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明日どこ行く? 何を釣る? フライフィッシング体験記 03

2018.06.22

好きこそ物の上手なれ! フライフィッシングに心を魅了されたOVER30(オーバーサーティ)の釣り日記。実際に釣りにいった釣果報告はもちろん、ギア紹介やフライ作り(タイイング)まで四季を通してフライフィッシングの魅力をお伝えしていきます。

自然の川でヤマメを狙う!

5/22(火)、都内から奥多摩に向けてクルマを走らせた。出発時の車外温計は5時半で20℃、現地付近に到着したのが7時半頃、既に朝日がでてきているにも関わらず車外温計は17℃の表示。さすが奥多摩……気温がさらに低くなっていた。
途中のコンビニで遊漁券を購入しいざ入渓。
自然の川(管理釣り場ではない)でヤマメを狙うのは初。オイカワ釣りで鍛え上げた?! 腕を試す、そんな気持ちでポイントへと歩き始める。いざ川に入ってみると多摩川の本流だけあって水量も多く流れも速い……一瞬、どうしたらいいか分からない状態になってしまったのは内緒です(苦笑)
まぁ、初めて行くので当然といえば当然ですが、とりあえず少し流れの弱いところを探しいつものパラシュートフライ#14をキャスト! 何度か繰り返しキャストをしてみるもののフッキングはなし(魚がフライに反応はしている)。
うーん、このパターンは魚が使用しているフライにたいして小さすぎるか、もしくはフライの姿勢が悪いと判断。さっそくフライを小さいものへと交換。#22のフライで小一時間粘る事、ようやくフッキング! と思った瞬間、ヒットした獲物が小さすぎてアワセの勢いではるか彼方へと小さな魚が飛んでいきました……(汗)
予想通りの小物……。でも、せっかく来たのにボウズ(1匹も釣れない)だけは避けたい……そんな一心でそのまま粘ること約1時間、ようやく釣り上げる事ができました。
自然の川で初めて釣り上げたヤマメは10cmもないちびっ子でしたが、管理釣り場での釣りでは味わえない嬉しさが心の底から湧き上がってきます。傷めないようササッと写真を撮り放流。ちびっ子とはいえ一匹釣り上げたので、気持ちに余裕がでてきます。仕掛け(フライ)をいろいろ試しながら再びヤマメを狙います。10時くらいまでは多少反応はあったのですが、これ魚がいないんじゃないかな? と思うくらいぱったりと反応がなくなります。そこで水中にカメラを入れてササッと撮影を試みる。その場では背面液晶と水に濡れている状態ということもあったので、写真を見てもよくわかりませんでしたが、帰宅後に仕事用のPCで確認したところ魚がたくさん写っていてビックリ、獲物はいたわけで……フライの選択か流し方に問題があったというのがわかります。
夢中になって歩いたせいか、少し熱中症っぽくなったのでこれ以上の無理はせずに昼過ぎには終了。自然の川をフィールドに初めてのヤマメ釣りでしたが、美しい自然の中で、楽しむ釣りは管理釣り場とは一味も二味も違った魅力に溢れていました。
フライフィッシングはキャストの練習が大切! 皆さんも管理釣り場やショップのレッスンなどで練習をして、自然のフィールドに出てみてください。これまでとは異なる、新しい世界が目の前に広がるはずですよ。

水が綺麗!

ギアを新調! ようやくヤマメを狙う準備が整った。

今回はウエダーを履いているので普段いけない水の向こうの岩場などにも行けます。

記念すべき第1号はオイカワ釣りの大好きな僕にふさわしいちびっ子でした(笑)

小さな流れ込みを発見! ヤマメがいそう!!

岩の上から釣ったり、ポイントを移動しながらの釣り。

水の中にはたくさんの魚の姿が……。

見事にヤマメです。

 

富森浩幸(トミモリ ヒロユキ)
フォトグラファー。アパレルのカタログを筆頭にファッション誌やライフスタイル誌まで幅広いジャンルで活躍中。フライフィッシングに出会い“趣味に生きる愉しみ”に目覚めたとか。

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