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明日どこ行く? 何を釣る? フライフィッシング体験記 02

2018.06.06

好きこそ物の上手なれ! フライフィッシングに心を魅了されたOVER30(オーバーサーティ)の釣り日記。実際に釣りにいった釣果報告はもちろん、ギア紹介やフライ作り(タイイング)まで四季を通してフライフィッシングの魅力をお伝えしていきます。

本格的な渓流釣りの練習にはもってこいの管理釣り場!

天気予報をチェックすると、夜のうちは雨が降っているものの明け方には止むらしい。気温も6時(平野部)で17度、正午には26度まで上がる予報だ。予定している釣り場は山間部なので平野部よりも少し気温が下がることを考慮すると、釣りを楽しむにはベストな気温だ。フライフィッシングは風の影響を受けやすいので念のため風予測を確認したところ平野部で風速1~3mらしいので、山間部もそれほど風は強くはないだろうと判断し普段なら#3で行くところを#2の釣り竿で行く事にしました。
今回の釣り場は「うらたんざわ渓流釣場」。フライフィッシングを始めたばかりの友人の練習も兼ねていたので、天候も天候なので自然渓流タイプの管理釣り場をチョイス、狙う獲物はヤマメです。

現地に到着して驚いたのが、大増水で岩などは全て水没、流れも激流で川を渡る時に場所によってはお尻まで浸かります。管理釣り場でこの状況ということを考えると自然の渓流で釣りをするのはそれなりの経験者でもハードだったかもしれません。
それにしても以前来た時とは、あまりにもかけ離れたシチュエーション。前後にフライラインをヒュンヒュンと振り回しキャスティングをするものの川の水の流れが速く、あっという間にフライが流れてしまいます……どうやら今日はせわしない釣りになりそうです(汗)
とりあえず、魚が潜んでいそうなポイントにフライをキャストしながら少しずつ上流へと上がっていきます。
フライをいろいろ試したところ、メイフライ(カゲロウ型)#14の反応が良かったので今日はこれで勝負することに。何度かアタリがありながら、なかなか釣り上げることができなかったのですが、遂にその瞬間が訪れます!
キャストして水面へと着水した瞬間、フライが水しぶきと同時に消えます! 「きたっ!」ヒットの瞬間です。うまく合わせてフッキング! するとビビビビッとオイカワとはまた違った小刻みで、かつ連続的な引きが!! 「おー、これがヤマメなんだな~」とその手応えを感じながら糸を手繰り寄せると、20㎝ほどのヤマメを釣り上げました。まだまだちびっ子のヤマメでしたが最初の一匹目ということもあり嬉しさもひとしお。川の流れの速さに苦戦をしていた友人もなかなかのサイズのニジマスを釣り上げることができて満足そう。改めて管理釣り場にしてよかったなと思いながら、その後も、何匹かヤマメを釣りあげる事ができ大満足。
雨上がりで苔が濡れていることで幻想的な雰囲気が増しているのか、景色がとにかく綺麗で美しい。気温もぽかぽかと暖かく、釣りをしていてとにかく気持ちがいい一日となりました。

写真を撮っていても楽しいかも!? そんな気持ちになるほど美しい景色の中で釣りを楽しみます。

木漏れ日が綺麗な景色を更に演出してくれます。

メイフライ(カゲロウ型)#14。

上流へと移動しながらキャスティング!

ヤマメ用にオーダーしたネットと記念撮影! ネットは写真撮影時のフォトフレーム。少し値は張るけど、こだわりでオーダーするのもフライフィッシングの楽しみ方の一つだと思いますよ。

管理釣り場とは思えないシチュエーションが「うらたんざわ渓流釣場」の魅力の一つ。

富森浩幸(トミモリ ヒロユキ)
フォトグラファー。アパレルのカタログを筆頭にファッション誌やライフスタイル誌まで幅広いジャンルで活躍中。フライフィッシングに出会い“趣味に生きる愉しみ”に目覚めたとか。

STAFF CREDIT
Photography:Takaaki Tsukahara、Hiroyuki Tomimori

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