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気になる商品を買ってみた、そして使ってみた!!
Apple Watch Series 3 GPS + Cellularモデル /後編

2018.05.09

モノにあふれる昨今、「欲しい!」と思った商品なら誰になんと言われようとも購入するはずだが、そこまで心を魅了されるアイテムとの出会いはそう多くはないはず。きっと大半が「良さげなら買ってもいいかな……」程度の購入欲求しか満たしていないが現実だろう。そんなとき気になるのが、この商品は買って後悔しないモノなのか? だろう。そこでここではOVER30(オーバーサーティ)世代が気になりそうなモノにフォーカスをあて、身銭を投じて使用レポを試みる。筆者の主観だらけの内容にはなるが少しでも購入時の指針となれば幸いだ。

遂にその時が来た!

サーフィンを心行くまで楽しむために購入した「Apple Watch Series 3」のCellularモデル。そのポテンシャルはいかがなものか!? 遂に体感する日がやってきた。
ウェットスーツに着替え「Apple Watch Series 3」を装着! 筆者の場合、手首が女性ばりに細いので5mmのセミドライ(ウェットスーツ)の上からギリギリ装着可能(付属品の「M/Lサイズ」のバンドに変更済)だったが、手首が太い男性の場合、ベルトを交換しないと厚手のウェットスーツの上から装着するのは厳しいかも!? 事前にウェットスーツの上から装着可能か確認しておいたほうがいいだろう。

「Apple Watch Series 3」が海の彼方に飛んでいってしまいそうなのですが……。

無事、装着はできたがここで1つ問題が。筆者の「Apple Watch Series 3」は「Nikeスポーツバンド」が装着されている。耐久性などに不安はないが、穴にピンを通して止めているだけなので、何かの拍子で簡単に外れてしまうのでは……という不安が!! サーフィンはパドリングやターン時に手を振り回すし、もしベルトが外れてしまったら「Apple Watch Series 3」が海の彼方へと吹っ飛んでいってしまう……。多くのサーフウォッチやダイバーズウォッチなどの場合、ベルトのフックは留め金式でさらに二重にロックがかかるようなモデルもあるので、そういったモデルと比較すると実に不安な仕様である。

穴にピンを通して止めているだけなのでサーフィン中に外れてしまわないか不安。

備えあれば憂いなし。創意工夫で乗り切るぜ!!

「スポーツループバンド」に変更すればこの問題は解決しそうなのだが、余計な出費は避けたいし何よりも、「Nikeスポーツバンド」のデザインが気に入ってNikeモデルを買ったのに、そのベルトを交換するのは本末転倒である。そこで、筆者は思いついた! 幸いNikeスポーツバンドには通気穴があるので、この穴にゴムひもを通して輪っかにして手首に通しておけばいいんじゃね!! と(笑) 
実際に、筆者のサーフィンレベルで「Nikeスポーツバンド」が外れるようなことはなかったが、このゴム紐があれば万一、バンドが外れてしまっても大丈夫。安心してパドリングやターン時に腕を振り回すことができそうだ。

ゴム紐を通して輪っかにして手首に通しておけば万一、バンドが外れてしまっても大丈夫!?

むむむ、スッ、スワイプがしにくい……

いよいよメールチェックのときがやってきた。メーラーを起動してメールチェックを試みるが、ここでまた想定外のことが! メールを受信しようと「Apple Watch Series 3」の画面をスワイプしたのだが、スワイプ操作ができない……。濡れた手でスマホを操作しようとしてもスワイプ操作など、反応がしなくなることがよくあるが、まさにその状況というわけだ。しかも画面が小さいからなおさらやりにくいというわけ。
根本的に筆者のサーフィンのレベルがド素人なところに問題があるのは大前提。ただそこを考慮しても、波待ちの状態で水にぬれた画面をスワイプするのは至難の業だ。タッチは快適にできるけどね……。「Apple Watch Series 3」の42mmサイズだったら、スワイプできたのかな……と一瞬、言葉が脳裏をよぎった。

何事も慣れが必要! 慣れてくると快適に!!

海の上→濡れた手でスワイプ操作→反応しないorやりにくい、と実際に使ってみないと分からない問題にでくわしたものの、このへんは使い手の工夫次第でなんとかなる。最悪ビーチサイドまで戻り、操作する手と「Apple Watch Series 3」の水気さえなくなれば確実にスワイプ操作はできるしね。最初は波待ちの状態で「Apple Watch Series 3」の操作がいまいちおぼつかなかったものの、数時間海の上で「Apple Watch Series 3」を操作しているうちに慣れてきた。天気や波のコンディションにもよるが、慣れてくれば波待ちの状態でもメールチェックはできそうだ。

唯一無二の存在! 買ってよかった「Apple Watch Series 3」

海の上ではスワイプがしにくい! といった問題はあったが結論としてみれば、サーフィン中、この「Apple Watch Series 3」以上にスマートにメールチェックできるものを現時点では知らないし、買ってよかった。ただし、サーファーにオススメってよりも、筆者のようにサーフィンをしながらメールをチェックする環境がほしい、ビーチにいても通話をしたい、そんな人にオススメのアイテムだろう。とくに緊急案件に追われるようなことがない人は、タフネスボディーのGショックや、嗜好品としてオン、オフ問わず、一生モノとして使えるダイバーズウォッチをチョイスしたほうがいいと思うのが正直な感想だ。とはいえ前編で購入の動機を書いたように、とにかくサーフィンをしながらメールチェックがしたかった筆者にとっては、これ以上の画期的でかつ革新的なリストウォッチはない! 通話もできるしね。「Apple Watch Series 3」最高ですよ!!

STAFF CREDIT
Photography:H2O Style
Writing:H2O Style

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