気になる商品を買ってみた、そして使ってみた!!
肩掛け扇風機
2019.08.12
モノにあふれる昨今、「欲しい!」と思った商品なら誰になんと言われようとも購入するはずだが、そこまで心を魅了されるモノとの出会いはそう多くはないはず。嗜好品や趣味性の高いものならいざ知らず、それが日常雑貨ともなるとハードルはさらにあがるだろう。そこで今回は今巷で話題の“肩掛け扇風機”にフォーカスをあて、身銭を投じて使用レポを試みる。筆者の主観だらけの内容にはなるが少しでも購入時の指針となれば幸いだ。
両手がフリーになるのが素直に嬉しい
ネックバンド型のヘッドフォンを彷彿させるスタイリッシュなデザインが印象的な肩掛け扇風機。TVの情報バラエティー番組などでも紹介され、いま巷で話題のアイテムとなっているようだが、調べてみると似たようなものが各社から発売されていて、どのメーカーのモノがいいのかわからないのが現実だ。まぁ、価格もそこまで高いモノでもないので、とりあえず自分なりに良さそうなものをAmazonで物色。レビュー数が多かった「SPICE OF LIFE ハンズフリー ポータブル 扇風機」をチョイスした。
従来のポータブル扇風機と異なり、両手がフリーハンドになることが最大の特徴である、このアイテム。なんとなくよさそうな気はするが、実際のところどうなのよ? と思っていたOVER30も多かったはず。結論から言えば、ないよりはいい! とくにキャンプなどのアウトドアレジャーなどでは両手がフリーに使えるし、コスパ以上のパフォーマンスを発揮してくれるはず、そんな印象を受けた。
もちろん世にある全ての肩掛け扇風機をテストしてわけではないから、選んだモノによっては初期不良を含め全く使い物にならないやつもあるかもしれない。ただ、少なからず筆者が購入したモノに関していえば、動作不良などもなさそうだし思ってた以上に使い勝手は良さそうだ。
気温37度! 炎天下の『H2O Farm』でテスト!!
気温37度。この夏最高気温とのニュースが流れる猛暑日の中、『H2O Farm』の収穫&草取り作業が行われた。
強い日差しに加え、地面からの強烈な照り返し、ほぼ無風状態ということもあり、体感温度は間違いなく40度オーバーだ。そんな過酷な条件下の中、こいつを肩にセットし約2時間ほどの農作業を試みた。
首元から顔に向けて常に風が吹いている状態。無風の環境下の中でも、こいつのおかげで顔だけとはいえ強制的に風が吹く……これはとても素晴らしいことだと思う。
額から汗が滝のように流れ落ちることもなく、終始タオルで顔を拭いていたメンバーたちの姿を見ていると、明らかに快適な環境を生み出しているのがわかった。
しかしながら、このアイテムだけで炎天下の農作業を乗り切れるのか!? と聞かれると残念ながら答えはNO! だ。あくまでも冷却スプレーや冷たいドリンク、熱中症対策用のアイテムと併用することで、こいつの持つパフォーマンスが生きてくる、そんな印象。
なぜなら、この日は今年最高気温をただき出した猛暑日。どんなに強制的に風の流れを生み出す扇風機でも、エアコンではない=冷たい風が出てくるわけではない。気温37度の炎天下の中で生み出される風は、熱風とまではいわないが所詮は生暖かい温風にすぎず、お世辞にも快適とは言い難い。しかしながら、木陰に入った途端に、涼しい風に代わるから不思議(日陰のため地面からの照り返しが、ないためだと思われる)。きっとエアコンの温度設定が高めな職場で、暑いな……と思っている人なんかには超オススメかもしれない。
また、ファンの位置が耳元に近いから、中(弱風)や強(強風)に設定すると周囲の人も含めファンの回る音が気になる人も多いかも!? 筆者の場合、サバゲーで東京マルイプロゴーグル(ファン付きのフェイスマスク)を使っているので、耳元でファンの音が鳴ることに慣れているから、中や強の設定でもそこまで気にはならなかったが、ここについては個人差があると思われる。あえて補足するならば、今回のようにアウトドアでの使用はもちらん、オフィスでも弱(微風)設定ならそこまでファンの音が気になることはないはず。微風で涼しいかどうかは別問題だが……(汗)
両手は空くし、先述しているように見た目もヘッドフォンっぽいからファッション的にもそれほどダサく感じることもない。猛暑が続く毎日、持っていると何かのときに活躍してくれそうな代物であるには違いない。価格もリーズナブルだし、夏場のBBQやキャンプなどアウトドアライフを満喫しているリア充で、気になっていた人は手に入れてみては!? きっと後悔することはないと思いますよ。
STAFF CREDIT
Photography:H2O Style
Writing:H2O Style