで、まさに順風満帆の一畳菜園。負担にならないスペースと手間のかからない作物……企画の勝利に酔いしれる筆者だったが、トウガラシに起こっている重大な異変に気がついていなかった。

次回、トウガラシが育たないかも……!

 

STAFF CREDIT
Photography:Minoru Akiba
Writing:Minoru Akiba

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