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毛だまトレタを買ってみた、そして使ってみた!!
(TESCOM 毛玉トレタPRO)

2022.02.04

モノにあふれる昨今、「欲しい!」と思った商品なら誰になんと言われようとも購入するはずだが、そこまで心を魅了されるモノとの出会いはそう多くはないはず。嗜好品や趣味性の高いものならいざ知らず、それが日常雑貨ともなるとハードルはさらにあがるだろう。そこで今回は、生活家電ではニッチな部類に入る毛玉とり機をクローズアップ! 筆者の主観だらけの内容にはなるが少しでも購入時の指針となれば幸いだ。

生地に応じて細やかな仕上げが設定可能!

サスティナブル時代と言われる昨今。衣類の破棄は年間51万トンとも言われ世界的な社会問題となっている。リーズナブルでトレンドを取り入れたファストファッションを否定する気はないが、OVER30世代なら多少値が張っても本当に気に入ったアイテムを大事に長く着続ける価値観を持つことで、結果的にサスティナブルに貢献できるのではないだろうか。

そこで、重要になってくるのが衣類たちのケア、メンテナンスだ。ブラッシングから、レザー製品へのオイル入れ、そして保管方法まで一言でメンテナンスと言ってもいろいろあるが、今回ここでフォーカスを当てたいのは毛玉のケアだ。

筆者の所有する衣類も例外ではなく、ニットのトップスやパーカーなど、ヘビーローテで愛用しているアイテムは、細かい毛玉が気になるようになってきた。気に入った洋服は着る機会も増え当然ながら着込んでいくほど、擦れや毛玉が発生する(もちろん素材にもよるが)。衣類は消耗品だから避けては通れないのが現実だが、どんなにお気に入りの洋服も毛玉だらけになってくると、不思議と着るのを避けてしまうのが正直なところ。せっかく大金を払って購入したハイブランドのアイテムだけに、できることならボロボロになるまで着続けたいが……。そこで、注目したのが毛玉取り。

「毛玉取り」で、WebやYouTubeを検索すると、カミソリやスポンジ(食器用)などで簡単に毛玉が取れる! といった情報が溢れてはいたが、正直、高価な洋服で試すほどの勇気はない。特に今回は某ハイブランドのお気に入りなアイテムだけに致命的なミス(失敗)だけは絶対に避けたい。

もちろんプロの手を借りる……という選択肢も考えたが、そこまでするのも現実的ではないと判断。とはいえ、以前、100均で毛玉取り機を購入して使ったこともあるが、正直、あまりいい印象がない毛玉取り機。これが3000円や5000円の商品になるとポテンシャルの差がそこまで違うのか!? 構造そのものに大きな違いはない(電気髭剃りと根本は同じのはず)ことを考えると、不安しかないのが正直なところ。

とは言え、このまま毛玉を除去せずに着用するのは身嗜みの観点からも避けたい。さらに衣類(生地)になるべく負担をかけず、かつ手軽に、そして綺麗に毛玉を除去したい。結局、消去法で毛玉取り機のポテンシャルに頼るしかないことに気付かされる(苦笑)

百聞は一見に如かず。そのポテンシャルを確かめるには実際に購入して使ってみる以外にない。
というわけで、人柱になることを決意し、情報収集し選ばれた数台の中から実際に使ってみて辿り着いた代物が、このテスコム「毛玉クリーナー」である。
価格は3600円。毛玉取り機としては高額な部類だが、生地に応じた仕上がりを5段階に調整が可能だったり、タイツや薄手のニットなどデリケートな生地の毛玉をやさしくカットするアタッチメントが付属、さらにはコードレスだったりと至れり尽くせり。セールストーク通り、手軽に本当に綺麗に蘇るなら、こんなwin-winの関係はない。

毛玉問題もこれで解決!?

実際に使ってみると、納得のポテンシャル。軽く生地に当てていくだけで、気になっていた毛玉が見る見る除去されていく。
毛玉の中でも、小さくて硬めの毛玉は除去できない毛玉取り機も多いらしく、実際に試してみるまで不安ではあったが、無事取り除いてくれて一安心。先述したように、生地に応じて仕上がりを0.5・1.0・1.5・2.0・2.5mm刻みの5段階に調整でき、さらに付属のアタッチメントに付け替えることで、薄手のニットやタイツなどデリケートな生地にも対応と、生地の種類や毛玉の状態に応じたケアができるので、幅広い洋服に使えるのも魅力。

くれぐれも毛玉取り機を生地に強く押し当てたりして生地を傷めることがないように! どんなに優れた道具でも、その性能を生かすも殺すも使い手の使い方次第、必ずマニュアルを読んでから使用することだけは忘れないように!! と読者の皆さんに注意喚起をしつつ、最後の言葉でこの記事を〆たいと思う。

古着好きの筆者にとっては、長い付き合い(相棒)になりそうだ。

箱から出すとこんな感じで梱包されている。

コードレスタイプなので煩わしいケーブルなどもなく、スッキリとしたデザイン。

本体上部には電源スイッチが!

直径52ミリ、日本製の大型刃が毛玉をカット!

本製品には毛玉を起こしてカットするブラシヘッドアタッチメント、タイツの毛玉とりに最適なデリケートガードの2つのアタッチメントが付属。メンテナンス用のブラシが付いてるのも地味に嬉しい。

もちろん充電用のアダプターも付属しているので、ご安心を。

取扱説明書は、使用する前に必ず読んでおこう!

見てくれこのパフォーマンス!

小さい毛玉が気になっていたのだが……。

リブ周りの小さな毛玉が特に気になっていたので、軽くあてていくと……。

サッと軽くあてただけで、このとおり! 気になっていた小さな毛玉が綺麗に取れていて、筆者もビックリ!!

違う場所でもう一度検証!

細かい毛玉が沢山!

ほら、このとおり! メッチャ綺麗になった!!

服1着をやってみたら、こんなに毛玉がとれました……。

 

STAFF CREDIT
Photography:H2O Style
Writing:H2O Style

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