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Razer BlackShark V2 Xを買ってみた、そして使ってみた

2023.03.24

モノがあふれる昨今、「欲しい!」と思った商品なら誰になんと言われようとも購入するはずだが、そこまで心を魅了されるモノとの出会いはそう多くはないはず。とはいえ趣味・嗜好品関係ならば、これは使ってみたい! と思うモノについつい手を出したくなるのが心情ではないだろうか。そこで今回はオンラインゲーム時にボイスチャットを手軽に行えるヘッドセットを購入! 身銭を投じた使用レポ、筆者の主観だらけの内容にはなるが少しでも購入時の指針となれば幸いだ。

コスパ最強のヘッドセット!?

RAZER(レイザー)といえば、ゲーム専用のキーボードやヘッドセットなどゲーミングギアを手掛けるブランドで、そのスタイリッシュなデザイン&機能美は、いまや世界中のゲーマーたちの心を魅了し続けている。

きっと読者の中にも、RAZERが大好き! というファンもいることだろう。実は、筆者もその一人である(笑)
その証拠に、以前こちらの記事『気になる商品を買ってみた、そして使ってみた!! 外付けビデオキャプチャーボード』の中で紹介したヘッドセットもRAZER社のモノで、ヘッドセットだけでも同社の製品を購入するのは今回が2回目となる。

コスパ重視でチョイス

購入したのは『RAZER BLACKSHARK V2 X』。発売から若干月日が経つモデルだが、実際に使い倒してみないとこの手の商品の良し悪しはわからないということで、このコーナーで取り上げるのが遅くなってしまった。

商品の購入の動機としては、スプラトゥーン3用にもう一つヘッドセットが必要(先に買ったモデルは子どもが愛用中)になり、当時ヘッドセットのレビュー動画やレビュー記事の評判を参考にこのモデルを購入することにした。

実際に手に取ってみると、多くのレビュー動画や記事でも言われていた通り、外装などはめちゃくちゃ高級感があるわけではないが、同社を象徴するド派手な蛍光グリーンを採用したグリーンエディションモデルは、デザイン自体はシンプルだがゲーミング感は全開! 側面にはRAZERのロゴが施され、RAZER好きにはたまらない仕様となっている。

とはいえ、この派手さ。きっと嫌悪感を抱く人も少なからずいるはず。グリーンエディションは好き嫌いの好みが分かれると思うので、ブラックエディションの方なら、他の機材やデスク周りの相性も良さそうなので、その辺は自分のデスク周りの環境や好みで選択すればいいだろう。

付けていて疲労感が少ないヘッドセット

気になる装着感だが、とにかく軽い! 300g前後のヘッドセットが多い中、本機は240gと超軽量。ヘッドフォンが頭に乗っかっている……という感覚も少ないから余計な圧迫感もない。さらにイヤークッションも肉厚で装着した感じも柔らかく、耳に触れる部分がメッシュ生地(側面はデザイン重視でPUレザー)なので、通気性も良く蒸れにくくなっているのも嬉しい。

個人差もあるかもしれないが、筆者の場合、側圧の圧迫感もなく(側圧が強いと頭が痛くなる)、ヘッドバンドも肉厚で柔らかいので長時間付けていても、どこかが痛くなるようなことはなかった。

またマイクには標準でポップノイズが付いていて、これにより息を吐いた時の雑音を軽減(入りにくく)してくれる。安いヘッドセットの場合、これが付いてないものも多いので、こういった部分を含めてもコスパに優れた商品と言えるし、マイクの可動域も広く、唯一欠点を上げるとするならばマイクの取り外しができないことぐらいだろう。

音質も上々! 筆者自身は大満足

ここまでハードのポテンシャルが高いと気になるのが音質だろう。正直、筆者は音響機器の専門家でもなければ、世の中にあるヘッドセットの全てを把握しているわけでもないので、他の製品との比較などはできないし、音質などの細かい分析もできないが、オーディオドライバーも50MMドライバーを搭載し、そのスペックからも音質については価格以上のクオリティを実現していると思われる。

筆者自身は低音が若干強めに感じたが、価格のわりに高音、中音、低音とバランスのとれたクリアーなサウンドで、これにより敵の足音や攻撃音の聞き分けが重要なFPSやTPSでも十分なポテンシャルを発揮してくれている。
実際に「スプラトゥーン3」などで使っているが、サウンドに関して特別不満を感じたことは一度もなく、ゲームをプレイするためにリーズナブルなヘッドセットを探している人にはコスパに優れたオススメの逸品と断言してもいい。

個体差か!? デフォルトのマイク音量に難あり??

あくまでも筆者のゲーム環境下においての話しだが、実際にマルチプレイでボイチャを使ってみると、マイクの声が小さい……。ゲームのプレイ動画を録音するのに使っても、先に購入していたヘッドセットと比較して、明らかに録音される声の音量が小さい(聞こえないわけではない)のだ……。単純に個体差なのかもしれないが、現状だと友人とチームプレイ(ボイスチャット)をする際は、マイク音量の調整をゲーム機側、もしくは、オーディオミキサーなどを使って調整する必要がある。繰り返しになるが、これは個体差or筆者の環境だけの問題かもしれないが、事実としてお伝えだけはしておきたい。

240gの軽さが魅力のヘッドセット

繰り返しになるが、重量240gととにかく軽い! ゲーム中、常に頭の上に乗せておくものだけに軽いに越したことはない。大事なことなのでもう一度指摘するが、重さは装着感にダイレクトに影響してくるだけにヘッドセットは軽いが正義! この軽さは最大のメリットだ。

低価格で音質から装着感、そして機能美&デザイン美まで全てを満たしてくれるものなどこの世に存在しない。なぜなら高級モデルの存在が無意味になってしまうからだ。だからこそ、コスパでアイテムを選ぶなら、何かに特化しているアイテムを選ぶべきと筆者は考える。その点、このヘッドセットは軽さが群を抜いている。重量は装着感にも影響してくる重要なファクター。ヘッドセットを探しているゲーマーなら選択肢の一つとして本機を検討してみてはどうだろう。

箱から取り出すと……ヘッドセット全体がしっかりと梱包されている。粗悪な商品が多い某大陸の無名ブランド品とは異なり、開けた瞬間に安心できるのがいい。

正面から見るとこんな感じ。カラーは他にブラックがあったのだが(現在はカラーバリエーションがさらに増えているようです)、筆者は蛍光グリーンを選択。ヘッドセットのケーブルの長さは1.3メートル。接続プラグを分けるスプリッターも付属している。

音声の集音とノイズキャンセリングに優れたマイクを採用。マイクを別途用意せずともゲームプレイ時に仲間たちとコミュニケーションをとることができるのは嬉しい。

軽量でかつ通気性に優れたメモリーフォームイヤークッションを採用。快適にゲームプレイを楽しむことができる。

左のイヤーカップには音量を調整するボリュームダイヤルが! サイズも大きいので、ゲーム中に素早くボリュームを調整することが可能。ヘッドセットの下部にマイクのオンorオフの切り替えボタンを備える。

ヘッドバンドにはRAZERの刻印が! 頭のサイズに合わせて調整も可能。

ステッカーや取扱説明書などが同梱。7.1chのバーチャルサラウンドを使うためのコードも同梱されているのでPCなら専用のソフトウェア「Razer Surround」をインストールすることで7.1chサウンドを使うこともできる。映画をみたりRPGなど迫力を重視する使い方にもおすすめだ。

ヘッドセットを収納するための袋まで用意されている。こういう細かい配慮が地味に嬉しい。

 

STAFF CREDIT
Photography:H2O Style
Writing:H2O Style

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