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知識ゼロの40メンがサバゲーに挑戦!

2018.04.15

「今度の週末、サバゲーに行きませんか?」……取引先の方から突然のお誘いメールが飛び込んできた。サ、サバゲー? 「サバイバルゲーム」の略であることはわかった。迷彩服に身を包み、BB弾を撃ち合うらしいことは知っている。しかし経験はまったくないし、知識はゼロに等しい。どういう場所でどういう人たちがやっている遊びなのかもわからない。草野球やフットサルと違って、街なかでサバゲー帰りと思しき人を見かけたこともない。
「いや、経験も知識もないので……それにエアガンや迷彩服も持っていません」。一度はそう断ったが、取引先の人間は続けた。「現地でレンタルできるので手ぶらで大丈夫ですよ。やってみたらわかりますけど、絶対に面白いですって!」。手ぶらでもOKと聞き、まあ一度だけならと参加することにした。


当日、用意していったのはフットサルのときに着ているジャージと昔かぶっていた帽子、それにホームセンターで買った手袋だけ。
ガンはもちろん、身につけるものもすべてレンタルできるそうだが、レンタル料金の節約になるということで汚れてもいい、動きやすい服装を用意していった。ちなみに足元はただのスニーカーである。

ガンをレンタルしてもプレイ料金は7,000円ほど

集合して向かったのは、とある「サバイバルゲームフィールド」。「サバイバルゲームフィールド」という名前すらはじめて知った。これはサバゲーのできる場所のことで、それぞれ運営会社が管理し、参加者を募って「定例会」と呼ばれるイベントを開催している。定例会とは、個人参加者を集めてまとまった人数を形成し、ゲームを行う催しである。仲間内でフィールドを貸し切りにしてサバゲーを楽しむ方法もあるが、定例会に参加するのがサバゲーの一般的な楽しみ方らしい。ちなみにフィールドは関東だけで100ヵ所以上あるそうだ。
さて受付で入場料3,500円(※)、ガンとゴーグルのレンタル料金3,000円(※)を支払う。ついでにBB弾も1,000円(※)ほどで購入。合計7,500円、安いゴルフ場のプレイ料金ほどだ。これで朝から夕方までたっぷり楽しめるのならば、コストのかかる趣味ではなさそうだ。※各種料金はフィールドによって異なる。
受付を済ませ、椅子やテーブルが並べられた場所に移動。「セーフティゾーン」と呼ばれるスペースである。ここでゲームの合間に休憩したり、食事をとったりする。参加者がそれぞれのグループで固まっていた。筆者も同じグループ内のメンバーに挨拶したところ、みんな気さくで一安心。

知識ゼロの状態で参加しても全く問題なし!

ゲーム開始前にセーフティゾーンで朝礼が行われる。運営会社のスタッフから注意事項やルール、マナーが説明され、参加者全員が2チームに分けられる(グループで固まっていれば同じチームになる)。幸い自分が参加したフィールドの定例会はサバゲーを初めて体験する人向けに初心者講習(※フィールドによるので注意)が用意されており、手ぶらどころか知識ゼロの状態で参加しても大丈夫だということがわかった。要点は次の3つに集約される。

・フィールドでは絶対にゴーグルを外さない!
・セーフティゾーンで絶対に発砲しない(※そのためのルールが二重三重にあるので遵守する)
・撃たれたら必ず「ヒット!」と大声で宣言する(※サバゲーにおける生死は自己申告制)

そしてゲームが始まったわけだが、ガンを撃ちまくる快感は最高のストレス解消法だ! 弾が相手に当たったときの嬉しさ、狙われる怖さなど、何もかもが刺激的! 駆けまわったあとの疲労感がまた気持ちよく……と、どのぐらい楽しかったかは、3日後の購入物を見てもらえばおわかりいただけると思う。

秋葉原に走ってマイガンを購入!

初サバゲーの楽しさが頭から離れず、3日後には時間をつくって秋葉原へ。ゲーム自体の面白さはもちろんのこと、安全のためにルールやマナーが徹底されている点、自己申告で紳士的にプレイする点も、サバゲーの好感度を高めた。ジャージ姿で素人丸出しなのに誰にもバカにされなかった……どころか知らない人にまで親切にされたのも大きい。

どんなガンにしようか考えた結果、自衛隊が訓練で実際に使っているという「89式小銃」に決定。ショップの店員さんにまったくの初心者であることを明かして相談し、ガン以外にも必要になりそうなものを同時に購入した。

初期投資額は53,470円。ガンが34,960円、ガン本体にはバッテリーや充電器が付属しないので、それらは「スターターセット」というセットで購入(6,500円)。マガジン(弾を入れるカートリッジ)は付属品だと充填できる弾数が少なかったので、3,370円で追加購入。他にゴーグルが7,603円、BB弾が864円、弾をマガジンに入れやすくなるボトルが173円。

そしてサバゲーの日々へ


サバゲーを始めたことをFacebookに投稿したところ、「僕もやっています」「おれも以前やっていたよ」といった反応が続々と。どうやらサバゲー、公言せずに趣味としている人が多いらしい。筆者は考えたこともなかったが、ミリタリー系の趣味に対する世間の視線は冷たいようだ。しかしだからこそルールやマナーが徹底されていると考えることもでき、このへん、コメントするのは難しい。
そんなFacebookの友人からも、サバゲーに誘ってもらえた。以前、取材でお世話になった趣味人であり、まさかサバゲーもやっているとは思わなかった。こういった発見は新しい趣味を始めたときの醍醐味である。さて当然、新たなグループに仲間入りすることになるが、サバゲー愛好家がどういう人たちかは初サバゲーのときに知っているので、人間関係に不安はない。「ぜひ行きます!」と返事をした。

次のサバゲー予定が決まり、新たにブーツや肘当て&膝当て、スカーフを購入。いずれも初サバゲーのときに「あったら便利だな」「あれかっこいいな」と思ったもの。他の趣味もあるので出費はできるだけ控えたいと思い、安価な製品を選んで合計9,000円ほど。ブーツは「キャンプとかでも使えるし!」と自分に言い聞かせた。実際にキャンプで使用しているので、サバゲー専用品にかかった費用はぜんぶで50,000円台だと思う。ちなみにハイレベルな愛好家は、ガンや装備に100万、200万と金をかけているそうだが、上を見ればキリがないのはどんな趣味も同じ。初心者でも、金をかけなくても、サバゲーは楽しい。
次々と誘われるままにサバゲーを楽しんでいるが、迷彩服を買うかどうかは、まだ迷っている。パンツは以前から持っていたカーゴだし、カットソーは『ユニクロ』の「ソフトタッチクルーネックT(長袖)」だ。『THE NORTH FACE』の動きやすいパンツなどアウトドア用のウェアを、うまくサバゲーに利用できないかと思案中である。
……と、これまでサバゲーでどういうゲームをするのか触れてこなかったが、「フラッグ戦」「カウンター戦」などと言葉で言われてもよくわからない(筆者がそうだった)し、仮にイラストなどで説明しても、楽しさが伝わるとは思えない。それに「撃たれないようにして相手を撃つ」という想像通りのゲームであることは間違いない。
手ぶらでOK(※)、知識ゼロでも大丈夫……ということを知ってもらい、ぜひ気軽に現地体験してほしい。※フィールドごとに異なるので、定例会に参加する前に銃や装備品などレンタル可能か要確認。

昼食のうまさも見逃せない

多くの40メンにとって、野山を駆け巡ることなど子供のころ以来だろう。そうして走りまわった後の昼食のうまさを最後に特筆したい。定例会では受付時に500円程度で昼食の弁当を申し込むことができ、昼休みのときに受け取って食べるわけだが、シンプルなカレーなどが存外にうまい。ゴルフ場で2,000円ぐらい払って食べるランチの、もう何倍もうまい。このうまさを知っただけでも、サバゲーを始めた甲斐があったというものだ……ちょっと言い過ぎた。

フィールドの弁当はカレー率が高い。そして運動量のせいかロケーションのせいか、異常に美味しく感じる。フィールドにもよるが、他にも本部ブースでカップ麺が売られていたりするので、食事面でも手ぶらでOKだ。
フィールドでいただく食事がうまいので、こうした「ミリメシ」にも興味を持ち始めた今日この頃である。こいつをフィールドやキャンプに持って行って食べるのが今から楽しみ。

以上、経験も知識もゼロの状態からサバゲーをやってみたわけだが、見事にハマッてしまう結果となった。
40代にもなると、新しく何かをはじめるのは正直、めんどくさい。手慣れた仕事をこなし、熟しきった人間関係に囲まれている状況からわざわざ飛び出して、初心者として学び、新参者として人間関係を築くのは億劫である。が、そこでグイッとやる気をふりしぼってはじめて、楽しい日々が待っているのだと、サバゲーを通じてわかった。

40メンの皆さん、サバゲーどうですか?

STAFF CREDIT
Writing:Minoru Akiba