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今更ながらプレステ5を買ってみた。そして使ってみた

2023.04.21

2020年11月12日に日本やアメリカなど7ヵ国で先行発売された『PlayStation 5(以降、プレステ5)』。発売から2年以上経過して、ようやく手軽に入手できるようになった本ゲーム機、筆者もご多分に漏れず購入したので実際に使ってみた感想や購入の動機などをお伝えしていく。

約20年ぶりのプレイステーション!

筆者がPlayStation(プレイステーション)シリーズを購入するのはPlayStation 2(以降、プレステ2)以来。プレステ2が日本で発売されたのが、2000年3月4日だから実に20数年ぶりとなる。

ここで一つ疑問が湧くと思うが、プレイステーションの新型を買わない=ゲームで遊ぶことがなくなったのか!? と尋ねられると答えは「NO!」だ。
Xbox 360を始め、有機EL版のNintendo Switch(任天堂のハードに至っては全て)まで買い続けてきたし、ファミコン全盛期から何一つ変わることなくゲーム三昧の生活を送っている。言い訳じみてしまうが、筆者の場合、PCゲームが主戦場だったということもあり自然とプレステに触れる機会が減ってしまったというのが正直なところだ。

なかなか手に入らないジレンマ、そして興味がなくなる……

高性能なグラフィックスと処理能力を備え、最新のゲームタイトルやストリーミングサービスを楽しむことができるプレステ5。デュアルセンスという新しいコントローラーが導入され、より臨場感あふれるゲームプレイを実現した最新世代の家庭用ゲーム機ということで、プレステ5発売の情報が世の中を駆け巡った直後は、筆者も久々に物欲が刺激され食指が動いたのは確かだ。

ゲーマーとして、プレステ5発売のアナウンスがされた時点で、「発売日に絶対に買うぞ!」と意気込んではいたが、大方の予想通り発売日に手に入れることはできなかった。
どこに行っても売ってない……慢性的な超~品薄状態。そんな状況にも関わらず、ネットには転売ヤーが溢れ、ありえない金額(ぼったくり)で売り買いされている現実。
この状況に嫌悪感を抱きながら、正規ルートでの購入のチャンスを伺うものの、ここで純粋な購入希望者にさらに追い討ちをかけるのが各販売店(正規ルート)の転売屋対策だ。仮に家電量販店などで販売予定があったとしても、どこもかしこも抽選販売のオンパレード。いつの間にか早起きして並べば買える=努力が報われない世の中になっていたことに気付かされる。ネットで便利な時代になったと思っていたのは勘違いだったのかもしれない……。

結局、筆者は何十回も抽選販売に申し込んだが最後まで報われることなく、ただ時間だけが過ぎて行った。
その後、半年、1年と経過しても品薄状態が続く現実。全く改善されない需要と供給のバランスに嫌気がさしたのか!? あれだけ欲しかったプレステ5だが、特に遊びたいゲームもなかったこともあり、月日が経つにつれて熱も覚め、次第に購入意欲はもちろん物欲すらなくなっていった……。

購入の決め手はDiablo 4(ディアブロ4)

先日、ハクスラの超大作Diablo 4の発売日(6月6日)が決定し、それに伴いオープンベータが3月25日から始まることがアナウンスされたのを目にした。
長い間発売を待ち続けたタイトルのオープンベータだけに、これは参加せずにはいられない。しかし、ここで一つの問題が……。

残念なことにNintendo Switchには対応しておらず、筆者のゲーム環境ではPCでプレイするか新たに対応したゲーム機を購入するかの二択を迫られたのだ。ちょうどPCの買い替えを検討中だったこともあり、グラフィックボードのRTX4000シリーズが搭載されたゲーミングノートPCを購入しようと思ったが、2023年3月上旬の時点では、RTX4000シリーズを搭載したノートPCはあまり出回っておらず、各社ともこれから夏にかけてラインナップが充実してくる様子。さすがにこの状況下で購入するのは時期尚早。ゲーミングノートPCは安い買い物ではないし、購入するからには吟味して納得したスペックのモノを購入したい。これらの理由からPCでのオープンベータへの参加は断念。

そこで白羽の矢が立ったのがプレステ5。人気故、見事なまでに長期にわたり転売ヤーの餌食となっていたが、あの品薄状態はなんだったの? と思えるほど、今では大手家電量販店に行けばサクッと買えるようになっていた。
そんなわけで、ディアブロ4のオープンベータへ参加するためのピンチヒッターという形だが、遂にプレステ5を購入することになったわけだ。

無事オープンベータテストを堪能!

Diablo 4のオープンベータテストのためだけに購入したプレステ5。結論から言うと、ある意味その場しのぎで買ったのだが、想像以上にポテンシャルが高く、あまりにも使い勝手が良すぎて、結果的にゲーミングノートPCの購入を先送りにすることとなった。もしかするとPCはいらんかも!? それほどまでに筆者の心を魅了したのだ。

プレステ2からプレステ5へ。途中のプレステ3、プレステ4をすっ飛ばし、いきなりプレステ5に触れるとまさにジェネレーションギャップの連続だ! プレステ2の倍以上ありそうな巨大な本体。コントローラー1つをとってもワイヤレスでスタイリッシュになっていて見た目だけでも驚くことばかり。

ディアブロ4のオープンベータテストでは、友人のプレステ4Proとマルチプレイを堪能したが、ローディングの時間などでもプレステ4Proとプレステ5では劇的な違いが出るなど、随所にプレステ5のポンテンシャルの高さを実感することができた。

さらに、いくつかのソフトをプレイしてみたが、グラフィックの美しさはさることながら、デュアルセンスの振動やアダプティトリガーがゲームの世界観に没入させてくれた。また、SSDを搭載しており、ゲームの起動や読み込みも速く、ストレスなくプレイできるなど全体的に非常に満足度が高い。さらにプレステ5にはリモートプレイなる機能を搭載! この機能が凄すぎて後日、詳しくフォーカスを当てる予定なので楽しみにしていてほしい。

逆に不満な点と言えば、まず値段が若干高いことが挙げられる。また、コントローラーのサイズがプレステ2と比べると若干大きく感じた。完全に筆者の主観だが小さな子供や手の小さい女性には持ちにくいかも!? 筆者も手が小さめなので、よりコンパクトなタイプが別途発売されると痒いところに手が届くといった感じになるのだが、ソニーさんどうでしょう?(笑)
また、プレステ5専用ソフトというのもあまり存在していない点も課題な気がするが、ここについてはソニーさんを信じて待つしかない(苦笑)

発売当初は、一部のユーザーからファンが回る音が大きくてうるさいという声もあったようだが、筆者が購入した現行モデルはファンの音も静かで改善されているようだし、ブロードキャスト機能を使えば、プレステ5単体でもゲーム配信とかもできるなど、まさに至れり尽くせりのハードと言っても過言ではない。
毎日、暇を持て余しているそこのあなた! プレステ5を買って久々にゲームで遊んでみては? きっと新しい感動を体験できると思いますよ。

品薄だったのが嘘のように、今ではネットはもちろん、家電量販店でもスマートに購入することができる。

開封の儀(笑)

 

STAFF CREDIT
Photography:H2O Style
Writing:H2O Style

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