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明日どこ行く? 何を釣る? フライフィッシング体験記
<番外編> シリヤケイカ釣り

2018.07.23

好きこそ物の上手なれ! フライフィッシングに心を魅了されたOVER30(オーバーサーティ)の釣り日記。実際に釣りにいった釣果報告はもちろん、ギア紹介やフライ作り(タイイング)まで四季を通してフライフィッシングの魅力をお伝えしていきます。

フィールドを海に変えて、シリヤケイカ釣りに挑戦!!

釣り仲間から「イカ釣りに行かないか?」とお誘いが。魚釣りは好きだけど、イカって簡単に釣れるの? 船とか乗らなくていいの?? とか頭の中が???(クエスチョンマーク)でいっぱいになったが、基本的に魚釣りなら何でも楽しめちゃうタイプなので、喜んでご一緒させていただくことに。
行先は銚子の防波堤、もちろん初めて行くスポットです。天候は曇り、幸い気温は暑くもなく寒くもなく過ごしやすい日でした。
現地に到着し、さっそくシリヤケイカ釣りの準備。道具などは持っていなかったので全て友人からレンタルのお任せ状態。そもそもイカを釣る、という経験がなかっただけに道具や釣り方には大変興味があったのですが、これが予想を大きく裏切りマニアックな道具などは一切なし! 道具はごく普通のリール竿&疑似餌だし、釣り方もとてもシンプルでエギやスッテと言われる海老や魚の形をしたルアーをリール竿セットに取り付け海にドボン、これで終わり(苦笑) どうやら釣り場となる防波堤の足元を回遊している獲物(イカ)を釣り上げる釣りらしく、遠投してルアーを遠くに飛ばす必要すらないらしい(苦笑)
うーん、これにはちょっと拍子抜け。なので、どうしても釣り気分を味わいたい自分はちょっとだけ前に投げるようにして釣り気分を堪能していました(笑)
シリヤケイカは海の底付近に居ることが多いので、エギを海の底付近に落とし、いかに獲物の前をフワフワと海老が漂っている様な感じを演出することができるかがポイントらしい。
運よく、釣り始めてすぐにイカが回遊するポイントにエギを落とすことに成功! ヒットと同時にモワッとしたアタリ(エギにイカが抱きつく)があるのだが、ワカメか何かに引っかかったかな? と思うくらいの手応えなので、これが想像以上にわかりにくい(汗)
アワセるのが早すぎると、イカの足がエギに触れだした程度なので逃げられるし、遅すぎると疑似餌だと気が付かれて離れてしまうので、イカがエギにしっかりと抱きついたタイミング(疑似餌だと気が付かれる前)にアワセる必要があるというわけです。
シリヤケイカ釣りは初めてのなのでハッキリしたことは言えませんが、何度か逃げられた感触や感覚から少しずつアワセるタイミングの精度を上げていくことで、ようやく釣り上げることに成功! この辺はフライフィッシングを始め他の釣りと同じだと思います。ようは慣れですね。
シリヤケイカを釣り上げるときの注意点としては、水面付近で一度釣り上げるのをストップさせて墨と海水をピュー! っと吐き出させます、これをおこたると墨まみれの罰ゲーム状態の大惨事になるので必須ですよ(笑) 
釣り上げたあとも足の方を海に向けて地面に置きます、これも理由は同じで墨や海水が残っている可能性があるので、墨まみれになるのを防ぐためです。
普段は渓流で釣りをすることが多い時期ですが、ロケーションが全く違う海釣りも気分が変わっていい感じ。専用のギアを用意しなくても竿やリールは一般的なモノ(例えばブラックバス用など)でも問題なさそうですし、鮎釣りやフライフィッシングなどと比べると手軽にチャレンジしやすい釣りだと思います。フライフィッシングとはまた違ったシリヤケイカ釣り、皆さんも一度体験してみてはいかがでしょうか!?

ポイントの近くにはサーフスポットも!

水平線をみているだけでも癒されます。

苦戦はしましたがシリヤケイカを釣り上げることに成功!

釣り上げたイカがこちら! なかなかのサイズ、美味しそう(笑) 煮物がオススメ。

夜は足元に照明を使いイカを集めます。

 

富森浩幸(トミモリ ヒロユキ)
フォトグラファー。アパレルのカタログを筆頭にファッション誌やライフスタイル誌まで幅広いジャンルで活躍中。フライフィッシングに出会い“趣味に生きる愉しみ”に目覚めたとか。

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