気になる商品を買ってみた、そして使ってみた!!
iPhone 12 mini
2020.11.20
モノにあふれる昨今、「欲しい!」と思った商品なら誰になんと言われようとも購入するはずだが、そこまで心を魅了されるモノとの出会いはそう多くはないはず。嗜好品や趣味性の高いものならいざ知らず、それが日常雑貨ともなるとハードルはさらにあがるだろう。そこで今回は、4種類のラインアップの乱立で話題のiPhone12をフィーチャー。人気スマホの代名詞的存在iPhoneの最新モデルの中から、「iPhone12 mini」をチョイスした理由&ファーストインプレッションをお届け。筆者の主観だらけの内容にはなるが少しでも購入時の指針となれば幸いだ。
小さい(コンパクト)は正義!
無印の12を筆頭に、Pro、mini、そしてProMaxと4つものバリエーションが存在するiPhone12シリーズが遂に出そろった。一部のバブリーなユーチューバーのように全買いするわけにもいかず、どの機種を購入するか? 最後の最後まで悩んだ人、いまだ決めきれず購入に踏み切れていない人もいるだろう。
筆者自身も「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 mini」のどちらを購入すべきか? 購入したい端末の発売日が異なったこともあり、iPhone12シリーズが発売されるという情報を入手した直後は迷走したが、買って後悔だけはしたくなかったので、発売日の入手は早々に諦めて、先行で発売される無印の「iPhone12」と「iPhone 12 Pro」の実機を店頭で手に取り確認をしたうえで、購入する端末を決めることにした。
発売日当日、実際に無印の「iPhone12」と「iPhone 12 Pro」を店頭で手に取って確認。カメラ機能などのスペック以前に「iPhone 12 Pro」のあまりのデカさに嫌気が差し、迷うことなく「iPhone 12 mini」の購入(予約)へと踏み切った。
テクノロジーの進化の過程とは逆行しているスマホ市場にブレーキ!?
商品が届き、手に取ってみると、これまで愛用していた「iPhone7」と比べると、そこそこ小さくなった「iPhone 12 mini」。カメラ機能を筆頭に気になるスペックについては、多くのユーチューバーたちが開封動画や使ってみた感想動画をアップしているので、そちらの動画を観ていただければいいと思うので、ここでは割愛させてもらうが、最初に手に取った感じは、コンパクトでいい感じ!
ただし、ちょっと厚みが増した分(エッジが角ばっていることも影響)、本体サイズはかなり小さくなったはずなのに、実際に手に取ってみると見た目(実際のサイズ感)の印象よりもり、小さくなった感がかなり薄まってしまっていて、ちょっと損をしているな……というのがファーストインプレッション。スタイリッシュでメッチャカッコいいデザインだけに残念だ。
セットアップを終え、最初に感じたことはスピーカーの音の良さ。YouTubeを観て音が聞き取りやすくてビックリした。そりゃ、比較対象がiPhone7だから全てが劇的に進化していて当然ちゃ当然だが、明らかに動画の声や音が聞き取りやすくなっていて、この違いはハッキリと体感することができた(もちろん筆者の主観)。
それ以外については、新型とはいえ、基本的にiPhoneには違わないので、特別使い方が大きく変わったわけでもなく、魅力について特筆することがないというのが正直なところ。
むしろ、タッチIDがないことへの不満など、ネガティブな印象のほうが際立っている状況だ(苦笑)
とはいえ、テクノロジーの進化と共に小型化されていく工業製品の本来の流れとは逆行し、年々ビッグサイズへと進化し続けるスマホ市場において、遂にきたコンパクト化は、これだけでも購入する価値がある。それが従来のモデル(iPhone7やiPhone se第二世代など)よりも画面サイズが変わらないどころか、大きくなっている(iPhone7は4.7インチ、iPhone12 miniは5.4インチ)となれば尚更だ。筆者自身ももちろん、買って後悔はしてないし、満足している。
軽いのも魅力! 欲を言えば、もう二回りコンパクトサイズが理想系!?
先述したように、今現在、一番コンパクトなiPhoneだからこそ、iPhoneユーザーなら買う価値がある。軽いしね!
ただね……欲を言えば、このミニでもデカイのよ。「iPhone 12 mini」を片手で持って、持ち替えをせずに画面の左上(右手の場合)を親指でスマートに押せる人 (簡易アクセス機能を使えという突っ込みはなしで)がどれだけいるのだろうか? モニターのサイズを大きくしたい気持ちもわかるが、ラインナップ(バリエーション)の一つとしてミニを謳うからにはもっと小さく、それこそ「iPhone 4」のサイズ感に戻ってくれるとベストだったと思うのだが……。
スマートフォン=その名の通りベースは電話(ケータイ)であるにも関わらず大画面化していったスマホ。体が大きく、手が大きい外国人ならまだしも、小柄な体型が多い日本人にとって、スマホの大型化は手のひらのサイズ感に合うはずもなく、スマホをしっかり握れない、その結果スマホを意図せず落としてしまう……。もちろん、サイズのミスマッチがスマホを落とす要因の全てではないけれど、一つの原因であることは事実だろう。そういった観点からも今後、「iPhone 12 mini」を超える、さらにコンパクトで、日本人の手に馴染むサイズ感のスマホが登場することに期待したい。
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