オークリーのヘルメットを買ってみて、そして使ってみた。
OAKLEY MOD1 – Asia Fit
2023.02.03
長年愛用し続けたゴーグルの経年劣化に合わせて、スノーボードのヘルメットも数年ぶりに新調! 実際に使ってみたところ、とにかく軽量でコストパフォーマンス抜群! 筆者の主観だらけの内容にはなるが少しでも購入時の指針となれば幸いだ。
三代目となるヘルメットは初のオークリーをチョイス!
スノーボードを安全に楽しむならヘルメットはマストアイテム。よく初心者と話すと「そこまで上手くないからヘルメットは……」と発言する人が多いのだが、いやいや下手ならむしろ必須だろ! と説教してやりたいと言うのが本音。
筆者がスノーボードでヘルメットをかぶりだしたのは20年以上も前からである。初めて購入したのはANON(アノン)の前身、RED(レッド)時代のスカイキャップ(初代モデル)。そして先日まで使用していたANONのヘルメットが2代目で、このオークリーが三代目となる。
これまでバートン(REDもANONも共にバートンの製品)を愛用してきたのは、お世話になっていたプロショップがバートンの取り扱い店だったため。最初に被ったヘルメットがバートンだったから、次も同じメーカーにしていたというわけだ。
買い替えの理由は? なぜオークリー!?
理由は簡単&明確で、ズバリ、ゴーグルとの相性問題だ!
筆者はゴーグルも長年ANONを愛用していたのだが、オークリーのソチ五輪モデルでプリズムレンズと出会い、それ以降、プリズムレンズ一択! それ以外のレンズを受け付けない体になってしまった。
幸い、愛用していたアノンのヘルメットとオークリーのエーフレームは相性がよかったので、この組み合わせで長年運用してきたのだが、年末のスノボ旅行で遂にゴーグルが経年劣化により崩壊。ゴーグルを新調するはめとなってしまった……。
筆者のゴーグル歴やゴーグルに対する拘りは、次回のゴーグル編で改めて紹介するが、購入しようと思っていたエーフレームがオークリーのゴーグルラインナップから消えており(廃盤らしい)、プリズムレンズのゴーグルが欲しいなら既存のフレームから新たに好みのデザインをチョイスする必要があった。もちろんその場合は所有するヘルメットとの相性も改めて確認することが求められる。
同じフレームのゴーグルなら相性問題の心配がなかったのだが、これは面倒なことになった、というわけだ。
とはいえ、廃盤になってしまったのならば仕方がない。なのでソチ五輪時代から気になっていたフライトデッキに狙いを絞り、原宿にあるオークリーのフラッグシップストアにヘルメットを持参して向かうことにした。
一足遅く欲しいサイズが完売……
結論からいうと、欲しいサイズのフライトデッキは全て完売で、レンズ違いでワンサイズ大きいものが数点しかなかった。スタッフの方いわく、先週(12月末)でMサイズは全て完売してしまったそうだ……。
仕方がないので、とりあえず大きい方のサイズを試着させてもらったのだが、うーん……。いまいちしっくりこない。ヘルメットとの相性もエーフレームのようにはいかず……やはりフレームデザインが全く異なるフライトデッキでは、お世辞にも相性が良いとは言い難い。
せめてMサイズを試着できれば……とはいえ、ないものは仕方ない。諦めて、その日は早々と家路につくことにした。
オンラインショップが故の苦渋の選択!?
幸い、公式のオンラインストアには欲しいゴーグルのサイズがあったので、オンラインストアでの購入を決意。ただ試着ができない以上、リスクはつきもの。仮にゴーグルだけを購入してヘルメットと相性が悪い……という結果は買い損でしかないので、それならいっそのことヘルメットも新調してしまえばすべて解決じゃね!? と考え方を切り替えてみた。
費用はかさむがゴーグル&ヘルメットの2つを購入するという荒業でこの状況を切り抜けることにしたのだ(笑)
頭のサイズはわかってるし、一番重要なヘルメットとゴーグルの相性問題は最新の同メーカー同士で組み合わせれば相性も抜群のはずだ!
そんな理由からヘルメットまで一新することにしたのだが、きっとエーフレーム(ゴーグル)が廃盤になっていなければ、ヘルメットを購入することはなかっただろう(苦笑)
装着感もまずまず、馴染んでからが本領発揮!?
そして、今回購入した3代目となるオークリーのヘルメット。装着して最初に感じたのは“とにかく軽い!”という点。1万円弱の価格帯にも関わらずヘルメットを収納するための袋まで付いてるし、まさに至れり尽くせり。ボアを搭載しているからサイズ調整もワンタッチだし、まさにコスパ最強! 円安&物価高のダブルパンチに襲われている日本経済の今、懐にも優しい逸品だ。
心配していたNEWゴーグル(フライトデッキ)との相性も抜群で、額の部分に隙間ができたり装着感に違和感を感じることなど皆無。一日中かぶっていても、こめかみや耳などが痛くなることもなかったし、頭の形に馴染んでくればさらに快適具合が増してくるはず。
おまけにヘルメットとの相性の悪さから1日しか使っていなかったANONのゴーグルとの相性も抜群でラッキーの一言。このANONのゴーグルはフェイスマスクがワンタッチで着脱可能なモデルなので、パウダーの日は実はこいつを使いたいと思うことも多々あっただけに、まさに棚ボタ状態。良い買い物をした! と久々に納得のいく買い物ができて大満足だ。
ヘルメット=荷物がかさばるのだけが難点ではあるが、雪が降る中での滑走時に頭(特におでこ)が寒いなんてこともないし、逆エッジによる転倒やバックカントリーでのツリーランの際、木の枝から大事な頭をガードしてくれるなど、筆者の長年のスノーボードライフを安全、快適にしてくれているヘルメットは、スノーボードライフを充実させてくれるマストアイテム。
この新しい相棒と日本、そして世界中の雪山を滑走したいと思う。
ゴープロを装着するためのベースマウントも購入!
STAFF CREDIT
Photography:H2O Style
Writing:H2O Style